2021年2月
上越教育大学附属中Apple Distinguished School公開研(2/22)
上越教育大学附属中Apple Distinguished School公開研で基調講演。附属中の取り組みの先進性が伺える報告を聞いて安心。私学の先生方が多く,公立学校の先生たちに声があまり届かないようで残念。
デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議(2/22)
デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議。座長なのでいつもなら文部科学省に出向くけど,今は大地震で東北新幹線が停止中なので,研究室から参加。ガイドラインの修正,中間まとめへの意見交換をみっちりして,予定より40分早く終了。みなさんご協力ありがとうございました。
デジタル教科書が利用できるようになることで,GIGAスクール構想による端末を学習で活用する場面が広がると想定されている。もちろん当面は紙の教科書との併用であり,どのような授業の方法が有効かといった実証研究を積み重ねて行くことになる。マスコミ等では,デジタル教科書を活用できることを,すべての学習をデジタルで行うことと置き換えたミスリードの報道もあることが残念。
東北大な1日(2/22)
午前中早い時間帯は自宅でメール片付け。11時過ぎに青葉山。12:00Webex接続確認,13:00から上越教育大学附属中学校のAppleDistinguishSchoolの公開研。講演を30分強。その後,研究発表を聞いて中座。文部科学省教科書課と打合せ。夕方にデジタル教科書会議。終了後,残務処理して帰宅。
JSET事務局会議・理事会等(2/20)
日本教育工学会(JSET)の事務局会議。本来は執行部はJAPET&CECに参集するところ,今回は大地震で東北新幹線が未復旧なので,オンライン参加とさせてもらう。理事会の案件が多岐に亘ること,法人化前後での諸調整があることもあり,続きは執行部で会議。編集委員会が終了後に理事会。
京都教育大附属桃山小オンライン公開研究会(2/19)
京都教育大附属桃山小学校のメディア・コミュニケーション科研究発表会にオンラインで登壇。同校のメディア・コミュニケーション科(MC)は,2011年の研究開発学校指定の頃からの10年来のカリキュラム。ぼくは初期の段階から,メディア・リテラシー教育と情報教育の接点の議論で助言し,そこからICT活用,児童による1人1台の時代に向けた情報活用能力の育成等について関わってきた。当日はMC関連の全体発表を井上先生が,その後は各学年の実践報告,それから低中高の代表それぞれ1名とぼくで「学校がリードする情報社会の先の世界」という座談会。おもしろかった。もっと多くの人たちに聞いてほしかったな。
東北大な1日(2/19)
午前中は在宅で日程調整,メールやりとり。青葉山。部屋の工事で業者が入る。窪先生にいつも頼っていて申し訳ない思い。男子大学院生たちの活躍にも感謝。オンラインで京都教育大附属桃山小公開研。文部科学省教科書課やりとり。
東北大な1日(2/18)
車検予約。wutan校正。整骨院。川内。学習データ会議。青葉山。専攻会議準備。オンラインで専攻会議,案件多し。その後,オンラインで専攻教授会,案件多し。吉田さんオンライン打合せ。専攻会議・専攻教授会議事録作成。GIGA本校正。成績確認。
在宅勤務な1日(2/17)
イベント日程調整。専攻長業務。京都教育大附属桃山小とのやりとり。東北大学「社会にインパクトある研究」対応。車検問い合わせ。特集号論文チェック2本。CIEC論文チェック1本。修論概要チェック。Google本校正。
国立教育政策研究所教育改革国際シンポジウム(2/16)
国立教育政策研究所のフェローとして,令和2年度教育改革国際シンポジウム「ICTを活用した公正で質の高い教育の実現」に登壇。ビジョナリートークで15分,その後に石井先生@京都大,柏木先生@立命館大と議論。おもしろいシンポジウムだった。「公正で質の高い教育」の議論は,社会学,教育学の知見に学ぶ部分が多かった。そしてそれは,教育実践においては教育委員会や管理職のリーダーシップによって発揮されるかどうかに還元されることが指摘された。私たちはネットワークされる時代,データドリブンな時代に生きており,子供たちはそこに職業人として歩み出していく。そんな前提を考えた時に,「今まで通りの学校」はむしろ足かせだろう。
