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中教審「豊かな心をはぐくむ教育の在り方に関する専門部会」(8/23)

教育基本法のあと,教育関連三法が国会通過してから,中央教育審議会が久しぶりに活性化している。ぼくが所属する「豊かな心をはぐくむ教育の在り方に関する専門部会」も,すでに第4期になっている。第3期で,およそ内容の確定まで近づいていたが,1年間の停止期間があったので,今一度,その最終調整に入ったというところ。道徳および特別活動が主な守備範囲なので,道徳心をどう育てるか,体験的活動をどう充足させるかという話が中心になる。ぼくは,メディア・情報教育の立場から選ばれたメンバーなので,その面から意見を言うのが仕事。今回については,次のような意見を述べた。

ネットの普及により,ネットいじめ,ネット依存・不安など,子どもたちの心や関係に変化が起きている。これらに対応するために,最終的に子どもたちに育てるべきは,まさに豊かな心情や体験,相手を思いやる気持ちなどである。したがって,道徳や特別活動には大きく期待するところであるが,無視できないことが1つある。ネットは,豊かな心情や体験,相手を思いやる気持ちなどを"阻害する方向"にし向けてしまいがちであるという事実を,子どもたちにしっかりと教育しておくべきだということだ。高校には教科「情報」が,中学には技術科「情報とコンピュータ」があるが,小学校には特定の教科・領域はない。10年前には「ネットいじめ」などの用語は存在しなかったことを考えると,これから10年使われる学習指導要領に何の記載もなかったら,学校は子どもたちに教える場を作ることができない。道徳・特別活動に限らず,学習指導要領のどこかに,ネットの特性を理解させるという記述を盛り込んでほしい。
果たしてこの意見が通るかどうかはわからない。しかし,とにかくここでぼくにできることは,一委員として意見を述べることだけだ。

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「政策」カテゴリの記事

コメント

 堀田先生、昨年参事官付きでお世話になりました新潟市教委の間嶋です。ブログの方はときどき拝見させてもらっています。
 確か七月頃、堀田先生と一緒に作業(?)させてもらったことが懐かしく思い出されます。
 新潟市も今年から五年計画で教職員用PCの整備があります。やっぱり1年目の大変さを今ヒシヒシと感じています。指導要領がどうなっていくのか、とても楽しみにしています。
 

投稿: 間嶋哲 | 2007年8月31日 (金) 23時18分

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