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2007年9月

学校図書館セミナー・静岡(11/3)

学校図書館実践研究会・静岡は,図書館教育や情報活用スキルに興味を持った先生たちの自主研。周囲の先生方の役に立とうと,手弁当でセミナーを実施している。先に出版された『学校図書館で育む情報リテラシー -すぐ実践できる小学校の情報活用スキル-』も,彼らがメイン執筆者だ。
同様の取り組みをやっている地区は決して多くない。しかし,がんばっている人たちの様子を見て刺激を受けたり,地域は離れていても「つながっている」ことによって,みんながんばることができると思う。第3回セミナーは以下の通り。ぼくは講演を担当する。参加方法の詳細はこのファイルにある。一般公開されているので,参加してみてはどうだろうか。なんと当日は,静岡市の最大イベントである「大道芸ワールドカップ」の日らしいけど。

第3回 学校図書館セミナー・静岡

テーマ 子どもが情報活用スキル(調べる力)を身につけるには
主催  学校図書館実践研究会・静岡
開催日 2007年11月3日(土)14:00-16:00
会場  静岡音楽館AOI 7F講堂 静岡駅北口西へ徒歩1分
参加費 500円(会場費など)
定員  定員80名
プログラム:
1)学校紹介(静岡市立千代田小学校)
2)司書教諭資格取得講習会報告『情報メディアの活用』報告
3)模擬授業
  「写真で記録する」・・デジタルカメラでの記録の仕方を教えます
  「書名を記録する」・・確実な情報を得る方法を教えます
4)講演『情報教育の基礎体験としての図書館教育への期待』

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目黒区立原町小公開研案内(10/26)

10月26日(金)に行われる,目黒区立原町小の公開研案内がここに掲載(pdf)された。全学級公開で,教科,情報A,情報Bの3つの研究領域で構成されている。都心近くでの情報教育・ICT活用の公開はそう多くない。ぜひ参観されてはどうだろうか。

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メディつき実践研究会(9/29)

メディアとのつきあい方学習実践研究会。この団体は,高橋さん@岡山を中心とするメンバーの,手弁当による研究会だ。ジャストシステムで行うメディつきセミナーのスタッフとして働いてもらうことが多いので,そのための会議が割合的に多くなるんだけど,本来は一人一人のメディつき実践の議論をする会。この日の学習会は,その観点で,とてもいい議論ができた。

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実物投影機活用実践プロジェクト会議(9/29)

Elmo2Elmo1エルモ社との共同研究。30余名が出席。驚くほどの実践場面が集まっている。このプロジェクトは,研修型会議というのを模索しているんだけど,これがなかなかよい感じ。実物投影機の使い勝手トークについても,会社側の満足が得られるものになったように思う。

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宮城県登米市立北方小公開研(9/28)

Kita1Kita2Kita3宮城県登米市立北方小学校の公開研。3年間の文部科学省学力向上研究指定の3年目の最終発表。参加はちょうど200名。同じ研究指定の近隣の学校の最終発表が約50名の集客というから,この地区でこの人数を集めた公開研は大成功の部類と言っていい。
本日現在,全校児童数221名,教員は10名ほど。5校時に全学級公開授業。しかもその後の協議会でのポスターセッションは全教員が登板。学校の体制の関係で全学級公開はできないという学校が多いけど,本気の学校ならちゃんとここまでできる。講師2名を含む教員たちが全員ICT活用の公開授業をし,しかも普段からICTを気楽に使っている様子がよくわかる授業だった。当校はICT活用だけを研究しているのではない。発問・指示,ノート指導,学習規律の確立,家庭との連携。これらが合わさっての研究の成果として,学力調査の経年変化が発表された。学力テストの全国平均をはるか下回っていた当校が,2年かけて全国平均をほぼどの学年も超えている現実の提示には説得力があった。ぼくの講演は予定の60分を5分超えてしまった。反省。しかし,2年半かけてお手伝いしてきた当校の取り組みの価値,すなわち特別の人たちだけでなくすべての教員がICTを活用した授業改善を行う公開研の意味は伝わったと思う。全聴衆が真剣に聴いてくれたし,教育委員会の人たちもたくさんメモをとっていたのが印象的だった。
参観者200名のうちの1割ほどは,情報教育をがんばっている全国の先生たちだった。研究主任としてがんばっている山脇君@鳥取が真剣に参観していた。感想はブログに書かれている(12345)。佐藤さん@岩手も参観し,ブログに感想を上げている。竹田さん@山形も同様。笹原さんはこちら。みんな視点が少しずつ違うけど,総じてよい評価だ。皆川くん本人の振り返りはここ
北方小のすべての先生方の努力と,伊藤校長(前・佐々木校長)のリーダーシップ,そして研究主任として自費で勉強したことを惜しみなく学校研究に投じた皆川研究主任に拍手を送りたい。おつかれさまでした。

