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2007年10月

教員研修センター中央研修(10/31)

早朝のつくばエクスプレスに乗ってつくばへ。タクシーで教員研修センター。
今回は,中堅教員の中央研修。全125名が4つの教育課題のうち「あまり得意でないもの」を選択。情報を選択してくれた先生方は小学校14名,中学校20名。どの先生もたいへん優秀で,ディスカッションも深まった。
75分×4コマ。1コマ目は,教育の情報化の概論。各学校の様子を聞きつつ,オリエンテーション。2コマ目は「わかる授業のためのICT活用講座」第1回を視聴してもらい,その後,実物投影機をプロジェクタに接続する演習。すぐに授業場面のディスカッションになる。3コマ目は塩谷さんの「わくわく授業」を視聴してもらい,情報教育の本質についてディスカッション。PC教室に移動し,国の政策等を各自で眺めてもらい解説。4コマ目は校務の情報化。今回は研修対象が中核となる教員ということで,学校経営の視点からの情報化について丁寧に解説した。
前向きな先生方に講義するのはとても楽しかった。もちろん情報が「得意でない人」たちなので,知識不足もある。それでも,内容を自分なりに咀嚼し,自校の課題と照らし合わせて考えようとする意欲を感じた。優秀な教員が全国にはたくさんいる。彼らに教育の情報化の必要性が伝え切れただろうか。そんなことを考えながらつくばエクスプレスで帰京。

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中央研修(情報教育)のためのリンク集(10/31)

1)NHK教育「わかる授業のためのICT活用講座」第1回

2)ICT活用指導力チェックリスト

3)全国のICT活用指導力の平均(速報)

4)NHK教育「わくわく授業:ホントの人口は何人なの!?

5)文部科学省の情報モラルカリキュラム

6)教員研修センターの情報モラル教材

7)校務情報化の現状と今後の在り方

#先生方おつかれさまでした。

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中教審教育課程部会(10/30)

中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会が,審議のまとめの案をほぼfixする日。傍聴者は100名はいたし,TV等のマスコミも多く入った。小学校・中学校・高等学校の教科等別の授業時数がほぼ確定。このあと,いくつかの修文が行われ,総会を通過後,パブリックコメントに向かう。関係の報道は各社それぞれ。

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聖心「教育メディア論」(10/29)

もぐりのみんなと広尾駅で待ち合わせ。今日からゲストトークを交えた講義。「本の読み聞かせをする」として,小谷田さんが情報提供をしてくれた。小谷田さんの読み聞かせに,大学生たちが真剣に食いついていた。終了後は反省会。授業論について議論。

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キッズアドバイザリーボードでプレゼン(10/29)

ドコモグループのキッズアドバイザリーボードは,キッズケータイの発売に合わせてNTTドコモに設置された専門家会議。ぼくは金子郁容氏@慶應義塾大学の後任にあたる。当時のプレスリリースはこちら
Docomo就任依頼からずいぶん時間が経ったが,ようやく日程調整ができて,出席が可能に。NTTドコモのある山王パークタワーは首相官邸の横。すごいビルだった。有名な夏野氏にも会えてちょっと興奮。学校現場から見たキッズケータイや,学校での情報モラル教育の話題をプレゼンテーションした。

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第1回学校のICT化のサポート体制の在り方に関する検討会(10/29)

標記の検討会の第1回は,全委員の出席で行われた。座長には山西先生@富山大,副座長は南部先生@上越教育大が選ばれた。第1回は主旨確認と,各学校へのICT指導員の配置法について,先進事例として,自治体で採用している例(目黒区),ビジネスとして行っている例(アクティブ・ブレインズ),英国の例(野中先生),教育情報化コーディネータ検定試験の例(JAPET森田事務局長)が紹介された。次回は教育CIOについての議論。年末まで2ヶ月であと3回の会議がすでに予定されている。

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放送教育研究会全国大会(10/27)

Nhk0Nhk1放送教育研究会全国大会に出席するため,代々木オリンピックセンターへ。台風で道路が渋滞,タクシーで駆けつけたけども5分遅れ。
到着した時には,全体統括講師の木原さんと,全放連研究部長の田端さんが,全体プレゼン中だった。その後はポスターセッション。なかなか見応えのある,表現の工夫が施されたポスターが多かったが,中には理論と実践のしっかりとした融合を試みていて感心した。投票方式になっていて,ぼくも1票を投じた。
Nhk2Nhk4午後は分科会。稲垣君@東北学院大と一緒に「考える力II」を担当した。報告者は渡邉さん@宮崎,熊谷さん@宮城の2名。この2名の発表を含み混んだワークショップ形式の分科会にした。
最後の全体会で,木原さんの司会による振り返りパネル。NHK学校放送の小泉部長と一緒に登壇し,実践研究の充実の一方で,初心者がここから始めればいいということがわかりやすくなる工夫を忘れないで欲しいと伝えた。

