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宮城県登米市立北方小公開研(9/28)

Kita1Kita2Kita3宮城県登米市立北方小学校の公開研。3年間の文部科学省学力向上研究指定の3年目の最終発表。参加はちょうど200名。同じ研究指定の近隣の学校の最終発表が約50名の集客というから,この地区でこの人数を集めた公開研は大成功の部類と言っていい。
本日現在,全校児童数221名,教員は10名ほど。5校時に全学級公開授業。しかもその後の協議会でのポスターセッションは全教員が登板。学校の体制の関係で全学級公開はできないという学校が多いけど,本気の学校ならちゃんとここまでできる。講師2名を含む教員たちが全員ICT活用の公開授業をし,しかも普段からICTを気楽に使っている様子がよくわかる授業だった。当校はICT活用だけを研究しているのではない。発問・指示,ノート指導,学習規律の確立,家庭との連携。これらが合わさっての研究の成果として,学力調査の経年変化が発表された。学力テストの全国平均をはるか下回っていた当校が,2年かけて全国平均をほぼどの学年も超えている現実の提示には説得力があった。ぼくの講演は予定の60分を5分超えてしまった。反省。しかし,2年半かけてお手伝いしてきた当校の取り組みの価値,すなわち特別の人たちだけでなくすべての教員がICTを活用した授業改善を行う公開研の意味は伝わったと思う。全聴衆が真剣に聴いてくれたし,教育委員会の人たちもたくさんメモをとっていたのが印象的だった。
参観者200名のうちの1割ほどは,情報教育をがんばっている全国の先生たちだった。研究主任としてがんばっている山脇君@鳥取が真剣に参観していた。感想はブログに書かれている(12345)。佐藤さん@岩手も参観し,ブログに感想を上げている。竹田さん@山形も同様。笹原さんはこちら。みんな視点が少しずつ違うけど,総じてよい評価だ。皆川くん本人の振り返りはここ
北方小のすべての先生方の努力と,伊藤校長(前・佐々木校長)のリーダーシップ,そして研究主任として自費で勉強したことを惜しみなく学校研究に投じた皆川研究主任に拍手を送りたい。おつかれさまでした。

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コメント

皆川です。このような研究会ができたのは,堀田先生が支えてくださったからに他なりません。この2年半の北方小の変容は本当に大きいです。ここがゴールではなく,「これから」を大事にしていきます。ありがとうございました。

投稿: みなかん | 2007年9月30日 (日) 08時38分

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