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2008年10月

三股町立勝岡小学校訪問(10/31)

朝早い便で宮崎に飛ぶ。科研による研究視察で,皆川君,高橋さんが同行。三股町立勝岡小学校の渡邉学級を視察。現地での授業研究は,ナベちゃんによる英語,算数の授業に加え,皆川君による社会科の授業。これを現地校の先生方,管内の先生方,県内の指導主事等が参観に来た。
231ナベちゃんの学級は,4年生では十分なほど,子どもたちが自立的に学習できる状態だった。辞書引きをはじめ,基本的な学習スキルが定着し,指示が明確に通っているからだ。よい学習集団づくりをしていると思った。英語の授業は現実的なICT活用の提案性を持った授業。これには学校長も一枚噛んでいて,分かる人はわかるんだよなと感心した。算数の授業は,地味だけど「すべての児童に」「一人残らず」教科書レベルの内容を習得させ,その時間内に活用まで行かせる授業が実現していたし,そのためにICT活用が有効に機能していた。
74お昼はぼくだけ子どもたちと給食を一緒に食べさせてもらった。明るくかわいい子どもたちだった。先生のことが大好きだというのもよくわかった。
皆川君は,飛び込み授業という状況の中,参観者がなるほどと思うような授業の組み立てと提示情報の準備が際だっていた。先行実践の調べ上げも,そのアレンジも,よく練られていた。こちらもさすがだった。
56終了後は参観者に対して,授業の振り返りを通して,ICT活用の考え方やポイントを話した。どこまで伝わったかはわからないけど,特に女性の先生方が真剣に聞いていただけたことがうれしかった。夜はみんなでバーベキュー。こちらも楽しかった。ありがとう,ナベちゃん。

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NIMEな1日(10/28,30)

28日(火)はたくさんの仕事があるのに1つも終わらないまま事務仕事で時間がなくなる。夕方,J-SLICTのテレビ会議。夜,高橋研に内地留学している追分先生を囲んでの懇親会。
30日(木)はプレスリリース後の諸対応に追われる。午後,ベネッセより取材。

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中央研修(10/29)

P1010714P1010805朝イチのTXで秋葉原からつくばへ。本当に近くなったものだ。
今回は中堅教員に対する研修。健康教育,環境教育,ボランティア教育との選択で情報教育のコマがあり,ぼくの担当する受講生は34名。いずれもたいへん前向きな先生方だった。
研修は一日がかりなので,教育の情報化の概念から導入し,特にICT活用で学力向上という話を重点化して話す。午後は情報教育,情報モラル教育へと話を進めた。今回は校務の情報化については触れなかったが,よい受講生に恵まれ,快適に進んだ研修だった。バックアップしていただいた企業の方々にも感謝。
Horitanoiwake終了後は,高橋研に内地留学している追分先生を連れて銀座へ。みんなでおいしく中華をいただいた。

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中央研修(情報教育)のためのリンク集(10/29)

1)CHIeru.e-Teachers

#以下,あとで時間がある時に

2)NHK教育「わかる授業のためのICT活用講座

3)NHK教育「ネットいじめに向き合うために

4)ICT活用指導力チェックリスト

5)全国のICT活用指導力の平均(速報,2008.03現在)

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プレスリリース(10/28)

「情報モラル教育に関する映像教材を共同開発」というプレスリリース(PDF)が,本日15:00に解禁となった。

Haruno独立行政法人メディア教育開発センター(理事長:清水 康敬、以下メディア教育開発センター)とNTTドコモ(以下ドコモ)は、小学校・中学校および高等学校の児童生徒が携帯電話とのつきあい方を考えるための映像教材を、情報モラル教育の指導用教材として開発いたしました。
以下,詳しくはこちら。日経新聞の記事。読売新聞の記事。毎日新聞の記事。教育家庭新聞の記事。ケータイwatchの記事。毎日の追加記事

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聖心「教育メディア論」(10/27)

