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2016年の自己評価その3(研究以外編)

8)講義
東北大学大学院情報科学研究科では,前期に「メディア・リテラシー」,後期に「情報教育論」を担当した。「メディア・リテラシー」は50名ほどの受講者となり,選択科目で最多,必修を入れても4番目という受講数だった。授業評価も高かった。大学院生が相手なので,専門外の院生でもとても面白い講義になった。
学部の講義としては,オムニバスで出講の「科学と情報」のほか,英語B/CをCALL教室で担当した。非常勤や招聘教授はすべてお断りした。

9)本務
全学の大きな委員を務め,特に前期・後期直前の時間割調整,受講生のクラス割当等,神経を使う仕事をした。研究科では将来計画WG委員を担当し。専攻の中期的な見通しを検討した。
メディア情報学講座は特に博士課程の入学者も増え,受験も順調。研究生も入ってきた。ぼくの着任前に入学した院生たちが学位を取得した。
「情報リテラシー連続セミナー@東北大学」も順調。こちらは小野寺さんはじめ院生スタッフのおかげだ。地下鉄開通に伴い,会場を青葉山キャンパスに移し,いっそう盛り上がるようになった。
「メディア教育論ゼミ」は,博士課程13名,修士課程3名という,比較的大きな規模のゼミになった。ゼミをスタートさせて2年,院生たちの努力で軌道に乗り,成果も出るようになった。遠刈田での夏合宿も成功し,個々を認め合えるようになってきた。ゼミ運営に献身的に関わってくれる中核的な院生たちに感謝したい。

10)海外出張
1月中旬,シアトルへ。BCAの日常授業と土曜授業をみっちり学ぶ。3月中旬,登本さんとSITEへ。国際学会での発表に立ち向かう様子を応援した。5月中旬,再度シアトル。BCAで講演。6月上旬,台北へ。台北日本人学校校内研で指導助言。6月下旬,董先生を訪ねて,教育工学の日中交流のため上海へ。上海日本人学校も見学。7月中旬,韓国。38度線DMZにある学校を訪問する。9月上旬,高橋とドイツ,スイス,フランスのICT活用の視察。パリ日本人学校で旧知の校長先生と再会。現地で野阪さんにお世話になる。11月中旬に香港。塾を視察できたのが刺激的だった。
今年も海外出張が多く慌ただしい1年だったが,いずれも学びがいがあった。。

11)社会貢献
中央教育審議会が山場を迎えた1年だった。初等中等教育分科会臨時委員,同教員養成部会臨時委員,同高等学校部会委員,教育課程部会「情報ワーキンググループ」主査を拝命した。次期学習指導要領における情報教育の教育課程についてそれなりの成果が出せたと思う。中教審以外では,文部科学省「デジタル教科書の位置付けに関する検討会議の」座長として,教科書のデジタル化における法制度の検討をし,最終まとめまでこぎつけることができた。「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議」座長の役目は,神経を使う仕事だったが,前進できたと思う。「学校におけるICT環境整備の在り方に関する有識者会議」でも座長を拝命し,現在,ICTに関する整備指針について検討中である。「先導的な教育体制構築事業推進協議会」主査の業務はまもなく取りまとめ。委員として関わった「情報活用能力調査に関する協力者会議」は高等学校での結果分析がまもなく公表となる。
文部科学省の研究開発学校である京都教育大附属桃山小,国立教育政策研究所研究指定校の新潟大学教育学部附属新潟小学校で助言をした。
日本教育工学協会(JAET)は野中先生に会長を譲り,常任理事として学校情報化認定委員長となった。と日本教育工学会は,広報担当理事としてニューズレターやWebを担当した。同学会編集委員会の業務も続いており,同特集号編集委員会副委員長の役目も務めた。
NHK教育「しまった!」の番組企画委員となった。「メディアのめ」「伝える極意」の番組企画委員も続けた。
内田洋行によるNew Education Expo東京,同大阪などに登壇した。今年は日本経済新聞,日本教育新聞,教育家庭新聞などに記事掲載された。DiTTシンポジウムに登壇した。
学校現場への助言は,大田区立西六郷小学校,仙台市立鶴巻小学校をこなし,終了となった。台北日本人学校の校内研の助言は2017年も継続となった。宮城県教育委員会,仙台市教育委員会での教育振興基本計画の策定委員となった。天草市教育委員会などで研修を担当した。
VHSは順調。人数が多くなっていることを受け,2017年は事務局を増強する。

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