2023年3月
ロンドン3日目(3/30)
午後はBETT in UK。こちらも何年ぶりだろうか。大きな展示会。今回はManagement,いわゆる校務DX関係のダッシュボード周辺のソリューションが多くなっており,教科のドリル等はすっかり影を潜めていた。残念ながらDaveには会えず。終了後,ビールと夕飯。
ロンドン2日目(3/29)
ロンドン1日目(3/28)
ロンドンには予定時刻より早めに到着。UKborderと言えば長蛇の列というイメージだったが,ヒースロー空港の相変わらずの大きさで歩く距離は長いものの,Passport Controlは自動読み取りと顔認証であっという間に通過。荷物もすぐに出てきた。ホテルに到着して身のまわりを片付ける。ここで寝ちゃうと時差ボケがひどくなるので必死。夜は山西先生や高橋君,Google for Educationのみなさん,チエルの粟田社長,ストリートスマートのみなさんと会食会。咳が続いているのが気になって,Ginessをhalf pintだけにする。
東北大な1日(3/27)
日本教育工学会2023春季全国大会関連発表(3/25-26)
○堀田雄大, 八木澤史子, 佐藤和紀, 堀田龍也(2023.3)
教員の研修動画の選択行動の傾向に関する調査の試み
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.159-160
○小田理代, 登本洋子, 堀田龍也(2023.3)
STEM分野のジェンダーギャップに関する予備的調査
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.175-176
○田島祥, 登本洋子, 堀田龍也(2023.3)
高校生の「つなぎっぱなし」の実態
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.73-74
○泰山裕, 板垣翔大, 大久保紀一朗, 佐藤和紀, 三井一希, 堀田龍也(2023.3)
思考スキルの転移に繋がる認識と思考ツールポートフォリオの振り返り内容の関係
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.431-432
○遠藤みなみ, 金松萌々花, 齊藤陽花, 佐藤和紀, 堀田龍也(2023.3)
学習者主体を指向した授業の学習環境に対する教員養成課程の学生の「みえ」に関する検討
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.377-378
○渡邉光浩, 高橋純, 新地辰朗, 堀田龍也(2023.3)
小学校の平成23年度用・平成27年度用・令和2年度用教科書におけるICTに関する記述の比較分析
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.515-516
○阿部文男, 川田拓, 長濱澄, 齋藤玲, 堀田龍也(2023.3)
CBTのためのPCパレットによる数式入力法の高等学校数学における使用可能性の実践を通した検討
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.137-138
○日下大輔, 板垣翔大, 川田拓, 大沼久美子, 遠藤伸子, 久保田美穂, 松﨑美枝, 堀田龍也(2023.3)
保健室への児童生徒の来室を記録するWebアプリケーションの試作
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.557-558
○山本朋弘, 中尾教子, 堀田龍也(2023.3)
中学校道徳における反転学習での生徒のアノテーションの効果と授業設計の検討
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.129-130
○中尾教子, 山本朋弘, 堀田龍也(2023.3)
中学校道徳における生徒のアノテーションを活用した反転学習の授業設計に関する教師の意識の分析
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.39-40
○板垣翔大, 阿部暖子, 福谷遼太, 安藤明伸, 堀田龍也(2023.3)
CBTにおけるWeb検索による情報の参照の有無による視線運動の違い
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.587-688
○安部はる香, 板垣翔大, 佐藤和紀, 堀田龍也(2023.3)
AIの物体検出技術を用いて下駄箱の靴の揃い方を推定する試み
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.465-466
○槇誠司, 中野博幸, 板垣翔大, 堀田龍也(2023.3)
養護教諭の統計的リテラシーについての一考察 -統計処理を必要とする業務に関する質問紙調査から-
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.453-454
○三井一希, 板垣翔大, 泰山裕, 大久保紀一朗, 佐藤和紀, 堀田龍也(2023.3)