今日のゲストトークは「絵本の読み聞かせをする」として,小谷田さんに来てもらう。事務連絡のあと,大平小の図書室がニュースで取り上げられた映像を見せ,学生たちにイメージを掴んでもらう。感想の交換をして,その後に小谷田さんのトーク。絵本の話に学生たちはとても沸きたった。読み聞かせや絵本についての認識がずいぶん変わったことがレポートからわかる。

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横浜国大へ(10/27)

Image全国学力・学習状況調査の結果を活用した分析プロジェクトのため,横浜国大へ。浜松からの新幹線で富士山が雪化粧だった。
ぼくはこのプロジェクトの教育の情報化WGのメンバーになっている。たくさんのデータの分析の量におののき,ここからどんな価値ある結果を拾い出すかについて,真剣に検討していかなければならない。

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石塚さんの博士号取得を祝う(10/25)

Image1Image2関西に出張した。夜,石塚さんの博士号取得のお祝いのために,ほった先生,野中先生,村松君,高橋とぼくが順次集まり,お祝いの会を催した。幹事の高橋がさまざまな手配をしてくれた。石塚さんの研究成果を聞き,夜通しいろんなディスカッションをした。
石塚さんはぼくが静岡大学情報学部勤務時代から,同じキャンパスということもあって,研究だけでなく学生指導や学会業務等もずっとずっと裏方で支援してくれた。今でも日本教育工学会研究会委員会では幹事として活躍してくれている。その石塚さんが,忙しい中で研究を進め,さまざまな先生方から助言をもらいながら学位取得を成功させたというのはすばらしいことだ。その努力に敬意を表したい。ぼくも心からうれしく思う。石塚さん,おめでとう。

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都小視研公開研(10/24)

P1010216P1010226P1010240視聴覚教育と放送教育の連合全国大会が,10/24-25で行われた。1日目は各団体ごとにイベントを,2日目は全体会とのこと。
ぼくは今年度,放送教育の方には登板がなく,テレビ出演だけだった。そしたら視聴覚教育の方から講演依頼があった。しかも自分が新規採用教員だった頃の同期からの依頼だったから,調整をして対応することにした。視聴覚教育の1日目は,都小視研(東京都小学校視聴覚教育研究会)による公開授業ということで,江戸川区立清新第一小学校に出かけた。6つの公開授業を参観し,その後,講演をした。ぼくが教員だった頃のお歴々の前での講演は気が引けたけども,ICT活用の時代になり視聴覚教育の実践研究の成果が今また大事になっていると思うので,そのような話をした。

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富山へ(10/22)

TakaLive朝の便で富山へ。高橋研内地留学中の追分先生が空港にお迎えに来てくれ,富山大学へ。高橋と断続的に打合せをしつつ,追分先生の内地留学中間報告を聞き助言をする。真剣に勉強している様子がよくわかった。勉強すれば自分が何を知らないかがわかるから,勉強すべきことが増えたような気持ちになる。そういう大事な感覚を感じているところなんだろう。
Toya1午後はサンシップとやまへ。富山大学人間発達科学部附属中・小・幼・特支学校の連合PTAふたば会での講演。かつて富山大学に勤務していた頃,自分の子どもたちがお世話になった保護者のみなさんが集まっての講演は,ちょっと照れくさかった。
夕方の便で帰京。

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NIMEな1日(10/21,23)

10/21は,朝から事務仕事。総研大専攻委員会。午後は放送大学との共同研究フォーラム。
10/23も,朝から会議資料準備に追われる。午前中は日経リサーチがインタビュー調査に来る。午後は荒川区教育委員会から平岡指導主事と小堀事務主査が来研。情報モラル教育の調査について相談。ずいぶん方向がはっきりした。夕方は中尾さんと研究打合せ。

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聖心「教育メディア論」(10/20)

今日からゲストトーク。今日は「教室で活用できる製品を創る」として,エルモ社の磯崎さんに来てもらう。事務連絡のあと,最初に「わかる授業のためのICT活用講座」の入り口部分を視聴。感想の交換をして,その後に磯崎さんのトーク。実演を交えた説明はとてもわかりやすかった。学生たちもよく理解してくれた様子がミニレポートからわかる。終了後は,モグリ6名と韓国料理で懇親会。