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目黒区立原町小公開研(10/26)

Hara0Hara1Hara2目黒区立原町小学校の公開研が行われた。12学級の全学級公開。もちろん全教員が関わっている。
本校は目黒区教育委員会の教育開発指定校であり,情報活用能力の育成をミッションとして研究を進めてきた。ぼくがお手伝いをはじめてから1年ちょっと。それまでは依頼されてはいたものの,すでに日程がいっぱいだったので,校長先生や研究主任と話をし,遠隔でお手伝いをするだけだった。学校に入れるようになってからは,1ヶ月半に1回ぐらいのペースで足を運び,先生方1人1人の授業にコメントを続けてきた。最終的には,先生方と話し合って,区のミッションの情報活用能力の育成のプロセスを見せる公開が6授業,発揮している教科の公開が2授業,ほか4授業はいわゆるICT活用による「わかる・できる」教科授業の実現とした。
本校は,必ずしも落ち着いた研究指定向きの学校ではない。むしろ普段の授業,いや生活態度にも課題は山積していた。日々の授業をしっかりと成立させたいという教職員の願いと,情報教育やICT活用の方向感が一致しない限り,研究の成功はないと思った。だから,毎日の授業をしっかりしたものにするためのICT活用からスタートしてもらった。情報活用能力の育成についても,特に学び方の基本として重点化し,学び方を鍛えるという文脈で実践を進めてきた。
2学期になって,ふと本校が落ち着いてきたような感触を持った。先生たちの授業にも,なんだか自信が感じられるようになってきた。もちろん完璧ではないけども,先生たちが積み重ねてきたことが体現してきたことを感じた。それは確実に子どもたちに伝わっていた。
Hara4公開研当日は,台風接近の大雨の中,200名を超える参観者だった。文部科学省初中局参事官付からも,中沢情報教育調整官ほか2名が参加された。どのクラスも,それまでの授業よりもいい授業だった。これまで取り組んできた学習の足跡は掲示物で示され,多くの参観者が写真を撮っていたのが印象的だった。講演の時間の多くは,本校の取り組みの価値付けに費やした。区教委の方々がしきりにメモされていた。

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学校のICT化のサポート体制の在り方に関する検討会

学校のICT化のサポート体制の在り方に関する検討会が立ち上がった。準備に数ヶ月かかっている。学校へのICT支援員などの外部人材,教育CIOのようなICT専門的な意思決定役の位置づけ,教育委員会におけるICT化の推進体制などについて検討される。昨年度は「教員の」ICT活用指導力の検討会,今年度からはその支援体制の検討会ということになる。委員はこちら

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松戸市立馬橋小校内研(10/24)

Maba1Maba2Maba3松戸市立馬橋小の校内研に出かける。3・4・5校時で合計9つの授業研究。これで全教員が今日までに授業を公開したことになる。それだけの蓄積が,確実に教員たちのICT活用や情報教育への姿勢を前向きにし,確実に子どもたちに力がついているのを感じる日だった。採用されたばかりの若い先生も,退職間近のベテラン先生も,みんな生き生きとしていた。
11月14日(水)の公開研,楽しみになってきた。公開研の詳細はこちら(pdf)

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フラッシュ型教材活用セミナー案内

フラッシュ型教材活用セミナーの参加者募集がスタート。プレス発表またはe-Teachersから参加応募を。

2007年12月15日(土) 13:00~16:15
 大阪大学豊中キャンパス
2008年1月19日(土) 13:00~16:10
 札幌自治労会館
2008年2月10日(日)13:00~16:10
 西南学院大学
2008年2月23日(土)13:00~16:10
 フォレスト仙台
2008年3月15日(土)13:00~16:10
 富山国際会議場
と書いたそばから次々に申込が入っているとのこと。感謝!

