2006年の自己評価(政策編)
2006年の最大の変化は,4月から文部科学省初等中等教育局情報教育参事官付で参与という職位で併任勤務したことだ。これまでも文部科学省の政策会議・検討会はいくつもお手伝いしてきたが,初めて内部に入り,行政の苦労というのを体験した。1つの会議のためにどれだけの準備がなされているか,1つの文章を何度吟味するか。ほんとうにいい勉強になっているし,深くお世話になっている嶋貫参事官,坂中情報教育調整官,大塚情報教育係長,高井情報網整備係長,細野係員,志儀調査員ほか,研究生や事務補佐の方々に感謝したい。
併任にあたり,中教審委員を除くすべての検討会の委員は辞退することになり,事務局としてお手伝いすることとなった。
特に,「教員のICT活用指導力の基準の具体化・明確化に関する検討会」は,ぼくの研究内容ともぴったり一致するもので,これが政策としてしっかりと機能していくように腐心した。「地域・学校の特色等を活かしたICT環境活用先進事例に関する調査研究」は,今後の政策の方向感を占う研究なので,韓国・英国の視察に同行した。「校務情報化の現状と今後の在り方に関する研究」にも何度も出席した。3月には「IT活用による学力向上の証し」の成果報告会が行われ,パネリストとして登壇した。その他,「ICT活用重点促進事業」などの会議に立ち合うこともあった。いずれも,委員の人選の助言をしたり,座長や主査の方々と方向感を調整したり,事務局としての資料の事前準備にあたったりするなど,裏方の苦労を知ることになった。
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コメント
教員のICT活用指導力の基準の具体化・明確化には,大いに期待しています。教科でのICT能力を高めるために,現場では何をすればいいかが明確になっていると,校内研修で活用できるからです。
「自己変革への道」はリニューアルして「続・自己変革への道」として継続していきたいと思いますので,よろしくお願いします。
投稿: adaken | 2007年1月 1日 (月) 23時59分