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「教育の情報化に関する手引」作成検討会(10/20)

第1回会議は,文部科学省の歴史ある会議室で。JAPETはじめ新聞社や関連企業等がさっそく傍聴に来ていた。アンテナが高いな。
審議の内容はいずれ議事録で公開されるので,今の段階で詳しく書くのは控えるけど,要は今度の手引はどんなコンセプトで,どこにこそ重点を置いて作成するのかという点について議論があった。たくさんの意見が出され,そのどれもがしっかりと学校現場の現実を見据えたものだったのが印象的だった。

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「ネットいじめに向き合うために」打ち上げ(10/19)

Netijime夏に放映された「ネットいじめに向き合うために」のスタッフ・出演者打ち上げが,南青山で行われた。ぼくは藤川さん@千葉大とともに監修者として参加した。NHK関係者のほか,第3話に出演した佐藤先生(カナちゃんの担任),尾崎先生(ネットに詳しい男性教員),高橋先生(養護教諭)の3名の役者さんが同席した。役者の仕事のたいへんさなどをいろいろ聞くことができた非日常体験だった。いろんな人が関わって1つの番組が作られることのすばらしさと,同じ釜の飯を食ったみんなの結束が確認できてうれしかった。

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「メディアでひらく教育新時代」(10/19)

メディアでひらく教育新時代」が10月19日(日)16:00-16:45にNHK教育で放映された。実践のVTRが3つもあるので,詳しい解説をすることはできなかったが,3つの実践を見ることができるということで価値は十分にあると思った。視聴したという方々からいくつかメールも届いた。ありがとうございました。

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「教育の情報化に関する手引」作成検討会スタート(10/20)

学習指導要領の改訂に伴い,「教育の情報化に関する手引」作成検討会がスタートする。
「情報教育に関する手引」は,1990年に最初のものができた。現行の1世代前の学習指導要領に対応したものだ。中学校技術に「情報基礎」という領域ができた時の手引だ。
新・情報教育に関する手引」は,2002年に公開された。総合的な学習の時間が始まり,情報教育が本格化した時のものだ。これが現行の学習指導要領に対応したものとなっている。この手引では,インターネットの接続や,有害情報への対応など,組織的な情報化も無視できないということとなり,「情報教育」だけではない手引にすべきということで,「情報教育の実践と学校の情報化」という名称の手引となったという経緯がある。ぼくは静岡大学情報学部に勤務していた時代だったが,とても熱い議論だった一方,新しい教育の考え方に関するさまざまな調整がたいへんだということを知った。
さて,次の学習指導要領が完成した今,情報教育に関する手引も再度作成されることとなり,10月20日に第1回会議が行われる運びとなった。作成検討会の設置構成員については,先日プレスリリースされた。今回は,前回よりさらに情報化が劇的に進んでおり,ICT活用から情報モラル教育など,話題が多くあることから,「教育の情報化に関する手引」という名称になる予定だ。これからの教育の情報化の方向をしっかりと記すこととなる大切な会議。ぼくも精一杯関わろうと思う。ぜひ注目をしてほしい。傍聴も可能なのでチャンスがあればぜひ。

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第4回K3プロジェクト全体会(10/19)

ImageK3の全体会が溜池山王のNTTドコモで行われた。まもなく公表される映像教材をもとに,教室で授業するために必要な教材群の中身についてディスカッションした。また,アンケート調査や,メンバーの活動等について共有した。議論してきたことが形になることによる興奮と結束のようなものが感じられるいい会議だった。

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第1回SLLS研究会(10/18)