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読売新聞「教育ルネサンス」にコメント(10/23)

「小学生がCM作り体験」という記事にコメントしたものが掲載

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「新教育課程をめざした授業づくり」

Book小島宏編集「新教育課程をめざした授業づくり」,教職研修総合特集,教育開発研究所。「ICT活用・情報教育とカリキュラムづくり」を執筆。購入はこちら

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NIMEな1日(10/23)

朝8時前からNIME。山のようにたまった書類と格闘。ほぼ片付いた頃,秘書の小西さんが来てくれ,その先を依頼。
09:30日本IBM,10:30NTTドコモが来研。どちらも社会貢献のセクションの人たちが,精力的にCSRにがんばっている。大企業が教育をよくしようと取り組んでいただけることをうれしく思った。時間のないぼくにどれだけ協力できるかが心許ないけども。
月9「ガリレオ」を見ているんだけど,その中で警察署の玄関の場面は,実はNIMEと放送大学をつなぐコンコース付近でロケ。柴崎コウも来てたのね。見たかったな。NIMEにはたくさんの人が来研してくれているので,テレビで見てピンときた人もいたかも。

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熊本で県立高校管理職講演(10/22)

200710212103000前夜に熊本入り。山本先生@教育センターと研究打合せ。実践研究のあり方や,研究としてのクオリティーの担保などについて議論。その後,一緒に熊本ラーメン。うまかった。
朝から県庁。県教委の石井次長にご挨拶。石井次長はぼくの小学校5年生の時の担任の先生。熊本県の義務教育のトップだ。
その後,教育政策課の柿下指導主事にレクを受ける。ていねいに研究を段取りし,まとめている様子がよくわかった。午前の協議会は,活発な意見が出たし,前向きな会議になったと思う。
午後は,県内の全県立高校の校長・教頭・事務主任・情報担当教諭を集め,190名に対して講演。校務の情報化の意味,学校経営との関わり,留意点など。みんな真剣に聞いてくれた。会場には,ぼくの高校の時の英語や物理の先生が教頭先生になって参加していてびびったけど。

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JSET研究会(同志社女子大)(10/20)

朝一番の「のぞみ」で京都へ。同志社女子大は雰囲気のある大学だった。いいなー。
JSET研究会委員長として参加。だから開会の挨拶の係。もちろん発表もした。会場校の余田先生には,今回たいへんな労力を割いていただいた。アルバイトの方々もてきぱきと動き,スムーズに進んだ。今回からは研究会会場受付システムが稼働。心配したし,いくつかの改善すべき点は洗い出せたけど,余田先生の努力と,わざわざ京都までみえた清水先生の力で問題なく動いた。発表件数も多く,分厚い報告集となった。
今回の関連発表は以下の通り。

堀田龍也・高橋純・三好亜理紗・平山栄一・村上守・川澤和成,フラッシュ型教材を収集・提供するWebサイトの開発,日本教育工学会研究報告集 JSET07-4,pp.33-38

石塚丈晴・高田浩二・森徹・三宅基裕・岩田知彦・浜崎隆好・石井秀子・今林勲・西村靖司・森谷和浩・前田喜和・堀田龍也,公民館と水族館との連携による児童と保護者のための子供会向け地域学習プログラムの開発,日本教育工学会研究報告集 JSET07-4,pp.143-148

中山均・高橋純・堀田龍也,家庭で決められているネット利用のルールの特徴,日本教育工学会研究報告集 JSET07-4,pp.1-4

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学研NEWインタビュー(10/19)

遠山元大臣との対談のあと,学研NEW編集部へ。12月号の巻頭特集で,これまでのICT活用・情報教育を振り返るインタビュー。ライターはぼくが信頼する長井さんだから役立つ記事になると思う。

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日本教育新聞の対談(11/19)

遠山敦子・元文部科学大臣と,赤堀先生@東工大/JSET会長と,3人で日本教育新聞の対談。掲載は12月。緊張したなー。

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吉野学級参観(10/18)

Yoshi1Yoshi2Yoshi3同じく永野科研の堀田班の第2弾授業者は吉野さん。彼女の前任校の元吉原小には何度も行ったけど,現任校への訪問は初めて。学校長に挨拶。
授業は算数。深く考えさせたいという意図がしっかり感じられる授業だった。その後,ヒアリング。

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皆川学級参観(10/16)

Mina1Mina2Mina3永野先生@聖心女子大がリーダーの科研費で,
ICT活用と学力向上に関する大きな研究が動いている。その分科会の1つに,ぼくが同じくNIMEの中川先生,黒上先生@関西大と一緒に担当している「ICT活用のエキスパート教員と学力向上」に関する研究がある。
これまでヒアリング等を続けてきたが,今日から2ヶ月にわたって,教室を訪問する調査。第1弾は皆川君。
皆川君は社会科の授業を実施。授業内におけるICTの活用のメリハリは見事だった。その後,授業に関するヒアリング。公開研が終わったばかりの時期に時間を割いてくれた皆川君,歓待していただいた学校に感謝したい。
この日はとっても寒く,なのにうっかり半袖で行ってしまい,この日の夜から寝込む(泣)。

