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2012年の自己評価その2(論文・学会発表編)

1)論文
情報処理学会論文誌に,以下の論文が採録となった。

石塚丈晴, 兼宗進, 堀田龍也(2012.12):
アンプラグドコンピュータサイエンスの学習活動と小学校教科書との対応, 情報処理学会論文誌, 53(12), pp.3096-3105
この論文は,石塚科研の一環として,定期的に堀田研で打合せをし続けた研究成果である。石塚さんの努力に敬意を表したい。
日本教育工学会論文誌に,以下のショートレターが採録となった。
高橋純, 安念美香, 堀田龍也(2012.12):
教員がICTで教材等の拡大提示を行う際の焦点化の分類, 日本教育工学会論文誌, Vol.35 Suppl., 採録決定
森下誠太, 青木栄太, 堀田龍也(2012.12):
指導者用デジタル教科書から教育用デジタルコンテンツへの動的リンク機構の開発, 日本教育工学会論文誌, Vol.35 Suppl., 採録決定
宮田明子, 山本朋弘, 堀田龍也, 鈴木広則(2012.12):
校種や職位の違いが校務支援システムの機能に対する必要感に与える影響, 日本教育工学会論文誌,
Vol.35 Suppl., 採録決定
1本目は,高橋研の安念が地道にデータ分析と整理に取り組んだ成果。昨年度に引き続き,地道なデータがよい結論につながった。2本目は,内田洋行との共同研究「UTプロジェクト」による成果の一端。3本目は,スズキ教育ソフトとの共同研究の研究成果を投稿したものだ。共同研究プロジェクトからこのように論文が出るのは,研究パートナーのみなさんがていねいに仕事をしてくれているためであり,このことに深く感謝したい。
2012年の査読付き論文は,連名が4本。ファーストオーサーでは1本も出せなかった。このところの忙しさの中,どうしても研究時間が少なくなっている今日だが,ぼくは研究者なのだから,論文書きは地道にがんばっていきたい。

2)国際学会発表
2012年の海外出張は視察ばかりで,国際学会に発表することはなかった。この点,2013年は少し巻き返しを図りたい。

3)研究報告
日本教育工学会の研究会で次の研究発表をした。

堀田龍也, 高橋純(2012.5):
小学校段階の情報に関する独立教科を想定したテキストの開発と改訂, 日本教育工学会研究報告集 JSET12-2, pp.77-84
堀田龍也, 平松茂, 桐野志摩美(2012.7):
日常的な情報モラル教育のための教材群の開発, 日本教育工学会研究報告集 JSET12-3, pp.59-64
堀田龍也, 高橋純, 八木澤圭, 山田愛弥(2012.12):
教員が実物投影機を活用する意図に関する調査, 日本教育工学会研究報告集 JSET12-5, pp.173-178
ファーストオーサーの研究報告は3本。日本教育工学会の研究会には,そのほかに4本の連名発表ができた。合計7本は,独自研究のほか,パナソニック教育財団からの研究助成による研究や,企業との共同研究に関わる研究発表だった。2013年も地道にアウトプットが出し続けられるプロジェクト運営をしていきたい。

4)国内学会発表
日本情報科教育学会の全国大会シンポジウムで次の発表をした。

堀田龍也(2012.06):
小学校における情報教育の現状と課題, 日本情報科教育学会第5回全国大会講演論文集, pp.5-6
日本教育工学会の全国大会は,体調を崩して21年ぶりの欠席となってしまった。たいへん残念だった。2012年の学会発表は,上記のファーストオーサー発表を除き,日本教育工学会で5本,全日本教育工学研究協議会で11本となった。こちらも順調であった。

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