2011年の自己評価その2(論文・学会発表編)
1)論文
日本教育工学会論文誌に,以下のショートレターが採録となった。
堀田龍也, 高橋純, 大垣厚志, 丸山圭介, 鈴木広則(2011.12):前者は,以前からのスズキ教育ソフトとの共同研究の研究成果を投稿したものだ。共同研究プロジェクトからこのように論文が出るのは,研究パートナーである企業側が研究のために人員を割いていただいているためであり,このことに深く感謝したい。
学習指導要領の移行措置期間中における「キーボー島アドベンチャー」の利用状況の分析, 日本教育工学会論文誌, Vol.35 Suppl., 採録決定
高橋純, デイブスミス・, 野中陽一, 堀田龍也(2011.12):
英国の小学校の授業過程におけるICT活用の目的・頻度・タイミングに関する調査, 日本教育工学会論文誌, Vol.35 Suppl., 採録決定
後者は,高橋の英国留学時の研究データをまとめたものだ。地道なデータがよい結論につながった。
また,日本教育工学会論文誌に,Translationとして以下が採録となった。
Yasutaka SHIMIZU, Tatsuya HORITA, Hitoshi NAKAGAWA, Yosuke MORIMOTO, Tomohiro YAMAMOTO(2011.11):これはNIME時代に開発されたTRAINについての研究成果を,清水先生自らがまとめられた論文のtranslation。こうやって1つ1つの業績を押さえて行かれる清水先生をぼくも見習いたい。
Development of a Teacher Training System for Upgrading Teaching Skills by Using ICT, Journal of Educational Technology Research Vol.34(1-2), pp.27-35
もう1つ,以下の査読論文が採録となった。
石塚丈晴, 堀田龍也, 兼宗進(2011.08):2011年の査読付き論文は,ファーストオーサーが1本,連名が3本。このところの忙しさの中,どうしても研究時間が少なくなっている今日だが,ぼくは研究者なのだから,論文書きは地道にがんばっていきたい。
CSアンプラグドを日本の小学校で行うための学習目標の学習指導要領へのマッピングの試み, 情報処理学会情報教育シンポジウム SSS2011, pp.81-86
2)国際学会発表
2011年の海外出張は視察ばかりで,国際学会に発表することはなかった。この点,大きな反省となった。
3)研究報告
日本教育工学会の研究会で次の研究発表をした。
堀田龍也, 高橋純, 大垣厚志, 丸山圭介, 鈴木広則(2010.05):ファーストオーサーの研究報告はこれ1本だったが,日本教育工学会の研究会にそのほか7本の連名発表ができた。うち3本はUTプロジェクトの成果,1本はチエルとの共同研究,1本はスズキ教育ソフトとの共同研究,1本はメディアとのつきあい方学習実践研究会による研究,1本が総合研究大学院大学の博士研究に関わる研究発表だった。多くのプロジェクトの研究成果をメンバーが報告してくれたことに感謝したい。
「キーボー島アドベンチャー」の利用動向 -新学習指導要領への移行措置期間中に見られた変化-, 日本教育工学会研究報告集 JSET11-2, pp.123-128
4)国内学会発表
日本教育工学会の一般研究で次の学会発表をした。
堀田龍也, 山本朋弘, 宮田明子, 鈴木広則(2011.09):日本教育情報学会のシンポジウムでコーディネータをした。
校務支援システムの機能の必要性に関する調査結果, 日本教育工学会第27回全国大会論文集, pp.517-518
堀田龍也(2011.08):全日本教育工学研究協議会でもシンポジウムでコーディネータをした。
「教育の情報化ビジョン」に見るこれからの教室のICT環境, 日本教育情報学会第27回年会論文集, pp.14-15
堀田龍也(2011.10):2011年の学会発表は,上記のファーストオーサー発表を除き,日本教育工学会で3本,全日本教育工学研究協議会で8本となった。こちらも順調であった。
普通教室のICT環境は「授業インフラ」に過ぎない, 全日本教育工学研究協議会第37回大会論文集, CD-ROM
個人的にうれしかったのは,静岡大学情報学部情報社会学科堀田研究室の卒業生が,現在20歳代後半から30歳代前半になっているのだが,彼らが共同研究に参画し,学会発表を担ってくれていることだ。現在の上司の方々のご配慮に心から感謝したい。
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