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聖心「教育メディア論」(10/15)

今日も受講者が増え合計は80名程度に。人数は多いけど,学生たちは静かに,そして真剣に講義を受けていた。
この日は「教育とメディアの位置関係」として,概論的に講義。メディアを用いてわかる授業をするということと,メディアに関する教育をするということを整理した上で,ビデオや話し合いで学生たちのステレオタイプを壊し再整理した。NHK教育「わくわく授業」の塩谷実践の説得力のおかげ。
終了後は,今年もやってきているもぐりな人たちと反省会。講義へのフィードバックをすぐに得られるのはぼくにとってもありがたいことだ。

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フラッシュ型教材活用プロジェクト会議(10/13)

9/1のセミナーの大成功を受け,以下の日程で今後もセミナーを行うことになった。その下打ち合わせ会議。今日は各メンバーのミッションの確認と調整。その後はさまざまな意見交換。

■フラッシュ型教材活用実践セミナー(速報)

大阪:
 2007年12月15日(土) 13:00-16:15
 大阪大学 豊中キャンパス 共通教育講義棟(ロ号館)C408
 定員100名

札幌:
 2008年1月19日(土)13:00-16:10
 北海道自治労会館 3F 第一会議室
 定員30名

福岡:
 2008年2月10日(日)13:00-16:10
 西南コミュニティーセンター(西南学院大学)多目的室
 定員30名

仙台:
 2008年2月23日(土)13:00-16:10
 (会場未定)
 定員30名

富山:
 2008年3月15日(土)13:00-16:10
 富山国際会議場 204号室
 定員30名

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第13回VHS(10/13)

Vhs第13回VHSは,アルプス研修センターをお借りした。ご配慮いただいたチエル社にまず感謝したい。
今回の最初は土方さんの実物投影機実践。そもそも教える工夫をしようとしてきた人が感じる実物投影機のありがたさが伝わってきた。こういう素直な教師は伸びると思った。中尾さんは「学びの場.com」の紹介。このサイトのよさと,中尾さんの努力を感じ,さらにどうしていったらいいかを考えた。そのうちに議論しよう。小暮さんの「子どもにプレゼンを教える」は,相変わらずの完成度。平成16年度に三鷹一小で公開した研究会は,情報教育実践に歴史的な位置を占める。当時の学校長の英断と,研究主任としての小暮さん,それを支える周囲のチームワーク,特にベテラン勢の本気度だろう。この成果が,小暮さんの大学院現職派遣での研究となり,そして情報テキストに帰結している。
私の製品紹介は「学校放送番組」。桜田さんのプレゼンで,学校放送番組がどう作られていくのかということ,有用な番組がたくさんあることが,先生たちだけでなく企業にも伝わっただろうし,そのためにNHKがやっている準備には見習うべき点が大きかった。
恒例の模擬授業は「国語」。塩谷さんの読書感想文,金さんの文法の授業は,いずれも「教えて考えさせる」ものだった。
特集テーマは「教科書通りに授業する」。山根さんは,土堂実践の荒波の中で自分らしさをしっかり掴めていると感じたし,佐藤さんはいつもながら教材研究と指導技術をしっかりと論じることができるので特に若い教師には勉強になったろうと思う。ディスカッションに参加した土井君と和田さんは,多少迷い道気味だったが立派に役割を果たした。
最後は高橋による教育実践研究の価値とぼくらのやるべきこと。このところ苦労をかけているが,少なくともぼくが同じ年齢の頃よりはモノが見えていると思う。最近はファン?も増えた。いいことだ。

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世田谷区ICTマイスター授業研(10/12)

Mai1Mai2世田谷区ICT授業研究員(ICTマイスター)の授業研のため世田谷区立東玉川小へ。中村先生の理科の授業を参観。忙しいマイスターのメンバーもたくさん集まり,授業研のあとは彼らが交代で企画するワークショップ。その後,協議会,講評。

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NIMEな1日(10/11)

