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2022年の自己評価その4(社会貢献編)

12)政策
第11期中央教育審議会委員としての2年目。初等中等教育分科会では分科会長代理を拝命,荒瀬先生の仕切りを近くで見る。個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会でも部会長代理となり,その直下に置かれた教科書・教材・ソフトウェアの在り方ワーキンググループの座長を拝命する。これまで文部科学省「デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議」で審議してきたデジタル教科書に関する議論を中教審として受け継ぎ,デジタル教材やクラウド学習ツールとの連携について話し合うこととなった。義務教育の在り方ワーキンググループの委員も拝命。次期学習指導要領に向けた義務教育の在り方の議論が始まった。教育課程部会は開催されず。幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会は日程が合わずあまり出席できなかった。
「教育データの利活用に関する有識者会議」座長は,個人情報保護法の全面スタートの中,教育データを前向きに利活用することにまだまだ慎重な意見が多く,慎重に進めた。「学校におけるICT環境整備の在り方に関する有識者会議」では,座長として2022年度までの5年間のICT環境整備計画を2年間延長することを決定した。「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議」は,武藤リーダー着任後,教育データ利活用会議との連携も進み,座長としてもホッとしている。「情報活用能力調査に関する協力者会議」主査,「GIGAスクール構想に基づく1人1台端末の円滑な利活用に関する調査協力者会議」座長代理,法定会議の「学校教育情報化推進専門家会議」委員,ほか「教育研究開発企画評価会議」委員,学力調査アドバイザーも拝命した。

13)学会
日本教育工学会(JSET)の会長は2年目を迎え,選挙で2023年からの2期目2年間の就任が決まった。1期目は法人化後の学会運営の体制づくりに腐心したが,2期目は少し新しいことに取り組もうと思う。米国の教育工学会(AECT)や中国の教育工学会(CAET)で招待スピーチがあるなど,対外的な業務も多かった。
日本教育工学協会(JAET)は高橋会長が就任,ぼくは常任理事から評議員に移り互選で議長に選任された。日本教育メディア学会,日本教育情報学会では理事を拝命した。日本教育工学研究協議会で基調講演を担当した。日本教育技術学会ではパネルディスカッションに登壇した。

14)講演等
越塚先生@東大からの依頼でEd-AIシンポジウムに登壇した。東京学芸大教育フォーラムに登壇した。内田洋行によるNew Education Expoでは今年も東京と大阪で基調講演を担当した。ラーニングアナリティクスについてのセッションでは内田洋行との共同研究の現状報告をした。EDIXでは東京と大阪で,関西教育ICT展では大阪で講演した。JEES教育シンポジウムはオンラインでの開催となったが,今年も多くの若い教師たちに参加してもらうことができた。Googleとの共同研究によるいくつかのセミナーや,チエルマガジンセミナー,指導と評価大学講座,研数学館「算数・数学連続セミナー」などは対面で,ほか総合初等教育研究所やリシード,日経BP社「教育ICT Days」などいくつかのオンラインセミナーに登壇した。
学校現場向けの講演は,母校の天草市立本渡南小の公開研究会での講演のほか,熊本県高森町に継続的に関わった。筑波大附属小,岩手大学教育学部附属中などの新学習指導要領に影響力がある学校や地域の公開研,たくさんの関係研究者が集った仙台市立錦ヶ丘小学校の公開研,広島県教委や長野県教委,富山県教委,宮城県教委による講演会,お世話になった方々がたくさんいる中でのJAPET&CEC総会での基調講演など,これまでの人生で深く関わりがあるものだけお引き受けして講演した。
テレビ出演等も基本的にはお断りした。日本経済新聞,朝日新聞,毎日新聞,共同通信,日本教育新聞,教育新聞,教育家庭新聞などに記事が掲載された。

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