「学びの場としての学校図書館研究会」(School Library as Learning Space)通称「SLLS」が,玉川大学の河西先生を中心に立ち上がった。少ない人数からスタートしようということだったが,すでに参加希望者は40名となった。
第1回の学習会は,玉川学園MMRCで行われた。河西さんが基調提案,塩谷さんと庭井さん@慶應義塾普通部が実践報告(主にカリキュラム提案)をした。参加者はみんな熱心で,いろんな意見が出たが,その中で特に,公立学校の普通の教員に図書館教育を浸透させる手法について議論になった。
9月6日に行われた日本教育工学会研究会での「学校図書館と情報教育」は,学校図書館を中心として実践している人たちが,情報教育関係者とのコラボレーションが可能であることをイメージづける日だった。SLLSは,この勢いを絶やさないために,情報教育の実践者と,図書館教育の実践者が集まってディスカッションするための研究会として立ち上がったものだ。3ヶ月に1回程度のペースで進めていく予定となっている。まもなくブログも立ち上がる予定だ。

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世田谷区ICTマイスター授業研究(10/17)

Higa世田谷区ICTマイスターの授業研究で世田谷区立東玉川小学校を訪問した。中村先生が3年生に対して理科の授業を行った。ICT,とりわけ実物投影機が,実験方法等を理解させたり,経験を想起させたりすることに役立っていた。
ICTマイスター制度はもう4年前に計画したもので,すでに3年目のメンバーもいれば,今年度の新人もいる。ミッションの確認や,授業から学ぶことについてぼくから講義した。

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K3プロジェクト定例会(10/17)

NTTドコモでK3プロジェクトの定例会。杉本君からアンケート分析の見通し。石原さんからは教材のポイント確認。全体会のアジェンダなどを議論した。

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NIMEな1日(10/16)

早朝出勤。事務作業。理事長と打合せ。放送大学関連業務。
UNIQUE会議。成果は順調。3名の客員の先生方と,内田洋行事務局(特に山田君)のおかげだ。まもなく3年次の報告書が完成。
午後は高橋と出版打合せほか諸々相談。都内に出てその続き。

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富士市立田子浦小校内研(10/15)

Tago2Tago1富士市立田子浦小の校内研の指導助言。2回行くうちの2回目。すなわち最終回。多くの先生がとても熱心で,良い学校だなと感じる。特にベテランに,しっかりと力をつけている先生がいる。若い先生たちも前向きだ。特に若い先生たちに向けて,授業,校内研,ICT活用などの考え方について,しっかりと確認してもらうための講義をした。

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NHK2011(10/14)

2011年の学校放送番組やデジタルコンテンツの提供等を考えるプロジェクト。木原主査のもと,学校発表も含め着々と進行。第2弾のインタビュー調査がぼくの次なるミッション。

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「メディアでひらく教育新時代」(10/19)

Nhk先日収録をした「メディアでひらく教育新時代」という番組が10月19日(日)16:00-16:45にNHK教育で放映されるが,その広報がNHK教育のWebサイトに掲載されていた。番組自体の詳しい情報はここ

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日本教育工学会全国大会第3日目(10/13)

日本教育工学会全国大会は,いよいよ最終日の第3日目。高橋が車で上越教育大学まで送ってくれた。感謝。
朝から,自分のプレゼンの準備。ポスターセッションにいくつかの質問など。一般研究で発表を聞いて意見など。
学会会期中に会議のない珍しい日だったので,石塚さん,山田君と一緒に弁当。その後,午後の会場に早めに入るも,いろんな人に相談とかされて,久しぶりにゆっくり話せた人たちと話をしているうちに,課題研究K4がスタート。ぼくは,以下の発表をした。

K4-A206-02
一斉授業の授業過程における教員のICT活用の多様性
堀田龍也(メディア教育開発センター),高橋純(富山大学)
Kada1Kada2主張は十分にできた。赤堀先生@日本教育工学会会長や,佐藤さん@名古屋大とのディスカッションが楽しかった。森田君@早稲田大や,高橋の進行も上手で,よい課題研究のセッションになったと思う。お客さんもまずまずの入りだった。関係者のみなさま,おつかれさまでした。
終了後,会場の片付けを少しだけ見守って,木原さんと直江津で寿司屋。はくたか,上越新幹線と乗り継いで帰京。