東北大な1日(2/16)
午前中は在宅で寄附講座の設置の資料作成など。早めのお昼を食べて青葉山。通勤時は粉雪だったけど,研究室にいる間に吹雪に。国立教育政策研究所のシンポジウムに参加。これまでずっと準備してきた専攻会議・専攻教授会の資料の仕上げ,オンライン会議の案内。冊子作成の見積など。
東北大な1日(2/15)
朝一で青葉山。まだエレベーターが修理中で,8Fまで登山。ゼーゼーで研究室。午前中は修士論文審査会に主査として参加。安里・遠藤がよくがんばった。審査委員段階では合格をいただく。もう1つ久保田さんの審査後にお昼。書類片付け,明日のプレゼン準備,メール対応等。大高君の博士論文最終審査。無事終了。安里打ち上げ。帰宅後,寄附講座の資料作成。
大地震(2/14)
2つのセミナーに対応した土曜日。久しぶりに近所に飲みに行き,久しぶりに早めに休んだ夜だった。夜中にものすごい揺れ。飛び起きた。棚からさまざまな物が落ち,あっという間に床一面に散らばった。夜中に片付け,方々と連絡をとり,深夜に少しでも寝ようと休む。
朝になり,東北地方での大きな被害の様子がニュースで流れる。メディア情報学講座のいくつかの部屋もたいへんそうだという院生の報告がある。エレベータも停止中の中,窪先生が朝から向かってくださった。ぼくは午前中に情報処理学会コンピュータと教育研究発表会の電気通信大学企画セッションに出席してからの対応に。Facebookに上げたようにかなりの惨状。震災の恐ろしさを垣間見る。3.11の時は,これに雪が降り,数日間,停電・断水だったわけだ。今日は快晴で温暖,電気も大丈夫だったから,まだ全然マシなんだな。
小野寺さんや板垣夫妻も来てくれて,3時間ほど片付けをする。修論審査の前日にもかかわらず片付けに尽力してくれた安里に特に感謝。山口君や三橋君も黙って大人の対応をしてくれた。かっこいい。
仙台市遠隔教育フォーラム(2/13)
仙台市立錦ヶ丘小へ。市教委スタッフ,稲垣君@東北学院大,オンラインの安藤先生@宮城教育大,菅原校長,大内教頭と一緒に仙台市遠隔教育フォーラムに登壇。遠隔教育の成果の取りまとめから,GIGA端末到着直後の戸惑いについての検討へ。市教委等に苦言を呈することが多かった。
筑波大附属小初等教育研修会(2/13)
朝一で青葉山。接続確認。筑波大学附属小学校では例年,2月のこの時期に全国の教員を2,000名から3,000名ほど集めて実施される学習公開・初等教育研修会だが,コロナ禍のためオンラインで学習公開が中止され,初等教育研修会として行われた。関わっている盛山先生率いる総合活動部会の研修会に登壇。STEM+の向かうべき方向について。
教育再生実行会議デジタル化タスクフォース(2/12)
Webexで教育再生実行会議デジタル化タスクフォース。今回は,3月までのGIGA対応で国が何ができるかという議論と,中長期的なデータ流通・管理政策等についての議論。とても盛り上がり,またもや延長戦(涙)。事務局のみなさま,おつかれさまです。
東北大な1日(2/12)
朝一で青葉山。書類整理。NHK for Schoolのプロジェクト会議。何度も議論してきた実験計画がいよいよまとまって嬉しい。川田君来研,打合せとランチ。NIIサイバーシンポジウム。教育再生実行会議デジタル化タスクフォース。宅急便送付経由で帰宅,自宅で着払い対応。
今後の社会を見据えたICT活用研究会(2/10)
先端教育機構が事務局となっている「今後の社会を見据えたICT活用研究会」にオンラインで出席。これまでの意見を整理し,今後の方向について議論した。
中座して新幹線。東京に到着してすぐにオンラインで桑木さんの博士論文最終審査。
第20回広島市立藤の木小ICT活用公開研(2/8)
「The 20th 藤の木小学校ICT活用公開研究会」に参加。広島市内の学校にオンライン中継。これまでの同校に関わってきた先生方や文部科学省,総務省関係者等がZoomで参加。教育委員会の方々は現地で参加というハイブリッドな授業研。中島先生の5年社会の授業の後,木村君@京都が指導助言,その後にぼくが40分間でこれまでの10年を振り返る講演。
藤の木小との出会いは,フューチャースクールの平成22年(2010年)だった。当時の堀校長と意気投合し,未来を見た授業づくりに協力してきたつもりだ。時代は大きく変わってこれからGIGAスクール。今までの10年間の同校の歩みはたいへん貴重な記録だ。島本校長先生,おつかれさまでした。
