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第59回VHS(6/27)

123第59回VHSは,池袋サンシャインビルそばの文化会館の会場で行われた。会場にご配慮いただいた教育同人社のみなさんに感謝申し上げたい。今回は開始前に算数の調査に協力してもらう人たちが集まってくれ協力してくれた。
予定開始時刻の40分前にスタート。今回はゲストも多く,お祝いごとも多く,アピールタイムも盛り上がった。
土井君による海外訪問報告は,外に出てみたからこそわかる我が国の教育のすばらしさを感じたという発表だった。
田中校長による学校紹介は,学校の安定のために管理職はどこを見ているか,対応しなければならないことをどこから取り組むのかという観点がよく理解できた。学校の安定は偶然の産物ではなく,小さな努力の積み重ねだということを確認した。新井さんの実践紹介は,小さい町の指導主事の苦労がよく伝わってきた。すっかり町の教育を支える立場になっていることに感心した。磯崎さんの取り組み紹介は,会社が変わっても自分のスタンスを同じように保って活躍している様子がよくわかった。人は活かされて活躍できるんだよなと思った時間だった。
板垣さんの模擬授業は,算数の文章題を少しずつ詰めて理解させていくという方法の授業だった。丁寧だし実物投影機も上手に使っているのだけど,児童にどう問えばもっと考えるようになるかというコメントをした。遠藤さんの模擬授業は,短歌を作るために,例示された短歌をしっかりと鑑賞・読解させておく授業。創作を急がず,鑑賞・読解を深めることで自然に創作に気持ちを向けさせようというていねいさがミソなのだと感じた。佐藤さんの模擬授業は,教科書の資料の読解と,それを深めるためのデジタル教材の活用について,わかりやすく示してくれたものだった。佐藤さんが授業すると,もっと知りたくなり,社会科がおもしろく感じるとも思った。それが教材研究の力なのだろう。圧巻だった。
恒例高橋トークは,JAET富山大会のCMからスタートし,タブレット活用の分類・分析から見る授業論について。情報量を増やす方向にばかり目が行っている実践を,逆に情報量を減らす道具として活用する観点もあるという指摘や,探究的な学習のプロセスそのものが重要であって,ICTはその際の環境であることを押さえ直してくれた。いつもながらとても良い話だった。

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