中央教育審議会青少年・スポーツ部会のヒアリング対象に(12/15)
中央教育審議会には,
・義務教育特別部会
・教育制度分科会
・生涯学習分科会
・初等中等教育分科会
・大学分科会
・スポーツ・青少年分科会
がある。それぞれの分科会は,割と大きな桁で審議をしていて,その下にある部会が具体的な審議をしている。たとえば初等中等教育分科会の下には,さらに教員養成や行財政,教育課程部会,特別支援教育部会などがある。さらにそのうちの教育課程部会の下に,ぼくが所属する「豊かな心をはぐくむ教育の在り方に関する専門部会」をはじめ,いろいろな専門部会があるというわけだ。
一番上の桁である分科会の1つ「スポーツ・青少年分科会」では,青少年の健全育成に対する審議が常々行われていた。このたび,メディアの影響に関して,専門家を招聘してヒアリングが行われるとのことで,坂元章教授@お茶の水女子大,佐々木教授@国際基督教大,そして残りの1人のヒアリング対象にぼくが選ばれた。正直,ぼくはメディア論そのものの研究者ではないし,重責なのでずいぶん逡巡したが,学校教育の所轄以外の人たちに,学校での児童生徒の現状,教員の取り組みの現状と課題などについてわかってもらえるよいチャンスだと思って引き受けることにした。
発表した内容は,「インターネット・ケータイに関する子ども・家庭・学校の実態」。いくつかの調査を引きながら,1)子どもがメディアを使うとき,その周辺にいる大人の役割が極めて重要だという前提の上で,2)子どもはすでにメディアに十分に浸っているというデータを示し,3)保護者はまだ知識の習得が未然であり,4)学校でも教員は授業実践をほとんど行っていない,5)よって子どもたちの周りの大人は役割を果たし切れておらず,子どもたちは野放しである,ということを報告した。たくさんの質問をいただいたが,特にその中に「学校現場の現状でこれらの教育を行うにはどうすればよいか」というものがあり,「学習指導要領への記載」を,国語・社会・道徳を例示しながら提案してきた。
それにしても大きな仕事。疲れました。はい。
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