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目黒区立原町小校内研(9/27)

Hara1Hara2Hara3目黒区立原町小の校内研。今日は全教員が研究授業をし,保護者にも公開した。ぼくは全教員の授業を参観し,協議会で1つ1つコメント。公開研までの残り1ヶ月でやるべきことを示した。2学期制の当校は,この日は諸帳簿提出前日。なのに全教員が研究授業をするという気合いの入りよう。みんなの真剣さが伝わってきた。ぼくも精一杯応援しよう。

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仙台市教育センターで講演(9/26)

Sendai朝の新幹線で仙台へ。12:30に到着して伊達の牛タン定食(うま)。
仙台市教育センターでの講演は,昨年度に引き続いて2回目。内容を変えることにして準備をしておいてよかった。食いつきもとてもよかった。
終了後,センターや仙台の先生方と一献。中座して新幹線。

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中教審教育課程部会(9/25)

3日間の学会明けでしんどかったけど,中教審教育課程部会を傍聴。この日は産業教育の審議があったこともあり,参事官付の多くのメンバーが傍聴した。専門部会での審議報告が相次ぐため,09:00-12:00の3時間の長丁場。梶田委員長の裁きは見事だった。安倍内閣総辞職,福田首相誕生,組閣によって文部科学大臣が入れ替わるということもあり,前倒しで11:45に終了。
午後はNIMEに勤務。やることがたーくさん(泣)。

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日本教育工学会3日目(9/24)

P1020485日本教育工学会3日目。昨日同様,ホテルからみんなでタクシーで移動。会場に到着してポスターセッションの準備。ぼくは「デジタルコンテンツへのリンクのための教科書記述の基礎的分析」でポスター。現場教員や教科書会社が聞きに来てくれた。
お昼は大会企画委員会。木原委員長のもと総括が行われた。木原さん,ほんとうにおつかれさま。
午後は課題研究。ぼくは中橋君@福山大と,「K-7:情報教育カリキュラムの再検討-新学習指導要領・情報モラル教育の重点化を受けて-」を担当。司会は中橋君に任せ,指定討論風の役をした。西之園先生や赤堀先生など大御所にご発言いただき恐縮した。情報モラルの実践上の課題や方向が見えてきたと思う。
終了後,長いバスの列に並び,西武池袋線で帰京した。たった3日間だけど,全エネルギーを使い果たしたような感じで,へろへろになった。

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日本教育工学会2日目(9/23)

日本教育工学会2日目。朝から研究会会計の引き継ぎのためのコンビニに出かけてお金の準備。ホテルからみんなでタクシーで移動。いい場所の宿だった。
09:30から一般研究「2a-111:授業設計・実践(3)」に参加。ポスターセッションも見たかったんだけど,実践研究を盛り上げるのも大事だと思い,たくさんコメントをする役に徹する。皆川君,佐藤さんがぼくと連名発表。
12:30から理事・評議員会。研究会委員長として,また特集号編集委員会委員長として,アナウンス役をする。
14:00全体会。稲垣君@東北学院大に論文賞が贈られた。
SympoJset1Jset2午後は全体会後のシンポジウム2「教育工学研究に望まれる方法論−実践・政策・市場原理を踏まえたデザイン− 」に登壇。ぼくの役割は,行政の体験をした研究者としての立場だったので,「教育行政の立場から寄せられる教育工学研究への期待」という報告をした。主張は以下の通り。

・地方の時代が進行しているという行政の現実を知ってほしい
・今,一番支援すべきは,地方の教育委員会だ
・学会に要求されるのは,①エビデンス,②モデル,③見通し
・異立場の事情を了解しながら進めていくようにしたい

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日本教育工学会1日目(9/22)

