ソウル視察2日目(12/5)
07:45近くのスタバで朝食。09:00ホテル発。大使館の車で,10:00バンベ中学校。ICTを使って効率よく情報を提示して教える理科の授業を見た。授業の週末には定着テスト,同じ教材やテストが学校のWebサイトからいつでも取り出せるe-Learningできる環境が整っていた。日本でいえば「教え込み」に近い授業かも知れないけど,逆に日本では「教え込めていない」のかもと思った。ICTを活用し,指導力の高い教師がきっちりと教える。そのことの大切さを再確認した。今回活用していたデジタル教材は教員の自作で,韓国ではそれをKERIS主導でコンテストをし,共有化する仕組みを持っている。管理職への道はポイント制になっていて,コンテスト入選はその中でもポイントの高いものだ。
昼食後,ソウル市外へ移動のため余裕を持った時程になっていた。現地での大使館の運転手の方が,次の訪問先のすぐそばの有名な世界遺産「昌徳宮」に連れて行ってくれた。ここは「チャングムの誓い」のロケ地でもある。
15:00京畿道教育庁。韓国にある16の道(日本で言えば県)の最大の自治体。教育の情報化にも力が入っていた。特に校務の情報化システムNEISは,全児童生徒の学籍・成績情報が700台のサーバーでDB化されていた。セキュリティをしっかりと保った上での業務の効率化。それによる教員の負担軽減。少しドライとも思える韓国の政策は,日本の,どこか甘えた感じを払拭する必要を感じさせた。海外を訪問し帰国する際にいつも思う「これからぼくに何ができるだろう」という焦燥感が,今回もまたわき起こった。
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