英国4日目(9/23)
ホテルをチェックアウトしてブライトン駅からBritishRailwayに乗り,ビクトリア駅。その後,またBRでBromley South駅へ。Bromley教育委員会のMr. Andrew Ferrierと彼の同僚にお迎えに来てもらい,Churchfields Primary and Nursery Schoolを訪問した。
授業は3/4年生複式。3年生と4年生は児童数が多いので,あわせて3クラスとし,どのクラスも3/4年生複式なのだそうだ。このこと自体はこちらではそう珍しくはない。授業はYear3の読解と作文の授業。絵本と記述文を見ながら検討し,書いたりするものだった。IWBを使った典型的なこちらの授業。先生は担任のほかに2人の支援者がついていた。教室のICT環境は完璧。配線も簡単にできるようになっている(もっとも配線は教員の仕事ではない)。
ロンドン界隈では,ほぼすべての教室にIWBが入っている。国から提供されるコンテンツも豊富だ。それでもやはりコンテンツは不足しているとのこと。学習指導は多様であることを考えれば,ある意味,当然のことだと思う。そこで実物投影機を使って補うという発想になっている。絵本を大映ししたり,子どものノートを映して検討したりするなど,日本と同じ活用法を見ることができた。デジタルコンテンツが豊富な国でも実物投影機の活用場面は存在し,そして有力だ。
授業後,Bromley教委の教員研修センターに行き,いろんな話を聞いた。SLICTやICT Markが,学校の情報化に大きな目安となっていること,しかしそれだけでなく教育委員会レベルの地道な導入と研修の連携の積み重ねが重要であることが確かめられた。ICT活用指導力の向上は,結局のところ授業力が鍵ということをディスカッションした。今日参観した授業でも,ペア学習や,子どもの考えを書くシーンはいくつかあった。「ICTの効果」と言い切るのは単純すぎる。
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