海外出張後の初出勤。08:00頃に研究室へ。時差ボケもあって昨夜は一睡もできず。
研究室に山ほどたまった郵便物等の処理に1時間。秘書の小西さんがしっかり整理してくれているので助かる。UNIQUEプロジェクトで行った教室のICT活用の実態アンケートの分析結果があがってきているので,それを印刷して眺める。現実は厳しい。10:00UNIQUE会議。直前に電話がいくつも続き5分遅れる。野中さん,石塚さん,ウチダなみなさんと一緒に日程や予算などを含めて調整。年度後半は短いので,ゴールを見据えたていねいなアクションが必要。11:30理事長室へ。清水先生といくつかの懸案事項打合せ。課題は山積,しかしがんばるしかない。12:30篠原研究部長,中川先生と学生セミナー打合せ。13:00出版企画打合せ。13:30小西さんにいくつかの指示。13:45NIME発。14:55文部科学省着。こちらもさまざまな案件に職員がみんながんばっていて,その対応。夕方,新幹線で浜松へ。今日も忙しい1日だった。

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JSET研究会委員会幹事会議(10/10)

日本教育工学会(JSET)の研究会委員会は,20名の大所帯の委員会。ぼくはこの6月から委員長を拝命している。年に5回の各地での研究会を実施する会場校の役割だけでも結構大変だけど,1回1回の研究会の事前・事後にある企画,呼びかけ,申し込み受付,論文受付,プログラム編成,ニューズレターの執筆等を支えてくれているのが,この委員会の幹事の方々だ。
ぼくが委員長になっての新体制と,研究会申込システム,研究会会場受付システムの2つのシステムの稼働時期が同じになり,さまざまな混乱を産んでいた。今日は,編集幹事の柳沢先生@東洋英和女学院大,望月先生@東大,ウェブ広報幹事の杉本先生@富山短大,研究会幹事の石塚先生@静岡大の4名と,五反田事務局の磯野さん,長谷川さん,橋本さんの8名で幹事会議を行った。長い時間かかったが,ようやくいろんなことが決まった。完全にボランティアでこういう仕事をやってくれる若き研究者たちに感謝したい。
毎回の研究会でもさまざまなクレームが来る。こちらも不備によるものもあるけど,言いがかりのようなものもある。まして,全国大会となると,読んでいて悲しくなるようなクレームがあり,大会企画委員をしているぼくですら腹立たしい思いもする。大会企画委員長の木原さんはもっと悔しいだろう。運営側になってみてわかるさまざまな苦労を推し量るリテラシーのようなものもあるかもな。

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タイピングは小4から利用増の傾向(教育家庭新聞)

教育家庭新聞(2007年10月10日)に「タイピングは小4から利用増の傾向」という記事が掲載された。キーボー島アドベンチャーの利用者数からの記事だ。小1,2に比べ,小3が多く,小3に比べ小4,5,6が多いというのは,このところ毎年の傾向。つまり日本では,小4以降にキーボード日本語入力のスキルアップをしている例が多いということになる。実際,現行学習指導要領においては,国語の小4にローマ字学習があること,クラブ活動が小4からありパソコンクラブなどが存在することなどの背景がこれを支えている。しかし,それにしても小3がそれなりに多いのは,総合的な学習の時間が小3からスタートするためだと考えられる。次期学習指導要領では,ローマ字学習を小4より早めるということも中教審で議論されていることから,今後は小3での活用ももう少し増えるんじゃないかと思う。

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渡英して思ったこと(10/9)

予定の時刻に無事帰国。疲れた。
今回感じたことをまとめておく。

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○英国の教育の情報化の政策はなぜうまく動き,日本はなぜ遅々として進まないのか。渡英するたびにこれを悩んでしまう。英国では,行くたびに確実にIWBが整備され,デジタルコンテンツを使った授業が普通に実施されている。教員向けのICT研修はすでに完了,機材導入の予算も,国が用意した以上に各学校で使われている。どこの学校も,児童生徒数に対して3人に1台ぐらいのコンピュータ導入率に落ち着いている。ロンドンの学校ではIWBが入っていない教室を見ることはできなかった。学校長向けの研修もこれで終わりだという話になっている。
では日本は…と振り返ると,2005年度までの目標すら達成できていない現状がある。行くたびに開いていく差を見るたびに,ぼくは焦るような気持ちになる。

○この現状を,学校でも現場でも「文部科学省が悪い」というステレオタイプな言い方で片付けようとする。しかし事はそう簡単じゃないことは日本教育工学会のシンポジウムで述べた通りだ。「地方の時代」を迎えている日本,今や世間では常識的なICT活用と認識されている中,国は一般財源として地方財政措置をし続けている。しかし,各地方ではそのお金が教育の情報化に十分に回らない。教員は県が雇用し,学校は県や市区町村が設置しているのだから,導入するもしないも,地方のビジョンに依ることになる。