日本教育工学会の今年度の大会は早稲田大学。といっても,人間科学部のある所沢キャンパスだ。所沢キャンパスには,スポーツ科学部もある。ハンカチ王子とか,卓球の愛ちゃんとかがいるキャンパスだ。見てないけど。
学会は3日間。ぼくは富山大学時代の1999年に会場担当を仕切ったことがあるけど,のべ1,000名以上が入る学会の運営は極めてたいへんだ。だから,会場校の気苦労はよくわかる。早稲田大学のみなさんはとても紳士的で,学生アルバイトも含めきびきび動いていてたいへん印象がよかった。受付も新システムになり,とても順調に動いていたように感じた。大会運営としては大成功だと思った。
大会の中身は大会企画委員会の所掌だ。今年度の大会企画委員会委員長は木原さん。会場校との連携も含め,これまた見事な運営だった。
研究発表をすべて聞くわけにはいかなかったが,全体として実践の発表が多くなっているように思った。実践と言っても,必ずしも学校現場に限ったことではない。そのことがすばらしいと思った。ぼくは学校教育しかわからないけど,さまざまな文脈に学習や教育の実践はあるはずであり,それらが実践研究としてダイナミックに検討されていることをおもしろく感じた。
ぼくはといえば,研究会委員会の会計の引き継ぎとか,運営下打ち合わせとか,お昼には公式の研究会委員会を実施したり,新プロジェクトの打ち合わせをしたりなど,何かとばたばたしてしまった。夜は夜で某重要会議があり,さらに電車が人身事故で止まっていたりして,夜中まで散々だった。
2日目は理事会があったり,連名発表がいくつかあったりするけど,懇親会前のシンポジウム2に登板するのが最大の仕事。しかも今回はいつもと違う役回りなので,うまくできるかどうかかなり不安。

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JSET研究会に論文提出(9/20)

10月20日(土)に同志社女子大で行われる日本教育工学会研究会「デジタルコンテンツの教育活用と授業デザイン/一般」で発表する論文を提出した。今回書いたのは以下の通り。

フラッシュ型教材を収集・提供するWebサイトの開発
堀田龍也・高橋純・三好亜理紗・平山栄一・村上守・川澤和成

Microsoft PowerPoint形式(以下,ppt形式)で作成され,教員が簡単に作成・修正が可能なフラッシュ型教材を収集・提供するWebサイト ”e-Teachers” を開発した。”e-Teachers” は教員が実名で登録する会員制のコミュニティ向け情報提供Webサイトである。フラッシュ型教材を学年や教科で選んでダウンロードすることができ,会員が作成したフラッシュ型教材を登録できる。提示順序や提示スピードなどを自由に設定することができるフラッシュ型教材専用ビューアをダウンロードできる。2007年9月20日現在,約1,000名の会員により約860本のフラッシュ型教材が提供されている。会員を対象としたメールマガジンを発行し,一般公開のセミナーを実施している。


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学研NEWインタビュー(9/21)

学研NEW11月号の特集「今,子どもたちに教えたい情報収集術」の取材。図書館教育の専門家,調べ学習の実践家(=塩谷さん)の報告を受け,そもそも「調べるって何をすることなの?」のようなことを深め,情報を活用するということを今一度立ち止まって考え直すよう水を向けるのがぼくの役目。
インタビューは文部科学省のすぐ隣で行われた。おかげで,ぼくは省からちょっくら出かけて,終了後,省に戻ることができた。

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中教審「豊かな心」専門部会(9/20)

道徳の記述に何とか「情報モラル」が入らないものかと,委員の1人として腐心してきた。内容としてというより配慮事項としてでいい。

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「ニコニコ45分」リニューアル

エルモ社との共同研究による実践場面サイト「ニコニコ45分」がリニューアル

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教育家庭新聞にフラッシュ型教材活用セミナー記事(9/20)

かつて「フラッシュ型教材を無料で配信」という記事が出たが,今度はセミナー実施の記事。セミナーの様子をよくとらえている。

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松戸市立馬橋小校内研(9/19)

Maba1Maba2Maba3公開研を2ヶ月後に控えて,2学期最初の実践公開。当日の実践をイメージし,別の教科等で鍛えている学習活動を行う授業を実施。どの学級も力がついてきたし,どの先生も目の色が変わってきた。いい傾向。あとは理論武装。がんばれ田村研究主任。

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JAET先導的プロジェクト会議(9/17)

JAET先導的プロジェクトのうち,日本の校長研修についての会議がJAPETで行われた。木原座長が仕切り。各教育委員会から有能な人たちが来ているのでささっと進行。

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わくわく授業・塩谷実践(9/16)