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日本教育工学会全国大会第2日目(10/12)

Pos日本教育工学会全国大会の第2日目。午前中は一般セッションとポスターセッションが並行開催。一般セッションを見ている途中,ポスターセッションに顔を出していたら,つい話し込んでしまった。これがポスターセッションの魅力。野中さん,高橋,高橋さん@お茶大あたりがぼくの関連発表だったので,それぞれを回る。中原君,今井さんと議論。ほかにも議論したい発表があったけど,割り込めずに諦めた。
ポスターセッションに限らず,大会は盛況。実行委員会や大会企画委員会のご苦労のおかげだと思う。理事会も順調,懇親会も大賑わいだった。

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日本教育工学会全国大会第1日目(10/11)

上越教育大学での日本教育工学会全国大会の第1日目。朝から受付は盛況,会場校の南部大会委員長,学会本部の木原大会企画委員長や東原副委員長,清水先生をはじめとする学会事務局の方々が右へ左へと忙しく動かれ,裁かれている様子を見た。ボランティアで支えられている学会運営,感謝の気持ちを持った。
お昼に第1回研究会委員会を実施。1時間で10の案件。無事に終了。幹事の石塚さんに感謝。

午後のシンポジウム1Bは,とても有用だった。稲垣君と植野さんという情報提供者は,それぞれ個性的であり,さまざまな要素が良い意味で対照的であり,うまくデザインされて選ばれた登壇者だと思った。山内さんの指定討論は,フロアが聞きたいところをズバッと切り込んで爽快だった。木原さんの司会は相変わらず鮮やかで明瞭だった。清水先生のコメントは学会員が元気が出るものだった。
大御所が次々に指名されたため,ぼくは挙手を遠慮したけども,モデルの表現形式をどうするかということを質問しようと思っていた。つまりこういうことだ。
教育工学においては,モデル化がその研究領域の特色である。しかしモデル化されたモデルは,「次なる人」が使うためのものである。「次なる人」は誰なのかによって,モデルの表現形式は変わるはずだし,変わるべきだ。となれば,稲垣氏の提唱したモデルはなぜ「枠組み」と「手順」という2つに表現したのか。そこに,モデルを利用する側を意識したモデル表現の原則論を見いだせないか。そういうことだった。その後,指名された中原君が述べた「モデルは誰のためか」という話と通じることをぼくも考えていた。
日本教育工学会の初代会長であった東先生は,『日本教育工学雑誌』創刊号において,「教育工学とは,教育者がより適切な教育行為を選ぶことができるようにする工学である」と定義した。「教育者がより適切な教育行為を選ぶことができるようにする工学」であるということは,研究の知見が最終的には教育者による「より適切な教育行為の選択」に寄与する必要がある。すなわち,次に同様の実践を行おうという教員に対し,役立つ設計情報として知見が提供されるべきだ。
ぼくが研究を進めている学校現場での実践という文脈で考えれば,モデルが提供される側は教員だ。ということは,提供されるモデルは「教員にとって」有用であり,次なる教育行為の選択に寄与できる形式をとらなければならない。たとえば,数式を用いた記述は,学術的には対象モデルを厳密に示すことができていたとしても,必ずしも教員にとって有用である形式ではない。逆に,指導の効果が十分に示されていなくても,ある有名な実践家の実践を教員の知りたいポイントで整理した記録であれば,教員にとって有用であるモデルの形式となり得る。
これは,数式によるモデル化には意味がないということを言いたいわけではない。モデルの表現形式は,想定されるモデルの利用者に対する了解性を高く保つことを優先することが,教育工学においては不可欠なことだと思うということだ。こういうことを考えてきたぼくは,今回のシンポジウムで,このことがやはり重要だということを再確認できて,とても有用だった。登壇したみなさんに感謝したい。