○ICT活用の効果が十分に認識されていないのではないか。この指摘は当たっていると思う。では,どうやったら「十分に認識」されるのだろうか。教室でのICTが学力を向上させるという実証はすでに終わっている。「そんな研究手法はおかしい」という意見を出す研究者はいるけども,その人たちが代わりに教室でのICTが学力を向上させるという実証をしてみせるわけではない。

○学校現場で使おうと思った時に機材がない。これも現実だ。機材がないところで実践はできないから,有効な実践も生まれるはずがなく,いい実践を見たことがない人は必要感を感じない。「教育にICTなんて,どうせ使わないだろう?」という理由で予算要求が通らない。最大の問題は,その悪循環が続くことだ。

○トップダウンで示してみせれば,認識が変わるような気がする。しかし今や国がトップダウンで行うことができないのが日本という「国のカタチ」だ。今は,各自治体ががんばるのを応援するしかない。よい応援グッズを揃えるような努力が,さしずめ今のぼくにできることか。そんなことを考えた。

○ぼくが知る限り,文部科学省にも,地方の教育委員会にも,学校現場にも,財団やNPOにも,関連企業にも,マスコミにも,そして大学にも,教育の情報化をよい形にしたいとがんばっている人たちはたくさんいる。なぜ空回りするのかを考えた時,単純な「あるべきだ論」や,他立場への批判では,このままの状況は変わらないように思える。批判よりもまず,自分のできることから粛々とやる。それを表明する。手をつなぐ。現状をよく認識する。単純だけど,そんなことからまた一歩一歩始めてみるしかないなと思った渡英だった。

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ベルファスト2日目(10/8)

Bc1Bc2Bc3朝からBallyclare中等教育学校に。生徒数1,000名,教員数68名。入学時の学力と卒業時の学力の伸びが大きい学校として知られており,入学希望者は毎年定員を超える学校だ。
ファレル副校長はSenior Vice Principle(副校長長?)であり,他に2人の副校長がいる。2人とも40歳代前半。どちらもすでに校長資格のための2年間の研修を受講済み。そのテキストなどを見せてもらいながら話を聞いた。

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ベルファスト1日目(10/7)

Ni1Ni2Ni3朝,野中先生からの電話で目覚める。なんと寝坊。すでにチェックアウトしてタクシーに乗る時間だった。反省。
ヒースロー空港から北アイルランドのベルファストへ。飛行機は20分遅れ。山西先生が予約しておいてくれたレンタカーで,お昼にはホテル到着。チェックインは無理なので大荷物だけ預ける。ファレル先生と合流。
日曜日なので午後は観光。田舎道をドライブ。途中,羊の群れで前に進めなかったりしつつ,ジャイアントコーズウェイへ。7年半ぶりに来た。夕飯はフィッシュアンドチップスを食べる。その後,ファレル先生の家でコーヒーをごちそうになる。
ホテルに戻って,みんなで今日の打ち上げ。といっても疲れているので,ビール1杯だけ。

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ロンドン5日目(10/6)

Dr1Dr2Dr6今日は土曜日。視察しようにも学校や役所はお休み。というわけでオフ。ハイディがわざわざレンタカーを借りてドライブに案内してくれた。目的地はカンタベリー。
途中,ワイナリーに行こうとするも,道に迷い,Brigdeという小さな街でパブランチをすることに。天気もよく,みんなで頼んだDover Soleもとてもおいしく,みんな満足げ。道に迷ったおかげだ。で,その後,道を尋ねて到着したワイナリーは,今日だけブドウ狩り客優先のため,見学も試飲もできず(泣)。
Dr3Dr4Dr5その後,カンタベリー大聖堂へ。14世紀頃の建物だが,その大きさと緻密さに驚かされる。しばらく椅子に座り,天井やステンドグラスを見つめながら,自分は今何をしたいんだろうなんて問い直してみる。心に少し焦りがあるかもな。反省。宗教を持つってことは,こうやって振り返るってことなんだろうな。
帰りは夜になった。長い時間,運転をしてくれたハイディに感謝。

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Lilian Baylis Technology School

