第57回VHS(2/21)
第57回VHSは,東京駅から近い京橋あたりの便利な会場で行われた。会場にご配慮いただいた広島教販のみなさんに感謝申し上げたい。交通の便利もよく,みんな早々と集まってきた。予告通り,予定開始時刻の40分前にスタート。いくつかのお祝いごと,アピールタイムでの重要な表明など,ここまででずいぶん時間を使った。
此川さんによる内地留学報告は,形式的な知だけの獲得にはキリが無いこと,それを改善するための学びの3か月だったことを覗わせるものだった。いくつかの別の場所での写真が,同じカテゴリで整理されていて,頭の中でつながっている様子が外化されていた。國香さんによる学校紹介は,同校の職員のすばらしさがよく伝わってきたし,そこでがんばる努力の様子がよく理解できた。JAET全国大会公開授業校として期待できる。長井さんの仕事紹介は,教育の情報化のライターだからこそわかる流行の起伏についての発表。タブレットの活用をどのように持って行けば良いか,実践者の識見が問われるところだ。西浦さんの製品紹介は,製品の良さを上手にアピールするものだった。
八木澤君の模擬授業は,東京都の土地利用を押さえるもので,丹念に準備されたものだった。知識の確認のための揺さぶりと言語化についてコメントした。狩野さんの模擬授業は,言葉の何にこだわるか,そこから何に気づかせるか,モデルと自分の街の間のつなぎ方を「ねじる」ことで調べる意欲が湧くことをコメントした。金ママの松尾芭蕉の模擬授業は,言語事項の押さえだけでなく,古典の読み方と,古典を読むことの意義を伝える圧巻の授業だった。
恒例高橋トークは,ステレオタイプを疑うこと,簡単な感想で酔いしれないことについて,厳しい投げかけだったように思う。いつもながらとても良い話だった。
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