「教育の情報化に関する手引」作成検討会スタート(10/20)
学習指導要領の改訂に伴い,「教育の情報化に関する手引」作成検討会がスタートする。
「情報教育に関する手引」は,1990年に最初のものができた。現行の1世代前の学習指導要領に対応したものだ。中学校技術に「情報基礎」という領域ができた時の手引だ。
「新・情報教育に関する手引」は,2002年に公開された。総合的な学習の時間が始まり,情報教育が本格化した時のものだ。これが現行の学習指導要領に対応したものとなっている。この手引では,インターネットの接続や,有害情報への対応など,組織的な情報化も無視できないということとなり,「情報教育」だけではない手引にすべきということで,「情報教育の実践と学校の情報化」という名称の手引となったという経緯がある。ぼくは静岡大学情報学部に勤務していた時代だったが,とても熱い議論だった一方,新しい教育の考え方に関するさまざまな調整がたいへんだということを知った。
さて,次の学習指導要領が完成した今,情報教育に関する手引も再度作成されることとなり,10月20日に第1回会議が行われる運びとなった。作成検討会の設置や構成員については,先日プレスリリースされた。今回は,前回よりさらに情報化が劇的に進んでおり,ICT活用から情報モラル教育など,話題が多くあることから,「教育の情報化に関する手引」という名称になる予定だ。これからの教育の情報化の方向をしっかりと記すこととなる大切な会議。ぼくも精一杯関わろうと思う。ぜひ注目をしてほしい。傍聴も可能なのでチャンスがあればぜひ。
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