文部科学省が学校へのケータイ持ち込み禁止へ
毎日新聞の記事。文部科学省は,児童生徒が小中学校にケータイを持ち込んだり,校内で使用することを原則として禁止すべきだとする指針を出す方針を固めたとのこと。
ぼくはこの動きに関わっていないので,今の見解を書いておきたい。
-「児童生徒が小中学校にケータイを持ち込んだり,校内で使用することを原則として禁止」することには賛成
-ただ,このような措置は,現実的には多くの小中学校で対応済である
-これが校則レベルだったら学校長が決めればよく,公立学校の統一の動きなら設置者である自治体が行うことだとすれば,国が出すのはそれを促す通知に過ぎない。なのにマスコミは「文部科学省が禁止した」という言い回しに近い報道をしているようにも思える
-なお,持ち込みを禁止するのは学校生活を望ましく過ごすという観点であり,それ以上の束縛ではないから,学校以外の時間で児童生徒がケータイを扱って時間を過ごすことには変わりない。その意味ではケータイに関するつきあい方学習は,今後いっそう必要になる
-怖いのは,学校に持ち込み禁止したから情報モラル教育はあまり要らないと世論が勘違いすることだ
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コメント
どのブログを観ても携帯電話の禁止について大切な視点が抜けています。
携帯電話でのインターネットの使用はこれからの新しい時代の大切なインフラなのです。これを禁止するのは時代の進化に逆行することです。学校で携帯電話の授業を行うことです。下記を参照して下さい。
http://dotamura.blog97.fc2.com/blog-entry-11.html
http://dotamura.blog97.fc2.com/blog-entry-9.html
投稿: くにお | 2009年1月28日 (水) 16時02分