城南東初等学校訪問(9/9)
この学校,どういう経緯で紹介していただいたかの公開は控えるが,「普通よりも整備や活用が遅れている学校」と聞いていた。実際,学校長も副校長も,「見ていただくほどのことはない」と繰り返した。しかし,すべての教室に大型の提示装置としてのモニターが揃い,すべての教員が必要な時にそれを活用していた。実物投影機もまずまず普及していて,日本の授業と似たような児童の発表活動も行われていた。ぼくには,それらの「日常」が何よりまぶしく見えた。
小1から始まっている英語は,どの学校にも英語教室とALT等がいるとのこと。小5の学習内容を拝見したら比較級の学習だった。日本では中2の内容をやっていた。理科室もその充実に予算が投じられていたし,保健教育にも力が入っている様子だった。情報教育は週1時間のICT教室での授業が行われており,その教科書は(アプリケーションの活用にちょっと寄りすぎているようにぼくには見えるけども)確実に児童のICT操作能力,情報活用能力に結びついていると感じた。算数の教育内容は,日本の昭和40年代のようにかなり複雑な分数と小数が混ざった四則計算までやっていた。
それだけの教育内容をしっかりと指導している様子を見ても,これで創造性が排除されているようには見えなかった。日本ももっと「きちんとと教える」という選択でいいんじゃないか。そう思った。
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