1人1台端末を活用した授業に対して教員養成課程の学生が感じるデメリットの類型化の試み
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.321-322
○稲木健太郎, 泰山裕, 大久保紀一朗, 三井一希, 佐藤和紀, 堀田龍也(2023.3)
他者の振り返りの参照が自己の学習方法の選択に関するメタ認知に与える影響の検討
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.313-314
○岡本恭介, 板橋薫, 板垣翔大, 安藤明伸, 堀田龍也(2023.3)
中学校音楽科における合唱の練習にラーニングアナリティクスシステムを活用した授業実践
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.169-170
○佐藤和紀, 手塚和佳奈, 稲木健太郎, 久川慶貴, 泰山裕, 堀田龍也(2023.3)
1人1台の情報端末を活用して個別最適な学びを始めるための小学校教師用チェックリストを活用した実態調査
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.471-472
○久川慶貴, 佐藤和紀, 泰山裕, 堀田龍也(2023.3)
児童が学習のてびきを作成する予備的実践と記述内容に関する検討
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.371-372
○八木澤史子, 遠藤みなみ, 佐藤和紀, 堀田龍也(2023.3)
児童の学習の自律性の支援に取り組む教師の机間指導における発話の傾向
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.411-412
○中川哲, 齋藤玲, 堀田龍也(2023.3)
教師によるテスト採点における学習指導に関する認知過程間の関連についての一考察
日本教育工学会 2023年春季全国大会講演論文集 pp.87-88
日本教育工学会春季全国大会@東京学芸大(3/25-26)
3/26:2日目もあいにくの雨。スタッフのみなさまには御苦労をおかけする。午前中は研究発表を見つつ,代議員総会や全体会等の打合せなど。代議員総会は無事に4つの議案が採択される。傍聴者も多かった。第20期の第1回理事会で人事発表。みなさんにさらなるご協力のお願いをする。全体会で会長挨拶。SIGセッション,シンポジウムを聞き,クロージングセレモニーへ。終了後,武藤さん@文部科学省ほかと中央線。帰仙。
JSET理事会(3/24)
東北大な1日(3/23)
JAET常任理事会(3/22)
教育データの利活用に関する有識者会議(3/22)
メディア教育論ゼミ@千葉大教育学部(3/21)
終了後は久しぶりに懇親会。楽しい時間だった。誕生日のお祝いもしてもらった。みんなありがとう。
川田君送別温泉(3/20)
あっという間の2年間。ラーニングアナリティクスに関する研究は,肝心の学習データの取得の倫理的な検討に大きな壁があり,なかなかの苦労をすることになってしまった。高等教育では自分の取り柄は十分に発揮できない。同じ苦労するなら初等中等教育の分野で連携研究をしようという判断で,内田洋行+緒方研究室@京都大との共同研究や,つくば市+東京書籍+Lentranceとの共同研究,Googleとのデータ利活用研究,小崎先生@奈良教育大との科研研究,そしてぼく自身の挑戦的研究(萌芽)の科研研究との組合せで,2年間でラーニングアナリティクス研究の最初の一歩は進められたと思う。
もちろん共同研究者のみなさんのおかげだけども,これらの研究を裏方として支えてくれたのが川田君。特任助教(研究)という立場で,ぼくの研究室とラーニングアナリティクス研究センターを見事に支えてくれた。本当に頼りになる存在だった。そんな川田君を送別する企画として,長濱君が手配してくれ,秘書の立花さんも一緒にラーニングアナリティクス研究センターの4人で蔵王温泉に出かけた。車中,おいしいしゃぶしゃぶを食べながら,部屋飲みの二次会の席などで,思い出話が尽きなかった。ほんとうにいい仲間を得て,ぼくは幸せだと思った。
ありがとう,川田君。4月からの職場での活躍を期待しています。
静岡大堀田研OBによる誕生会(3/19)
終了後,孫に会いに行き,たくさん遊んでもらって帰仙。
JAEMS研究会@広島経済大(3/17)
3/17:佐藤君,手塚社長@広教と,広島経済大学へ。会場校担当の後藤君ががんばっていた。中橋会長,宇治橋副会長ほか,久しぶりの対面とあって,この学会の重鎮勢も来ていた。ハイブリッドなので,発表数や参加者数の半分以上はオンラインで,そのため会場は3つに分かれているけど人数が少なくなってしまうのが悩ましいところ。でもやっぱり対面の研究会はいいな。
今回の発表は以下の通り。
○後藤心平, 齋藤玲, 堀田龍也(2023.3)
取材と記事執筆によるメディア制作活動が大学生のメディア特性の理解を促す効果の検討
日本教育メディア学会研究会論集 第54号 pp.158-165○渡邉光浩, 川田拓, 長濱澄, 三井一希, 佐藤和紀, 堀田龍也(2023.3)
児童のクラウドに関する知識を評価するルーブリックの検討と試行