在宅勤務な週末(2/6-7)
2/6:朝から関西大学初等部公開研の準備。終了後,ウォーキング,原稿書き,校正など。夕方から連名論文のチェック。夜遅くに遅れていた原稿1つ終了。
2/7:朝から鹿児島大学教育学部オンライン公開講座にログイン。別用に対応しながら断続的に参加。最後にコメント。いい公開講座だった。原稿書き,2つめ提出。喫茶店。マスターゼミ。原稿書きの続き。夜中に3つめを提出。
2/7:朝から鹿児島大学教育学部オンライン公開講座にログイン。別用に対応しながら断続的に参加。最後にコメント。いい公開講座だった。原稿書き,2つめ提出。喫茶店。マスターゼミ。原稿書きの続き。夜中に3つめを提出。
関西大学初等部公開研(2/6)
開校10年となる関西大学初等部の公開研究会。今年はオンライン。主たるテーマはミューズ学習。ぼくは2013−16年頃に深く関わった学校だ。
現在のミューズ学習の中核の山本先生はじめ,諸先生方から各学年での取組の説明。公開研より系統的に聞くことができ,オンラインの良さを活かしたと言えるだろう。その後,古本先生による6年生2学級の合同授業を公開。各自が情報端末と思考ツールをしっかり使いながら個別や協働でどんどん問題発見をしていく。それが解決に値する問題か,調べられる問題かを吟味し,今後の思考戦略を計画シートに書き込んでいく。たった45分でここまでできるのかと感心する授業。石井君の解説もよかった。
授業後,黒上先生,古本先生とぼくで鼎談。その後,まずはぼくからミニ講演。関わっていた当時の様子を伝えながら,今日,思考ツールを実践する意味について,先日の大学入学共通テストに繋げる形で説明。黒上先生からは主にメタ認知や,教科の越境などによる学校カリキュラムについて整理された。お役目を果たせてホッとした。
在宅勤務な1日(2/4)
午前中はなかなかの雪。原稿書き。専攻会議準備。国研シンポやりとり。新幹線キャンセル。情報テキスト校正,学研に返送。オンラインで教育学研究科の博士論文最終審査。原稿書きの続き。
東北大な1日(2/2)
朝一で青葉山。書類作成について小野寺さんに依頼。オンラインで高橋さん博士論文最終審査。オンラインで先端教育機構打合せ。研究会の方向感を議論。夕方に広島市立藤の木小オンライン接続確認。久しぶり。帰宅後にオンラインで出版打合せ。いい本になりそう。
仙台市立錦ヶ丘小校内研(2/1)
仙台市立錦ヶ丘小学校へ。菅原校長と打合せ。5校時に6年家庭科の授業を参観。市教委の方々とお話ししながらプレゼン作成。広い部屋で先生方と離れて講演。情報社会とテクノロジーと家庭科教育の話。やっぱり現場はいいな。
キーボー島利用状況(1/末)

昨年度,登録者が20万人を超え,16年間で最多の利用者数となったキーボー島アドベンチャーだが,今年度の登録数は,昨年度の同時期より約8万人以上多く,1月ですでに29万人を超えてしまった。新型コロナウィルスによる学校の休業によるオンライン授業等で,キーボード入力の重要性が再認識されたのかも知れない。GIGA端末の到着を前に,キーボード入力から始めている学校が多くなっているのかも知れない。いずれにしても明らかに例年とは異なる登録・利用状況だ。
登録学校数 1,732校
登録児童数 291,481人
1年 16,281
2年 16,751
3年 67,480
4年 65,854
5年 59,997
6年 58,723
令和2年度学校基本調査によれば,全国の小学校は19,525校。現在の登録学校数は,その8.9%を占めることになる。
2020年度から全面実施となった小学校の新学習指導要領の総則には,「児童がコンピュータで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となる情報手段の基本的な操作を習得」とある。小学校でのキーボード入力学習が必須となり,そのスキルは「学習の基盤」として各教科等における深い学びを支えていく。
キーボー島がオープンしてから本日までに登録した教師数は通算26,535人,学校数は8,239校。すでに多くの学校でキーボー島アドベンチャーをご活用いただいている。ご活用いただいているみなさんに感謝すると同時に,ぜひ今後も1校でも多くの学校で活用していただきたいと願う。