いくつかのセッションで,発表を聞き,質問をした。研究の位相はさまざまでよいが,持論を述べているだけの発表は,説得力がないだけでなく,発表者の評価を下げると思った。人の振り見て我が振り直せ。気を付けよう。
バタバタした中ではあったが,黒上さん,高橋と久しぶりにゆっくり話せたり,木原さん,山内さんとも久しぶりにお茶することができた。楽しい仲間と夕食を共にし,富山チームや高橋研の学生とも楽しく過ごすことができた。よい1日だった。2日目以降もがんばろう。

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日本教育工学会第24回全国大会(10/11-13)

日本教育工学会第24回全国大会が,10月11日(土)-13日(月祝)まで,上越教育大学にて行われる。木原大会企画委員長の指揮で運営される。
というわけで久しぶりに上越に来た。ローカル線で高田駅を降りた時,中川さん@徳島に会い,一緒に寿司を食った。
今年度のぼくの関連発表は以下の通り。研究会での発表や,他学会での発表として分散しているのが今年度の特徴であるが,おかげで日本教育工学会での全国大会での発表は例年になく少ない。自分も課題研究での発表のみ(大会期間中の研究会委員会運営はあるけども)。久しぶりに,いろんな発表を聞いてしっかり勉強する学会にしたい。

1p-B201-02
教員のICT活用指導力向上のための研修システムの開発
清水康敬,中川一史,堀田龍也,森本容介(メディア教育開発センター),山本朋弘(熊本県立教育センター)

1p-B201-03
初任者と中堅教員でのICT活用指導力の違いに関する検討
山本朋弘(熊本県立教育センター),堀田龍也,清水康敬(メディア教育開発センター)

2a-A105-01
情報モラル教材の構造と機能に関する検討
石原一彦(岐阜聖徳学園大学),杉本圭優(富山短期大学),堀田龍也(メディア教育開発センター)

2a-A113-05
小学校情報テキストの単元実施状況調査
中川斉史(三好教育ネットワークセンター),堀田龍也(メディア教育開発センター)

P2a-C202-05
教科書準拠の提示用デジタルコンテンツを利用した授業の特徴
高橋純(富山大学),堀田龍也(メディア教育開発センター),青木栄太,森下誠太,山田智之(内田洋行),吉田茂喜,江山永(インフォザイン),井口紗希子,吉川亜衣(富山大学)

P2a-C202-29
中学校の総合的な学習におけるアントレプレナーシップ教育の試み
-言語力育成の観点から実践を振り返る-

高橋薫(お茶の水女子大学),村松浩幸(信州大学),金隆子(山形県米沢市立南原中学校),金俊次(山形県米沢市立第四中学校),村岡明(ジャストシステム),椿本弥生(東京大学),堀田龍也(メディア教育開発センター)

P2a-C202-32
普通教室のICT環境における日本型モデルの検討
野中陽一(横浜国立大学),堀田龍也(メディア教育開発センター),石塚丈晴(静岡大学),高橋純(富山大学),青木栄太,山田智之(内田洋行)

3a-A113-05
児童生徒のケータイ所持と教員の意識,学校の指導実態に関する調査
杉本圭優(富山短期大学),堀田龍也(メディア教育開発センター),石原一彦(岐阜聖徳学園大学)

P3a-C202-25
1普通教室あたりのプロジェクタ配備台数とプロジェクタ活用授業数
石塚丈晴(静岡大学),堀田龍也(メディア教育開発センター),野中陽一(横浜国立大学),笹田森,山田智之(内田洋行)

K4-A206-02
一斉授業の授業過程における教員のICT活用の多様性
堀田龍也(メディア教育開発センター),高橋純(富山大学)

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NHKで番組収録(10/10)

ImageP1010419第59回放送教育全国大会関連番組である「メディアでひらく教育新時代」の収録のためNHKへ。NHKの山田アナウンサー,タレントの濱田マリさんとぼくの3名が出演,3つの授業実践をもとに,新学習指導要領時代の放送番組の活用について議論した。放映は10月19日(日)16:00-16:44。
富山大高橋研に内地留学中の追分先生が収録を参観。小川CP,宇治橋さん,本間さん,桜田さんなどなどにお世話になった。

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ヨルダンから来客(10/9)

