日本教育工学会第1日目(9/18)
日本教育工学会第1日目。第13期(昨年度から)は研究会委員会も大会企画委員会も引退しているので,2日目の理事会以外は昼に会議もない。
企業展示は広くはないところだったけど賑わっていた。大会のスタッフやアルバイトの方々が,とても良い印象。校舎もとっても綺麗でフリースペースも潤沢で,とても快適に過ごせた。
シンポジウム1Bは,教科でのICT活用の実践者と教科教育の専門家との組み合わせで,国語,理科と続く発表。よいシンポジウムだったと思う。意見を言おうと思ったら時間切れになったのが残念だったけど,こういうシンポジウムは何度も経験したから,仕方ないことだとも思う。
個人的には,教科教育でのICT活用の話と,情報社会に向かう今日の教科教育の拡張の話が混ざってしまっていたことが残念に思う。学校現場では学習指導要領を満たす授業を有限な時間でいかに行うか,その中でどのように教科の授業を「深める」のかが検討され続ける。ICT活用は教育方法の改善なのだから,教科教育としての学習目標=学習指導要領を効果的に達成するために役立つかどうかが活用時の判断基準になる。梅澤先生も小倉先生も,明確にその点を示していたと思う。一方,そのことに対して「教科教育は変わらなければならない」という議論は確かに存在するが,それは今回のテーマとは別の話。学校現場でのICT活用が,学習指導要領を「超えない」ことは「宿命」なのだから,それが良いとか悪いとかいう話で学校現場を非難するのは(簡単だが)学校現場の教育実践を良くしようという教育工学の哲学から外れることだと思う。
夕方,永野会長からの明日の理事会への急ぎの仕事に対応。2時間ほどかかる。少し遅れて野中科研打合せに参加。出遅れて迷惑をかけた。久しぶりに木原さんともゆっくり話せてよかったし,名古屋コーチンの水炊きがおいしかった。手配してくれた野中先生に感謝。
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