NHK「わくわく授業」で,塩谷さんの実践が放映。情報教育の本質を考えるのに特に優れた授業だったと思う。

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NIME先導的プロジェクト会議(9/16)

竹橋で会議。関係者が一堂に会する。清水理事長の仕切りで,前倒しでつつがなく進む。ぼくが仕込んだ提案文書が役立ってよかった。

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日本教育工学会理事会(9/15)

JSET編集委員会,理事会。編集委員会では特集号の委員長になってしまった・・・。理事会は研究会委員長としての提案。

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「わくわく授業」に塩谷さん(9/16)

NHK教育「わくわく授業 ~わたしの教え方~」に塩谷さん@静岡市立森下小が出演する。詳細は以下の通り。

<放送日時>
2007年9月16日(日)午後7:00~7:30 NHK教育テレビ
2007年9月22日(土)午前1:05~1:35 NHK教育テレビ ※金曜深夜

<タイトル>
「ホントの人口は何人なの!? ~塩谷京子先生の情報教育~」

<内容>
小学5年生の「総合」の授業。
百科事典そしてデータ集・資料集など、“本”を使って必要な情報をたぐりよせていくことによって「情報とは」を実践的に学ぶ授業です。

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Netモラル教材受賞祝(9/14)

広島教販のNetモラル教材が,「2007年優秀映像教材選奨」でコンピュータソフトウェアの部の優秀作品賞を受賞。曽川さん,開発にあたった新川さんとお祝。

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シャングリラIII(9/13)

200709131849000ユーミンのシャングリラIIIを見に,代々木体育館に出かける。ぼくの教養師匠の箕輪さんがチケットを確保してくれた。ぼくは学生時代以降,芸能人のコンサートには行ったことがなかった。
噂に聞いたシャングリラIIIは,コンサートかサーカスかというものだった。特に照明がものすごく演出効果を高めていた。ユーミンというエンターテインメントの「巨人」のパフォーマンス・デザインを体感し,いろいろなことを考えた。
大きなインスピレーションを受けた。箕輪師匠,ありがとうございました。

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NIME先導的プロジェクト収録2回目(9/13)

文科省「先導的教育情報化推進プログラム」でNIMEが担当する「教員のICT活用指導力とICT操作スキルの向上プロジェクトの推進と評価」のためのWeb学習システム用ビデオ収録2日目。教員のICT活用指導力のチェックリストのDとEの小項目6本分の収録が完了。

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世田谷区小教研情報教育部会(9/12)

Setajo世田谷区の情報教育部会が,弦巻小校内研とタイアップして行った授業公開。授業者は一生懸命やった。努力の跡があった。残念なことは,情報教育部会のテーマは情報活用能力の育成であり,弦巻小のテーマはICT活用であるため,その両方をどこまでねらうかというあたりの詳細な調整に欠けていたところか。

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登米市立北方小公開研(9/28)

9月28日(金)午後に行われる,宮城県登米市立北方小学校(文部科学省「確かな学力育成のための実践研究事業」指定校)の公開研の案内が公開されて1ヶ月。すでに100名を越える参加希望が全国から寄せられているとのこと。
必ずしも交通の便のよいところではない当校に,これだけたくさんの方が参観希望するということは,ICT活用を学校ぐるみで,学力向上の文科省指定校として行っている学校が少ないことを意味する。先生方が手弁当で行うポスターセッションも見ものだ。発表形態を工夫していることがわかるだろう。
最終年度の発表会,同様の研究を指向している学校からはぜひこの機会に参観してもらいたい。企業人の参加もOKとなっている。

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世田谷区ICT活用授業研究会(9/10)

Meister0709世田谷区ICT活用授業研究会(通称:ICTマイスター研修会)が,世田谷区立弦巻小学校で行われた。今日はマイスター全員が1人3分で実践を報告。報告する実践は,①最近の実践,②広める活動の2つ。しかし,しっかり3分を守れた人もいる反面,だらだらと全体の時間を使ってしまう人も。最後のぼくのコメントは15分で終わることに。教員の時間感覚,何とかならないものか。せっかく発表内容はいいのに,最低限のルールが守れないというのは情けない気持ちにさえなる。

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ワークショップの手順を公開(9/10)

