「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議(5/12)
仙台駅から新幹線。文部科学省へ。初等中等教育局教科書課で段取りの確認をして会場へ。「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議の第1回。当初より座長を拝命していたため,小松初等中等教育局長についで挨拶。
この会議はとても意義深い。「デジタル教科書」はこれまで「教育の情報化ビジョン」をはじめとした教育の情報化の文脈で定義され検討されてきたが,今回初めて初等中等教育局,しかも教科書課所管によって会議体が発足し,従来の教科書制度との関係を中核に見据え,義務教育無償化や教科書検定,著作権等の諸課題について,最低条件となるICT環境等を見通しながら,教育環境の充実を図るための法改正まで視野に入れた議論をしていこうと立ち上がった検討会議だ。法改正等は国会の仕事だし,著作権の話になれば文化庁所管となるなど,局内だけでは片付かない課題が山積するとみられる中で,約1年半かけて課題の洗い出しと今後の方向性を見通すのが本検討会議のミッション。現行の法制度は当然デジタルを前提としていない。だから困難は多いと思うが,委員のみなさまは前向きな方々なので,前向きに検討を進めていこうと思う。
終了後は生まれて初めて囲みのぶら下がり取材を受ける。NHK,日テレなどのほか,日経,朝日,読売,時事などの新聞社等の記者に解説をした。多くのニュースや新聞記事として取り上げられて,責務の重大さを再確認した。
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