Jordan1Jordan3JICAの仲介で,ヨルダンの教育委員会や教員が日本に研修視察に来る制度で,昨年同様NIMEに訪問依頼があり,ぼくが対応。今回は現地から6名,JICA関係で通訳等2名の来研。清水理事長にご挨拶いただいたあと,PRIMEでNIMEの紹介のあと,日本の初等中等教育でのICT活用と情報教育について,焦点を絞って紹介。2時間だったけど,たくさん質問も出たから,少しは役立ったかな。

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小学校英語フラッシュ型教材実践セミナーin群馬(11/8)

Fl小学校英語フラッシュ型教材実践セミナーin群馬が,11月8日(土)に高崎で行われる。すでに東京・大阪など,大都市圏では実施。静岡や富山など,ICT活用が盛り上がりつつある地域での実施の延長で,今回は高崎に出かけることになった。関東圏の方々はぜひお越しいただきたい。案内チラシはこちら(pdf)

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NIMEな1日(10/7)

朝から杉本が来研,K3分析についての方向感共有。初中定例会。総説最終調整。VHS関係企画。リーフレット最終確認。あとは雑務雑務雑務…。

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聖心「教育メディア論」(10/6)

Sei先週のオリエンテーションから,さらに5-6名受講者が増え60名ほどになる。講義としては実質1回目なので,1つ1つの学習活動をていねいに指示しながら,教育とメディアの位置関係について講義。特に,方法論としてのICT活用と,学習内容としての情報・情報社会・ICTについての区別を教える。DVDで実践を見て,学生たちに情報に関する教育のイメージが明確に湧いた様子。

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メディアに対する意識調査打合せ(10/6)

ほった先生@園田学園女子大を中心にこの数ヶ月準備してきた調査が,いよいよ最終段階に。今月後半に本番。

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メディつきコア会議(10/5)

田町。高橋リーダーをはじめメディつきコアメンバーで集まる。2月に予定している学習会での模擬授業の検討。手弁当での大事な勉強の機会だ。

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ベネッセ教材評価会議(10/5)

ImageImage_2ベネッセの小学講座チャレンジの教材評価会議。Web教材の妥当性や効果,改善点について最終回の会議。よい議論ができた。お昼にみんなでわいわいと食べたすき焼き弁当も美味。

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ICTリーフ会議(10/4)

OmoteNakaパナソニック教育財団の研究助成による会議。会議室をお借りした。コアメンバーが開発したリーフレット案の評価や普及について意見をもらう。終了後,みんなで沖縄料理。盛り上がる。

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第19回VHS(10/4)

Cimg6249Tama_2Endo第19回VHSは,都心の会議室で行われた。会場をご準備いただいき,朝からご準備いただいたエルモ社のみなさまに心から感謝したい。
玉置さんの養護教諭目線とICT活用促進は,緊張していたものの,とてもよい発表になった。早くから,何度も何度も準備した成果だ。準備力も大切な能力だ。圓子さんの学校の話は,地区や学校の特徴をうまく考えれば,何事も取り組める見本だと思った。遠藤さんは先日の授業について,その授業づくりから授業後までの時系列での学びを披露した。多くの人が写真を撮影していた貴重な情報だった。清久さんの理科の授業提案は,みんながはっとするものだったし,よいと思ったらすぐに取り組む積極性を感じる実践だった。私の製品紹介は磯崎さん。実物投影機をふんだんに使っているVHSの人たちに,さらになるほどと思わせるのは,その「情」だった。私のウンチクでは,NOB高橋の消費者教育+メディつき。こだわり続けた実践者の視点は深い。このコーナー,「へー」が多く,隠れた人気コーナーになっている。
「教えて考えさせる社会科授業」をテーマにした模擬授業では,割石君のテンポよい授業技術と,影山さんの力強い授業の運びは,2人の授業力の高さが際だっていた。いずれも教科書の資料をどう読むかという点で深く考えられた授業だった。その後のディスカッションは,佐野君と佐藤さんに社会科授業論を披露してもらった。ぼくからも教科書読解について少し説明した。
最後は恒例の高橋トーク。ICTは何のために使うべきなのか。そんなことを「確認」させられる話だった。