9/1に「フラッシュ型教材活用セミナー」が行われた。この日,ぼくはフラッシュ型教材を作成する初期体験のワークショップを行った。このときに使ったスライドそのものや,実際にした発問・指示・リアクションのなどをチエルが記録し,まとめてくれた。ぜひ多くの人に知ってもらいたいと考え,CHIeru.e-TeachersのWebサイトで公開することにした。
CHIeru.e-Teachersに会員登録をしている人は誰でも見ることができる。ちなみに会員登録は学校関係者・教育委員会関係者に限っているけど,無料。

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ICCEでの発表スケジュール(11/7-9)

セッション編成が発表になる。ぼくは11/8の夕方,Teacher EducationのセッションでTeacher's Desktopについて発表。

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NIME先導的プロジェクト収録開始(9/6)

文部科学省の平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」採択された14団体のうち1つにメディア教育開発センター(NIME)がある。テーマは「教員のICT活用指導力とICT操作スキルの向上プロジェクトの推進と評価」。教員のICT活用指導力向上のための総合的なWeb学習システムの開発を目指している。1年目の今年度は,指導用ビデオ学習モジュール,解説付研修実践事例データベースの開発を行う。要は,ビデオコンテンツで解説や事例紹介を行うような教員向けe-Learningシステムの開発である。
今年度は100本近い3分程度のビデオを収録する予定。その先駆けに,ぼくが5本を収録した。内容はICT活用指導力の5カテゴリの解説。元NHKから元NIME勤務だった高津先生をディレクターにお迎えし,NIMEスタッフに囲まれて,新スタジオでの収録となった。最初ということで決めごとが多く,なかなか進まなかったけど,とりあえずは5本終わってホッとした。
早ければ秋には暫定版が公開される予定。

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機器の進化が変える意識

ぼくが電子メールを始めたのが1986年。もう20年以上が経過した。その頃は,モデムやカプラが不可欠で,ボーレートみたいな言葉がわからないと利用は難しく,ISHとかLHarcなどの技術の理解も必要だった。20年経った今,PCやケータイから電子メールをやりとりするのは,誰にでもできる日常的なことになった。
技術は進化する。それはつまり,「誰にでもできる」ようになるということだ。「誰にでもできる」というのは,「誰でも簡単に使える=難しいことはわからなくてよい」ということがまずあり,その後に「生活に根付く=使った方が便利だから当たり前に使う」ということにつながっているのだと思う。
振り返って,授業でのICT活用を考える。
「誰でも簡単に使える=難しいことはわからなくてよい」ようになっているか。今もまだ,ICTの操作は難しいと教員に思われていないか(操作が難しくないものを使えばいいだけの話なのに)。普通の教員には必要のない技術的な話ばかりを指導主事や情報主任がしていないか(言えば言うほど周囲はドン引きなのに)。今の時代,誰もインターネットがつながる仕組みをイチイチ知らなくても使っているのに,わざわざTCP/IPとかを普通の人に教えようとしているのと同じだ。
Jiところが最近,「生活に根付く=使った方が便利だから当たり前に使う」を垣間見ることが時々ある。それは実物投影機の進化によるものだ。かなり小さいものが大きく鮮明に映る。子どもたちの書いたノートも,新聞の小さな字も,大きく映して子どもたちに提示することができる。【実物】投影機だから,教室にある具体的な【実物】を使って教えるという,普段の授業を変える必要がない。多くのベテラン教員が,しかもこれまではICT活用を毛嫌いすらしていた女性教員であっても,「これなら使える」と自腹で購入するのを何度も見かける。これはすごいことだ。少し前の実物投影機では,ピンぼけ感があった。それが解消された途端のことだ。
ぼくが共同研究をしているエルモ社が,この状況を理解してくれ,教員が自腹で購入できるよう,5万円を切る値段で特別に提供してくれる段取りをつけてくれた。ただし今回は,学校として公的に購入する場合は取り扱っていない。あくまで自腹の場合のみ。興味がある方は,氏名・所属をメールで堀田までご連絡を。遠慮する必要はありません。

※誤解の無いように言っておくが,「今の時代,誰もインターネットがつながる仕組みをイチイチ知らなくても使っている」からこそ,学校教育のどこかの段階で,わざわざTCP/IPとかを教える必要があるとぼくは思っている。それは,活用する時に必要なのではなく,「便利な情報社会は仕組みに支えられている」ということをしっかりと身に付けて欲しいと思うからだ。

