東北大な1日(2/28)
朝一で川内キャンパス。積み残し分を必死に対応。無事に午前中に終了。
朝の新幹線で上京。東京駅でカズと合流。タクシーで星陵会館へ。今日は,文部科学省 次世代の教育情報化推進事業「情報教育の推進等に関する調査研究」平成30年度 IE-School+ICT-School成果報告会。参加は約250名。折笠室長挨拶,IE-Schoolの主査の高橋,ICT-Schoolの主査の安藤先生のダイジェスト報告のあと,木原さん仕切りでのIE-School実践発表とディスカッション,ほった先生仕切りでのICT-School実践発表とディスカッション。最後にぼくが事業総括で15分話す。国会から戻られた高谷課長がご挨拶されて終了。みなさん,おつかれさまでした。
今日も快晴。第40回のメディア教育論ゼミ。今回はゲスト含めて14名。院生がどんどん修了していることを実感。いつものように4時間ぶっ通し。ちょっとぼくが喋りすぎた。ゼミ記録は小田さん。いつものうなぎ。
ワークショップ準備で早めに講師の萩原さんがご来研。会場セッティングには常葉カズ研の学生たちが手伝ってくれて感謝。今回の情報リテラシー連続セミナー@東北大学は,ソニーMESH開発リーダーの萩原さんによるワークショップ。プログラミング教育の概念が変わったんじゃないかな。参加は90名ほど。恒例の立食懇親会も60数名の参加。すばらしい。
午前中は在宅で論文の仕上げ。今回の論文はちょっと苦労したな。チェック依頼に回す。その後に出勤。青葉山も快晴。明日の連続セミナーもこういう天気だといいな。買い出し等を終えた小野寺さんと合流。人事資料等。学術懇話会に出席,ぼくが東北大学大学院情報科学研究科に着任した時の研究科長でいらした徳山豪先生の最終講義を拝聴した。人生って凄い。がんばろう。
比較的暖かい朝。青葉山も気温8度。午前中は宮城県・仙台市教委から来研,篠澤先生,窪先生と対応。横やりばかりで論文書きは進まず。専攻会議では想定外の事態も生じたが,無事に学位については了承をいただく。あとは教授会投票。その後の専攻教授会で人事話。桑原専攻長と打合せ。
朝の新幹線で連日の上京。文部科学省へ。最初は別件で学力調査室で打合せ。その後に中央教育審議会総会の会場へ。第10期の中央教育審議会の会長は第一生命の渡邊氏に,副会長は筑波大学長の永田氏と千葉大の天笠先生に。柴山大臣の御挨拶,第9期の各分科会による答申等の進捗説明などの後に,新規委員から一言とのこと。ぼくは学校のICT環境の整備を急ぐべきということを発言した。
終了後,初等中等教育分科会。分科会長は大谷大の荒瀬教授,代理には千葉大の天笠先生と国立高専機構の加治佐先生に。
帰りに情報教育・外国語教育課に寄ってから帰仙。
新幹線で上京。東京都プログラミング教育推進校による実践報告会のため,文京シビック大ホールへ。1,272校から1名以上の悉皆かつ75校の推進校からは複数名の参加をということらしく,1,660名の参加と聞いてビビる。都教委の石田指導企画課長とご挨拶。田中主任や西澤統括にお世話になる。パネルディスカッションの打合せを聞きながらプレゼン最終調整。30分の基調講演のあと,実践報告等を聞き,パネルディスカッションを聞いて,指導助言を10分間。規模の大きい東京都だけに足並みを揃えることは難しいと思うけども,こうやって普及型のイベントを実施している都教委に感心。登壇者がそのミッションを理解して登壇することの重要性を再認。
新幹線で静岡駅まで。佐藤研の学生たちとラーメン。常葉大学教育学部で,日本教育工学会SIG-08「メディア・リテラシー、メディア教育」の第12回研究会。カズが頑張って仕切っていたし,学生たちがしっかりとお手伝いしていたことに感心。宇治橋さんと森本先生による研究レビューからは,メディア・リテラシーに関する国内論文がなぜ少ないのだろうかを考えさせられた。ノブ高橋によるTikTokを題材とした模擬授業は,メディアの特性の理解が欠如してしまうことの恐ろしさを感じさせられるものだった。その後のパネルディスカッションでは,小田切副学長や中村研究科長と登壇し,情報教育の立場からのメディア・リテラシー教育の重要性を述べた。
第10期の中央教育審議会委員を拝命した(→日本経済新聞の記事)。第10期の任期は2021年2月14日まで。
中央教育審議会には総会(親委員会)があり,その下に,教育制度分科会,生涯学習分科会,初等中等教育分科会,大学分科会の4分科会と,教育振興基本計画部会,地方文化財行政に関する特別部会がある。親委員会の委員がこれらの分科会等に分散して担当するが,それだけでは専門的な審議を進めることは難しいことから,各分科会等に臨時委員を指名している。
2017年,第8期にぼくは初等中等教育分科会の臨時委員を拝命し,さらにその下の教員養成部会も臨時委員として担当することとなった。教育の情報化が進展する時期だったということもあるだろうが,第9期も再任ということになって,合計2期4年の間,臨時委員を担当したことになる。十分な役目を果たせたとは思えないけども,時はちょうど学習指導要領の再編時期でもあり,ICT活用や情報活用能力の育成の重要性をお伝えする良い機会をいただいたと思っている。
第10期はいよいよ親委員会の委員ということで,ちょっと緊張している。
仙台から新幹線で上京。文部科学省へ。まずは学びの先端技術活用推進室で柴山プランについてのディスカッション。その後,情報教育・外国語教育課で作成検討会の下打合せ。16:00から「教育の情報化に関する手引」作成検討会。座長を拝命。優れた委員のみなさんが集まっているので,多様な意見が出て定刻前に終了。まずは第1回が終了してホッとする。終了後は高橋と久しぶりに夕飯,情報共有。