日本教育メディア学会研究会論集 第54号 pp.15-20○八木澤史子, 安里基子, 堀田龍也(2023.3)
教育専門図書による学習指導案の役割および形式に関する記述についての調査
日本教育メディア学会研究会論集 第54号 pp.96-103○南條優, 佐藤和紀, 遠藤みなみ, 堀田龍也(2023.3)
教師が学習の個性化をイメージするためのマルチアングル授業映像の試作と評価
日本教育メディア学会研究会論集 第54号 pp.7-14○井澤美砂, 手塚和佳奈, 泰山裕, 佐藤和紀, 堀田龍也(2023.3)
小学校第6学年の算数科教科書における思考スキルの表出の特徴
日本教育メディア学会研究会論集 第54号 pp.166-173○中尾教子, 水谷年孝, 高橋純, 堀田龍也(2023.3)
中学校教師による授業実践を共有するためのチャットの役割の考察
日本教育メディア学会研究会論集 第54号 pp.109-114
東北大な1日(3/16)
「東北地区におけるAIMD教育の現状と展望」シンポジウムに登壇(3/16)
「GIGAスクール構想と目指す学び」として文部科学省Webサイトに(3/15)
中央教育審議会総会(3/15)
港区立麻布小へ(3/15)
三省堂へ(3/14)
東北大な1日(3/13)
3.11な週末(3/11)
2011年3月11日は,ぼくは東京の高層ビルで大地震に遭った。東京でも震度5強。とても怖かったし,その後はしばらくたいへんだった。玉川大学の研究室は古い建物だったこともあり大打撃だった。当日のブログにそれらのことが書いてある。[ 1 ] [ 2 ] [ 3 ] [ 4 ] [ 5 ]
2014年4月,東北大学に着任した。3年が経過して仙台市内は落ち着きを取り戻しつつあったように見えていたけど,暮らしてみるとさまざまな形で傷が残っていた。石巻や女川などに何度か出かけた。
あれからも何度か大きな地震があった。怖い思いもした。何度も研究室の片付けをした。
在宅勤務な1日(3/10)
東北大な1日(3/9)
中央教育審議会総会(3/8)
中教審初等中等教育分科会(3/8)
マレーシアからの国賓対応(3/7)
高森町訪問(3/5-6)
翌朝はお迎えの時間がわからず新地先生と1時間以上ロビーで待つことに。古庄先生に来ていただき,高森東学園義務教育学校へ。標高700m以上,児童生徒数40数名。4年生の国語,5年生の算数,8-9年生のたかもり学の授業を参観。どの子も実に立派で,少人数の良さを活かしながら,町教委のテーマ「自立した学習者を育てる」に向かって進んでいる様子がよくわかった。給食を食べてから町に降りて高森町役場へ。高森町教育の情報化推進協議会に参加,質問やコメントをいくつか。来年度以降の方向についての議論。終了後,佐藤教育長に送っていただき熊本空港へ。まだプレハブだったし,ラウンジも共同のため混雑していた。
天草市立本渡南小訪問(3/3)
天草・福岡へ(3/2-4)
3/3:本渡南小へ。お昼に浩二と合流。レンタカー返却。楠甫で墓参り。リップルランドで温泉。丸高。
3/4:朝から福岡へ。墓参り。新幹線で熊本へ。吉永先生ほかと一献。
研究開発学校研究協議(3/1)
キーボー島利用状況(2/末)

昨年度,登録者が85万人に達したキーボー島アドベンチャー。GIGA端末の活用のための基本的なスキルの修得としてキーボード入力から始めている学校が多くなったのだと思う。
2015−2019年度の5年間は,4月の登録学校数は400校強,登録児童数は8万人程度だった。これに対して,2020年度(昨年度)は,4月の登録学校数は400校強のまま,登録児童数は9万人程度で少し増えた程度だった(年度後半にものすごく伸びたけども:コロナ)。2021年度(昨年度)は,4月の登録学校数ですでに1,200校を超え,登録児童数は約24万人。2022年度(今年度)は,4月の登録学校数で2,100校を超え,登録児童数も40万人を超え,新記録となっていた。その後,8月末の段階で登録児童数は75万人を超え,この時点での過去最高となった。
サーバや回線負荷を鑑み,今年度からはフルクラウドでのシステム運用となっている。継続して運用していただいているスズキ教育ソフトに心より感謝申し上げます。
登録学校数 4,766校
登録児童数 875,638人
1年 76,494人
2年 96,653人
3年 184,387人
4年 176,828人
5年 164,737人
6年 164,286人
令和4年度学校基本調査(確定値)によれば,全国の小学校は19,161校。現在の登録学校数は,その24.9%を占めることになる。
2020年度から全面実施となった小学校の新学習指導要領の総則には,「児童がコンピュータで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となる情報手段の基本的な操作を習得」とある。小学校でのキーボード入力学習が必須となり,そのスキルは「学習の基盤」として各教科等における深い学びを支えていく。
キーボー島がオープンしてから本日までに登録した教師数は通算45,390人,学校数は12,414校。すでに多くの学校でキーボー島アドベンチャーをご活用いただいている。ご活用いただいているみなさんに感謝すると同時に,ぜひ今後も1校でも多くの学校で活用していただきたいと願う。