ICT活用指導力に対するステレオタイプな誤解
某所から紹介してもらったこんな記事。この新聞社がどうのこうのというつもりはないけど,典型的な誤解記事だなと思った。こういう誤解はどうやったら無くなるんだろうな。
> 半数の先生はコンピューターが苦手?―。
> 指導する側がコンピューターを不得意としている現状が浮かび上がった。
→「ICT活用指導力」は,教員のコンピュータの操作能力の話でもコンピュータのことを教える能力だけでもないんだけどな。記者の認識の問題だな。
> (県教委は)授業などで役立つ操作を指導し、ICTに強い教員を増やしたい考えだ。
→この教育委員会の研修は○なのに,「ICTに強い教員を増やす」という風に記者に見えているのが悲しい。
> 八戸市の中学校の男性教頭は「生徒は先生に習わなくても、コンピューターの使い方をゲーム感覚で覚えてしまう」と楽観的。
→これは別に楽観的な話ではないと思う。記者が,生徒にコンピュータの操作を覚えさせるためと思っているからこういう文脈になるのか。
> 女性教諭の一人は「パソコンができる先生がいると頼もしい」としながらも、「授業で使う分には高いレベルを目指そうとは思わない」と深刻にとらえていない様子だ。
→この女性教諭の声も普通だと思う。授業で使うためにはICTの高度な使い方は不要だし。でもこれを「深刻にとらえていない」と見る記者はいかがなものか。
> 県教委は「コンピューターに詳しいのは理想的だが、あくまでも道具の一つ。ICT活用ばかりに傾倒し、授業自体がおろそかになるようであれば本末転倒だ」と強調、効率良いICTの活用を勧めている。
→「ICT活用ばかりに傾倒し,授業自体がおろそかになる」という話は,一体どこから出てきたのか・・・ICT活用指導力の定義がわかっていない県教委のコメントとしか思えない。
新聞記事には,記者や,記者が(たまたま)ヒアリングした人の理解度や思いこみが入り込む。冷静に読む必要がある。
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