※さらに誤解の無いように言っておくが,授業で必要なものは公的予算で備えるべきだとぼくは思う。しかし,それを待っていたらいつになるかわからないという自治体の現状において,まずは自腹でも購入し,子どもたちにわかる授業を提供したいという気持ちを持っている教員が多くいるのも事実だ。ぼくは,こういう教員の気持ちを,「授業で必要なものは公的予算で備えるべきだ」というようなあるべきだ論で片付けたくないと思う。たくさんの教員がまずは自分で購入し,授業で使い,子どもも同僚もこれを見て,そしてその効果を実感したら,税金での購入が始まるのだと思う。ラジカセだってそうだったのだから。実際,ぼくの周りで自腹で実物投影機を買う人の多くは,実際に同僚が使っているのを見たという人だ。見たことないものの有効性を論じるから,すぐにあるべきだ論になるのだ。

#ブログに書いたら,さっそくメールで購入希望があった。普段はあんまり連絡しない方々だった。ブログを読んでいただいていることと,遠慮無く申し出ていただいたことをうれしく思った。

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目黒区立原町小校内研(9/5)

Hara1Hara2Hara3目黒区立原町小への2学期1回目の訪問指導。2学期がスタートして間もないが,一部の落ち着きのない子どもたちを除いて,多くの児童に力がついてきているのがわかる。先生たちの努力は実を結んできた。すばらしいと思った。
公開研は10月26日(金)。公開される授業は,ICT活用によるよくわかる授業が3割,基本的な情報活用スキルの徹底の授業が5割,身に付いた情報活用スキルを発揮している授業が2割。その他,子どもたちの日常活動として,デジカメスピーチの様子や,フラッシュ型教材を子どもが自作し学び合っている様子などが公開される予定。

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産経新聞の記事(9/3)

産経新聞の記事(普及遅れるICT教育 構造的に示す“工夫”がカギ)に名前が出た。
ちなみに少し前に別の記事(欧米に遅れる教室IT化 e-黒板、導入進まず)もあった。こちらは名前は出ていないけど,UNIQUEが紹介されている。

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キーボー島利用状況(9/4)

キーボー島アドベンチャーの4年目,2007年度の運用の2学期の状況についてスズキ教育ソフトから連絡があった。(かっこ)内は,2007年度のオープン(つまりゼロスタート)から約1ヶ月後(2007.05.07)の利用状況。

登録学校数 1,156校(544校)
登録教師数 8,349名(7,662名)
登録児童数 130,833名(66,220名)

1年 5,619名(3,269名)
2年 6,588名(4,035名)
3年 16,692名(9,317名)
4年 35,849名(15,568名)
5年 33,852名(17,747名)
6年 32,233名(16,284名)

4年生が指導の「旬」であることがわかる。ご活用いただいているみなさんに感謝します。

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メディつき本の増刷

Mediaメディアとのつきあい方学習」(2004)が在庫切れになり,第2刷となることが決定した。一般の教育関連本よりもずいぶん多い初版冊数だったので,無理だと思っていたんだけども,3年かかって第2刷となったことがうれしい。次なる企画も動き始めた。
このように粛々と広がっている背景には,もちろん昨今の社会事情があるけども,ぼくは「メディアとのつきあい方学習実践研究会」のメンバーの力が大きい。彼らのセミナーはすでに6回実施された。ジャストシステムがずっと支援してくれている。この夏に行われた第6回のセミナーの記録も公開された。村岡さんもこのことをブログに書いてくれた。みなさんに感謝。

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フラッシュ型教材活用セミナー(9/1)

Fl1Fl2Fl3JAPET主催,事務局をチエルが担当した「フラッシュ型教材活用セミナー」が,立正大学を会場に行われた。110名の定員に達するような多くの人が,夏休み最後の週末に,いや,すでに2学期も始まっているところの多い9/1に集まってくれたことが,フラッシュ型教材への理解と可能性を感じさせた。
Fl4Fl5Fl6ぼくの趣旨説明のあと,フラッシュ型教材を使った模擬授業12連発。これは見応えがあった。次にワークショップ。フラッシュ型教材をグループで作成する演習。このワークショップデザインには腐心した。結果,大盛り上がりだった。最後はパネルディスカッション。みんな説得力のある話をしてくれた。
終了後はスタッフ懇親会。楽しい時間を過ごした。成功してよかった。

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JAET先導的SLICT会議(8/31)