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「教員のICT活用指導力向上」フォーラム(10/3)

PhotoPhoto_2Photo_3文部科学省「先導的教育情報化推進プログラム」に採択された「教員のICT活用指導力とICT操作スキルの向上プロジェクトの推進と評価」の第2年次の成果フォーラム。今回は10月に開催。第2年次ということで,期間の前半を有効に使い,TRAINのFAQは102項目からすでに234項目に増加している。ビデオモジュールはまもなく116本が218本に増強される。いくつかの教育センターや学校,大学で,TRAINの活用が始まり,効果検証がされている。これらのアピールを10月に行うことで,期間の後半にさらに普及活動を仕掛けたいということだ。
この日は,まず清水理事長による研究の進捗概要の報告。中川教授によるパネルディスカッション1。休憩後,ぼくが司会でパネルディスカッション2を行った。金校長@米沢,山本先生@熊本県教セ,園屋教授@鹿児島大の3名をパネリストにお迎えし,それぞれ管理職の立場,教員研修運営の立場,教員養成およびセンター協議会の立場から,TRAIN活用の効果と可能性をお示しいただいた。最後に,清水理事長による総括でフォーラムは幕を閉じた。終了後は,第2回の拡大委員会。

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総研大大学院ガイダンス(10/2)

総合研究大学院大学文化科学研究科メディア社会文化専攻の10月入学生のガイダンスが行われた。10月入学者は3名,いずれも社会人。ぼくは,博士後期課程の学生相手に,後期に「ICT活用教育論」という講義を持つ。

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富山市立山室中部小校内研(10/1)

P1000907P1000945P1000959朝の便で富山。富山市立山室中部小の校内研。本校はパナソニック教育財団の特別研究助成校なので,指導助言講師のぼくと,財団の三田さんとで訪問。この日は,高橋@富山大と一緒に助言することに。
まずは基礎学力の時間を全教室見て回る。この時間の指導はほぼ確立。あとはそれをわかりやすく参観者に示すための公開研資料が大事だろう。ICT活用の授業は,スモールステップとICT活用による効率化のかみ合わせがまだもう1つだった。その点を助言。
終了後,学校長や石黒研究主任,笹原さんと一緒に,公開研当日のパネルディスカッションの打合せ。次回,当校に出かける時は,もう本番。

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「学習情報研究」編集企画会議(9/30)

学習情報研究」の編集企画会議。ぼくが学生の頃からお世話になっている大先輩たちとの会合で恐縮。来年度は1号だけ特集を担当。

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日本教育新聞取材(9/30)

新学習指導要領の解説書におけるICT活用や情報教育,情報モラル関係の書き込みについて,具体的な学習活動のイメージについて解説するというインタビュー。いずれいくつかの解説記事として日本教育新聞に掲載される予定。

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NIMEでFD収録(9/30)

大学でも授業改善が叫ばれ久しい。大学ではこれをFDと呼ぶ。FDとは,Faculty Developmentの略で,授業内容,カリキュラム,指導方法や受講システムなどの改善・向上を目的とした組織的な取組のことを指す。
当然,FDの一部には,ICTの活用によってそれを実現しようという動きがある。NIMEでは,これを支援するために,大学におけるICT活用等によるFDのヒントとなるワンポイントアドバイスを,実践者の語りでストリーミング提供する仕組みを整備中だ。
この日はその撮影。ぼくは2-3分のビデオモジュールを7本収録した。

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聖心「教育メディア論」(9/29)

今年度も後期に聖心女子大で「教育メディア論」の非常勤を担当する。
久しぶりに聖心女子大へ。相変わらず,ここが都心かと思うような落ち着いた佇まい。今年度は大幅に人数が減ると思ったけど58名。少人数指導がウリの聖心で,自由選択科目なのに,今年も結構な人数。責任を持って講義をしよう。

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