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2022年の自己評価その1(総論編)

2022年を,毎年の恒例に従い,何回かに分けて振り返ってみる。 2022年は,東北大学大学院情報科学研究科に着任して9年目を迎えた年だった。これまでに在籍したあらゆる勤務先の中で最長記録を更新している。
准教授の長濱君,特任助教の川田君,秘書の立花さんのおかげで,情報リテラシー論分野の運営は安定していた。若くてすばらしいスタッフに感謝したい。
OB・OGの活躍もめざましかった。「後進を育てる(=実践研究者に博士号をとってもらう)」というミッションを自分に課した,50歳になる時の東北大学への着任の成果は,着々と上がって目的が達成されつつある。
クロスアポイントメントの制度により,母校である東京学芸大学大学院教育学研究科(教育AIプログラム)の教授(エフォート10%)を担当することになって2年が経過した。2023年はもう少し深く関わることになりそうだ。文部科学省の視学委員の発令もあった。国立教育政策研究所の役職は上席フェローとなった。信州大学特任教授(教育学部附属次世代型学び研究開発センター)として長野県教委との関係が深くなった。
中央教育審議会をはじめ文部科学省関連の業務も一生懸命がんばった2022年だった。講演等はほぼ断ったにも関わらず,やはり忙し過ぎた。体力,知力,そして気力の限界を感じることも多く,2023年はこれまで以上に講演等をほぼ完全にお断りすることをお許しください。申し訳ございません。
また,2022年3月に,ぼくを女手一つで育ててくれた母が逝去した。自分の好きなことばかりしてちっとも親孝行できなかったことが悔やまれた1年だった。

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