Li1Li2Li3Lilian Baylis Technology Schoolは,ロンドン郊外にある中等教育学校。650名の生徒の2名に1台のコンピュータが導入されている。生徒の80%が,英国の最低賃金である年収14,000ポンド以下の家庭から通ってきている。実際,ほとんどの生徒が黒人だ。生活指導困難校の立て直しをICT活用による学力向上で行っているといった印象。
Head TeacherのGary Phillipsによれば,教員が朝の5分間,有効なICT活用について紹介しあう時間をとっていたり,教室のドアを常にオープンにしていたり,「明日」使うICT活用についてすぐに教えてくれる役目のリーダー教員を2名決め,その2名の授業時数を1割減らしているなど,現実的でちょっとした工夫をしているとのこと。

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SLICTの裏側

Bc1Hannah Jones, Director of SLICT, National College for School Leadership(NCSL)の話には学ぶところが大きかった。
SLICTプログラムは,全国のICT活用に関する有能な校長を集めて行った。このプログラムを元に研修を実施する業者を入札,講師陣についてはNCSLで審査し,研修の品質を保証した。
SLICTの最初の3年間,2003-2005年に受講した1,800名のほとんどは,ICT活用に意識の高い校長だった。これはこれでいいとして,次なる課題は,ICT活用に興味のない校長へのアクセス。地域ごとにどのぐらい来ているか調べ,LEA(教育委員会)に連絡をし,各地域ごとに40%を超えることを目指した。同時に,オンライン上の教材や,きれいなパンフレットを作成し,全国の学校に送った。また,学校長のみではなく,校内のミドルリーダーが一緒に受講するカリキュラムにした。
SLICTの目標は,e-confidenceを持つこと。多くの校長がICT活用による学校経営に自信を持った今,SLICTは発展的解消を迎える。今では,NCSL(管理職研修センターとでも訳せばいいかな)の研修の1つにSLICTの内容が位置付き組み込まれることになった。
ハンナの次の言葉が印象的だった。

SLICTは介入して意識を変えるプログラムだった。
すでに意識が変わった今,SLICT解消する時期を迎えた。
日本はまだSLICT前夜だ。

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ロンドン3日目(10/4)

Av1Av2_2今日は午前中はオフ。とは言っても,視察がないだけで,仕事は山のようにある。まずは昨日の視察の整理。それから野中さんとゆっくりブランチ。科研の企画などを話す。それからホテルロビーであちこちへのメールの返信など。
午後,ハイディさんのオフィスへ。日本の中教審の動きと日英国際交流学習との関係についてディスカッション。英国のDCSF(子ども学校家庭省)の様子等について教えてもらう。夕方,アブリル先生@ブライトン大学とUNIQUE論文の打ち合わせ。Geoffが合流,山西先生も合流で,みんなでSohoJapanという日本料理屋で晩餐。楽しい時間を過ごした。

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Claremont High School

Cl1Cl2Claremont High Schoolは,生徒数1,500名の中等教育学校。日本で言う中学校と高校が一緒になっている(英国ではそれが普通)。教員数は106名,ICT coordinator(教員ではない)が1名。義務教育修了試験(GCSE)はじめ関係の資格の取得率がたいへん高く,それによって入学希望者が多い学校だ。学校案内には,数学,ICT,芸能の優秀校と書かれている。
とはいえ,この地区も貧しい地区だった。これまで7年間のICT整備戦略の歩みをプレゼンテーションしてもらったが,ICTの整備をし,学力向上を強く推進してきたことによって,人気校になっていったことがよくわかった。成功のキーは,2000年のICT coordinatorの採用,2004年のIWB一括導入,その頃から始めた管理職があらゆる場面でICTを用いることや,教科リーダーにICT活用を推進してもらった成果を特別ボーナスとして称揚することだったとのこと。
Head TeacherのMr Terry Molloyは,クレバーな企業の経営者のような人だった。副校長,ICT coordinatorを含む,リーダーシップチームによる学校運営推進が功を奏した事例といえるだろう。決して恵まれていない地区を,学校経営によって変えていく。日本でもできないことではないと感じる。

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St Jude and St Paul's Church of England Primary School

