2013年の自己評価その4(講義・社会貢献編)
9)講義
教職大学院は4年目になった。大学院教育学研究科では,教職大学院夏の集中講義「コンピュータと教育」,教育学専攻「教育技術研究」を担当した。昨年度同様,「教育課程編成の研究と実践」を井出教授・阿久澤教授と,「授業技術の研究と実践」を谷教授と2人で担当した。その他,大学院生2名の主査を担当し「学校課題研究」の指導をした。また,教職大学院の教育実習「教職専門実習」の担当として台東区立大正小学校,大田区立赤松小学校,大田区立千鳥小学校に出かけた。
学部の講義として,教育学部「情報メディアの活用」を春学期・秋学期に,全学教職「コンピュータと学習支援」を春学期に担当した。また,通信教育部スクーリング「教育の方法と技術」を12月末の連休に担当した。3日連続のスクーリングは,準備も講義もほんとうにたいへんだったが,受講生はたいへん真面目でこちらもつい本気になった。
北海道教育大学招聘教授となり,8月末に8泊の滞在をした。同大での講義,教職大学院生との接触をした。
非常勤講師として勤めていた慶應義塾大学の春学期「情報メディア利用論」は,今年度までで退職することとなった。
10)社会貢献
2012年に引き続き,文部科学省「学びのイノベーション事業」推進委員を拝命し「小中学校WG」に所属し「指導方法WT」チーフを担当した。同実証校としては,広島・藤の木小,徳島・足代小,佐賀・西与賀小,三重・三雲中で講演した。また,文部科学省「情報活用能力調査に関する協力者会議」委員も拝命し,次世代学習指導要領における情報教育カリキュラムの再編に向け,実証的な調査がスタートした。また,2012年から引き続き,文部科学省の研究開発学校審査委員を拝命し,審査および助言にあたった。同指定校としては,京都教育大附属桃山小,福岡教育大学附属久留米小で助言をした。国立教育政策研究所「教育情報共有ポータルサイト検討委員会」の主査を務めた。
日本教育工学協会(JAET)の会長として2年目を過ごした。日本教育工学会は,理事として返り咲きとなり,総務担当となり,理事会の運営に関わった。同学会編集委員会の業務とショートレター編集委員会の仕事も続いている。NHK教育「メディアのめ」「伝える極意」では番組企画委員を続けた。パナソニック教育財団の専門委員も継続だった。
独立行政法人教員研修センターの業務では,中堅教員の中央研修,学校教育の情報化指導者養成研修での講演を担当した。内田洋行によるNew Education Expo東京,同大阪などに登壇した。日本教育新聞,教育家庭新聞,ほか地方紙に取材され記事掲載された。
玉川学園低学年の研究発表会でパネルディスカッションの進行を担当した。パナソニック教育財団の特別研究助成校の京都市立一橋小学校は2年次の公開研を行った。昨年度に引き続き,関西大学初等部の指導助言に関わった。
2011年から指導助言をしている春日井市立出川小学校は,市のモデル校として研究を進めた。北海道教委学校力向上事業,台東区教委スーパーティーチャー養成事業,沖縄県恩納村立山田小中学校の助言をした。
VHSは順調。50回記念の会を行った。2014年は事務局を強化して継続していく。
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