文部科学省の平成19年度「先導的教育情報化推進プログラム」採択された14団体のうち1つに日本教育工学協会(JAET)がある。テーマは「管理職のための戦略的ICT研修カリキュラムの開発」。英国にあるSLICT(Strategic Leadership of ICT:ICT活用による戦略的リーダーシップ研修プログラム)をモデルとし,日本型のSLICTを作るプロジェクトだ。
8/31に第1回の会議が行われ,役割分担等の見通しについて山西会長を中心に話し合われた。日本の管理職研修の現状を木原さん@大阪教育大のWGが,英国SLICTの詳細調査を野中さん@和歌山大のWGが,日本版のカリキュラムデザインを南部先生@上越教育大のWGが,研修用コンテンツの集約を黒田さん@富山大のWGが,そして研修の評価を永野先生@聖心女子大と吉崎先生@日本女子大のWGが担当することとなった。

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「学習情報研究」企画会議(8/30)

学情研(財団法人学習ソフトウェア情報研究センター)が発行している機関誌「学習情報研究」の2008年度企画会議が外苑前で行われた。この日の会議で,ぼくは年間6号中2号を担当することになった。1つは情報セキュリティ,1つはICT活用の校内研修。

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中央教育審議会小学校部会(8/30)

中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会小学校部会を傍聴。この部会で初めて,次期学習指導要領における小学校の授業時数や教科等のバランスの提案が行われた。教育基本法,教育関連三法の国会審議が終わり,1年ほどほぼ止まっていた中教審の審議がいきなりラストスパートに入った。すでに新聞報道等されているが(毎日朝日読売),主な点は以下の通り。もちろん,あくまで提案であり,まだ確定ではない。

・年間の総授業時間を低学年70時間,中・高学年35時間増加させる
・低学年では国語・算数・体育が増
・中学年では国語・算数・体育・理科が増,社会が少し増
・高学年では算数・理科が増,社会が少し増
・総合的な学習の時間は年間70時間に削減
・5・6年に年間35時間の英語活動を新設,総合的な学習の時間とは別枠
・英語活動では,国際感覚やコミュニケーション能力の育成も視野に入れる
・増加する授業時間の確保は,週あたりの授業時数増,長期休業の短縮のほか,朝の学習やモジュール学習などを授業時数としてカウント
これで概ね10%の授業時間増となる。授業時間増は30年ぶりのこと。世論はよく,現行学習指導要領の反省や是正という表現を使うが,教育課程の改訂は現行の反省や是正のために行われるのは当たり前であり,今回に限ったことではない。今回の改訂の基本的な考え方は,現行の「生きる力」の育成を引き続き目指すものであり,「ゆとり教育」の理念は継承となる。その達成のための授業時間増と考えられている。
ちなみに中学校でも,同様に授業時間10%増。3年の国語,1・2年の数学,3年の社会(歴史),2・3年の理科,全学年の英語,全学年の保健体育が増えることに,翌日の中学校部会で提案されている。

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教員研修センターとの打合せ(8/30)

つくばの教員研修センターで行われる中央研修(第4回中堅教員研修)で10月31日(水)に講義をする。その打合せのため,豊城主任指導主事がNIMEにお見えになった。カリキュラムによれば,ぼくが担当する情報教育は選択の1つ。受講生は40名ほどということだ。中堅管理職になるミドルリーダーにふさわしい教育の情報化に関する研修を設計しようと思う。

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松戸市立馬橋小校内研(8/29)

松戸市立馬橋小の校内研に出かける。朝から電車が混んでいたり遅れたりして,乗り継ぎがうまくいかずたいへんだった。
11月14日(水)の公開研に向けての学習指導案の検討をした。原町小同様,どの学年もやりたいことのイメージははっきりしてきたが,それぞれの授業提案が,研究全体に十分に位置づけきれていない。これは,1人1人の教員の問題というより,研究推進側がトップダウンで方向感を示せていないことが原因。研究主任がんばれ。

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算数教科書分析プロジェクト(8/28)

KaihinNIMEな1日。清水理事長との打合せ,チエルとのセミナー打合せなどがある中,算数教科書分析プロジェクトの打合せを行う。この日のために,分析した結果を持って富山大の高橋研から井口・吉川がやってきた。また,プロジェクトメンバーの1人の宮本直さんもやってきた。一緒についてきた宮本君とたっくんが遊びに出かけたのち,プロジェクトの打合せをする。長い間,オフラインで続けてきたので,なかなか意思統一ができにくかった内容について,ぼくから方向感を示した。夕飯は海浜幕張のアパホテルのレストラン。

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