雪の積もる中,山形県立村山産業高校へ。槇校長の学校。工業,農業,商業の3つの学科を持つ高校であり,それらの学科が併設されている良さをふんだんに発揮している高校だった。教頭先生にご案内いただいて授業をたくさん参観。生徒たちは真剣に実習に取り組んでいるし,先生方は一生懸命に教えている。とても感心した。ドローンの揚力を扱う物理の授業,小学生にプログラミングの取り組みを伝えようとする遠隔授業などを見学。農業科の3年生からは土壌や発育等について詳しく教えてもらい,彼の持つ大学に進学して学ぼうという姿勢に感銘を受けた。終了後は槇校長と冷やし肉蕎麦をいただいて帰仙。
昨日は夕刻から翌日のセミナーの打合せと会食。正寿先生は準備万端。
今日はスタッフは午前中から準備。会場には1時間前から参加者が着席。大学生から校長まで。第12回JEES教育セミナー in 仙台がスタート,ぼくはJEES理事長としてご挨拶。その後,正寿先生によるセミナー。具体的で明日からの授業に役立つ話が盛りだくさんで,若手教員には大いに役に立つことだろう。
中座して山形へ。
雪の中,筑波大学附属小学校へ。盛山先生とご挨拶。授業を見て回ったけど,特に田中先生の授業には山のような人だかりだった。11:00からは盛山先生による総合活動の授業だったが,その30分前にすでに会場は満員,送り会わせたけど,あきらめて帰った人もいるだろうな。授業はmicro:bitを活用した実践。総合活動としてのSTEM教育の最初の授業となった。午後は筑波大学附属小の先生方による協議会。その後,ぼくが30分,STEM教育の必要性について話をし,三井君@山梨,木原さん@相模原による実践報告,カズによる実践研究レビュー,盛山先生による今後の方向性の表明など。質疑もそれなりにあった。実践報告が難しかったとプログラミング教育の重鎮にお叱りを受けたが,附属小であるこの学校の位置,この公開研の意義と参加者層,当校からのオーダーを勘案すれば,ぼくの意思決定が及ぶ範囲でできることとしてはこれが精一杯。いわゆるプログラミングの体験講座とは違うので,この辺は見解の相違かな。
終了後は総合活動分科会の先生方と懇親会。中座して若手交流会。
朝から母のデイサービスへ。お世話になっているみなさまにご挨拶。母やおじさんたちと合流してお昼。ホームに送って行き,天草空港へ。沢村先生と小森先生が見送りに来てくれるも,天候不良でAMXは欠航に決定。急遽,2人に熊本市方面に送ってもらうこととなり(感謝),住吉駅で三角線に追いついたところで乗車。熊本から新幹線で博多,福岡空港から夜遅くに羽田空港に。
朝一のAMXが天候調査中になり焦る。熊本空港に着陸することを想定して天草市教委の先生方が対応してくれていたが,無事に天草空港に着陸できた。レンタカーの手続きをして一度実家に。市教委のみなさんと合流し,お昼をいただきながら打合せ。その後,会場校の天草市立本渡北小学校へ。若手教員である吉田先生による6年生の算数の授業。たいへんいい授業で感心した。協議会の後に授業の講評と講演。みなさん真剣に聞いていただいた。高校時代の同級生に何人か会うこともできた。
夜は石井教育長先生ほか天草市教委の先生方と懇親会。天草市の教育課題に真剣に取り組むみなさんの様子を知ることができた。二次会,三次会(なぜか焼肉に連れて行かれる)で深夜に帰宅。
内田洋行へ。折笠室長と諸々打合せ。事務局とこの後の会議の調整。IE-School/ICT-School企画検証委員会。IE-Schoolは情報活用能力育成のカリキュラムマネジメント,ICT-Schoolは主体的・対話的で深い学びのための学習過程に対応づけたICT活用の実証研究。今回は実証校ではなく企画検証委員会の研究者の会議となる。文部科学省,上野教科調査官もご同席いただく中で会は進行。2/27(水)星稜会館での成果報告会の段取りまで確定。申し込みはこちら。
気温0度。青葉山。準備等。橋本君の博士論文最終審査。書類手続き等。Google社来研,打合せ。宮城教育大学で打合せ。早めの帰宅をして全学教育の成績付け。「キーボー島アドベンチャー」に対する児童向け調査の依頼。
キーボー島アドベンチャーの15年目,2019年1月末付の状況についてスズキ教育ソフトから連絡があった。
1年 8,460人
2年 7,760人
3年 42,482人
4年 44,956人
5年 40,579人
6年 37,818人
キーボー島がオープンしてから本日までに登録した教師数は通算22,900人,学校数は7,363校。平成29年度学校基本調査によれば,全国の小学校は19,892校。これまでに登録した学校は,その37.0%を占めることになる。
2020年度から全面実施となる小学校の新学習指導要領の総則には,「児童がコンピュータで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となる情報手段の基本的な操作を習得」とある。小学校でのキーボード入力学習が必須となり,そのスキルは「学習の基盤」として各教科等における深い学びを支えていく。
このような背景の中,すでに多くの学校でキーボー島アドベンチャーをご活用いただいている。ご活用いただいているみなさんに感謝すると同時に,ぜひ今後も1校でも多くの学校で活用していただきたいと願う。