Ju1Ju2Ju3St Jude and St Paul's Church of England Primary Schoolは,児童数203名の小学校。ロンドンで最も貧しい10地区の1つで,移民,難民,DVやsingle parentがたくさんいる学校。生活保護住宅の1Fが学校となっており,黒人の子どもが多い。reception(義務教育外だが英国の小学校にはどこにでもある幼稚園クラス)から6年生までの7学級。教員は9名,Teaching Assistantが11名。週半日だけICTtechnicianがやってくる。
そんな背景を聞いたけど,子どもたちは屈託のない笑顔だった。低学年は確かに落ち着きはないが,高学年は日本の学校のしっかりしたクラスのように落ち着いていた。教育の力を感じる。全教室を見たが,教員の指導力もなかなかだった。Head Teacher(校長)のMs Marjorie Woodも,自信に満ちあふれていた。
BECTAが行った,社会的に不利な地域を対象にしたICT testbedにより,インタラクティブホワイトボード(IWB)が全教室に入っている。これまでの実践では,KeyStage2(7歳から11歳)の集中できない男子児童に20%程度の学力向上の結果が出ているそうだ。
この地区では,小学校43校中,17校がSLICTを受講。学校長とICT担当管理職が受講している。SLICTを受講して役立ったのは,全教科のあらゆる授業でICTを活用して教えることによってよい効果が出るということ。確かに日本でも,先般公開した北方小のように,学校ぐるみでICT活用に取り組んでいる学校での授業改善は著しいことからも,これは世界共通なのだろう。
SLICTの影響もさることながら,IWBと小学校教科用コンテンツ,そしてQCAが用意したscheme of work(学習指導要領のどこでどんな風にICTを活用すればよいかというライブラリ)が,極めて有効に働いているのを目の当たりにした。

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ロンドン2日目(10/3)

Bc1Bc2みんなで朝食。08:15にホテル発。地下鉄でピカデリーサーカス。多少道に迷って,British Council到着。通訳の瀬水さんと合流。学校訪問時にお世話になる。British Councilでは,今回の訪問のアレンジ責任者であるCaroline Greenとショートミーティング。
地下鉄に乗って,遠くのislington駅へ。タクシーに乗らずに歩いた結果,遅れてしまったけども,St Jude and St Paul's Church of England Primary Schoolへ。ここの詳細は別途。
午前の学校も午後の学校も郊外で交通の便が悪いため,ワゴンタクシーを呼んでもらって移動。途中,サンドイッチを購入。午後はClaremont High School。ここの詳細も別途。
Chi終了後,Kingsburg駅に出て,地下鉄でホテルへ。30分だけ休んで,みんなでTemple駅へ向かう。ハイディさんと待ち合わせ。お魚のおいしいレストランに連れて行ってもらった。高くなく,そしておいしく,みんな満足。20:00からミュージカル「Chicago」を見る。ホテル帰還は夜遅く。部屋のネット接続状況が芳しくないので,ロビーでメール対応。気温15度。寒かった。

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NIMEでロケ(10/4)

井上真央が主演していた「ファースト・キス」のロケでNIMEが利用されていたんだけど,そのことが制作会社のWebサイトで公開されていた。ちなみに今期の月9の「探偵ガリレオ」でもNIMEが収録先になっている。NIMEに来たことある人は,よーく見てみるといいです。無駄話でスイマセン。

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ロンドン1日目(10/2)

今回は日本教育工学協会(JAET)が受けた文部科学省「先導的教育情報化推進プログラム」による「管理職のための戦略的ICT研修カリキュラムの開発」の出張。英国のSLICT(Strategic Leadership of ICT)という校長研修を中心にした調査のための渡英だ。
08:30の成田エクスプレスに乗って成田空港へ。おみやげを揃え,出国手続きを済ませ,ラウンジで山西先生と合流。少しだけ打ち合わせをして11:10搭乗。ところが滑走路に出る前に整備点検ということで約1時間も待つことに。遅れて飛び立った。
機内ではたまりきったメールを片付ける。映画は見そびれていた「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を見る。ついでに「スウィングガールズ」も見る。
ロンドン・ヒースロー空港で,関空からやってきた野中先生@和歌山,中村先生@三重と合流。地下鉄でホテルへ。ホテルで,サバティカルで英国在研中の永野先生@聖心に合流した。みんなで久しぶりの再会を祝ってホテルの近くのレストランで夕食。同時に視察予定の打ち合わせ。

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聖心「教育メディア論」(10/1)

今年度も後期に聖心女子大学文学部で「教育メディア論」の講義を担当する。主に教員免許をとる初等教育学科の学生が中心だけど,教育学や国際学科等の学生もいる。
この日が第1回目なのでオリエンテーションを行った。昨年度は54名が受講だったが,今年はさらにふくれあがり,70名を超えていた。少人数指導を是とする同大学ではあんまりないことのよう。抽選にしますかと言われたけど,受講したいのなら受講してもらおうということで大教室に変更してもらう。
ぼくの講義は,毎回小レポートの提出もあるし,決して楽じゃないと思う。だけど,学んでよかったと思ってもらえる講義にしていきたい。今年も何名かのゲストにお手伝いをいただくことになっている。

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