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ソウル出張2日目(6/20)

Seoul5Seoul607:00朝食ミーティング。08:00からセッション開始。
最初は,韓国教育省副大臣のMr.Jong Seo Leeによる教育の情報化についてのスピーチ。
次は世界企業Intelの教育部門長Ms.Brendaによるスピーチ。その後,SRIのDr.Robert Kozmaによる「Building Competitiveness by Transforming Education」というキーノートスピーチ1。「21世紀型学力」について,問題解決力や人間関係調整力のほか,「ICT活用能力」と「情報マネジメント力」を区別して語っていたのが日本の情報教育のスキームと近くて印象的だった。次の企業講演では「かつては10年で情報量が2倍になると言われていたが,今は18ヶ月で2倍になっている」という言葉が印象的だった。キーノートスピーチ2はUNESCOのMr.Aran Jolliffe。開発途上国でもteacher-centeredからlearner-centeredにシフトしなければ21世紀型学力は身に付かないという講演だった。「その2つのバランスこそが重要なのでは?」と質問した。
Korea午後のワークショップでは,「Visual Ranking Tool」を用いて,11個の項目の優先順位を各国でディスカッションして決定,それを近隣諸国と比較して差異について議論するというものだった。教育の情報化が大成功しつつある韓国と日本の優先順位は,予算執行の仕組み以外はほぼ一致していることにある意味の衝撃を受けた。つまり,大事なことが何かということの順序づけに間違いはないんだけども,それを実施していく際の国としての予算の仕組みが日本のボトルネックだということがクリアになったということだ。国の仕組みは,ぼくなどが簡単に変えられるものではないので,さてこの仕組みの中でどうしていけばいいかとちょっと途方に暮れた。
Seoul7Seoul8夕方は,reflectionやreportのあと,屋外でディナー。日本の現状について30分ほどヒアリングを受ける。ワークショップで明らかになったような仕組みの話をしたり,教員研修の改善案について伝えたものの,諸外国から見れば「どうして日本はそんなにややこしい仕組みなの?大切なことならもっとストレートにやればいいのに」のような反応で,そりゃそう思うよなと感じつつも,この閉塞感は日本独特のものなんだと再認識。

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コメント

関です。
日本は今、「予算の仕組み」「予算執行の仕組み」が変ですよね。
「一番大切なこと(例えば教育)を、一番大切にする」という基本的なことがストレートにできていないように感じています。

「目的(例えば、教育を改善する)に対して立てた、目標(例えば、PC1台あたりの児童・生徒数)が目的になってしまって、本来の目的を途中で忘れてしまっている」などです。

閉塞感に負けないで、どうか闘ってください。応援しています。

投稿: 関 幸一 | 2006年6月26日 (月) 05時30分

訂正
profesional → professional
dviding → driving
improvwment → improvement
失礼しました

投稿: りん | 2006年6月25日 (日) 20時32分

ちなみに人力文字認識の結果なんですが…

- Other critical factor to your country [please describe in comment
field]
- Ensure curriculum standards support critical thinking with open-ended
questions.
- Change standardized test to measure critical thinking / performance
of 21C skills.
- Create in-service teacher certifications requesting 21C teaching
capabilities.
- Promote 21C leadership in-training and certification for principals
- Accredit any pre-service institutions that ensure new teachers with
21C skills.
- Create profesional development plans and policies for 21st century
teachers.
- Develop a technology plan dviding systematic / equitable use of
computers in school.
- Develop public private partnership for school improvwment and change.

という感じです。ああ目が疲れました。

投稿: りん | 2006年6月25日 (日) 20時27分

堀田先生,韓国お疲れさまでした。
Visual Ranking Toolに入力された11項目に興味があったので,一生懸命に目をこらして人力文字認識してみたんですがギブアップ。お時間ある時に教えてください。

投稿: りん | 2006年6月25日 (日) 19時26分

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