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2024年12月

2024年の自己評価その4(社会貢献編)

12)政策
第12期の中央教育審議会委員の後半.初等中等教育分科会では分科会長代理,個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会でも部会長代理となった.義務教育の在り方WGの委員も継続,「出張中教審」で学びの多様化学校を2校視察したのは勉強になった.教育課程部会の委員にもなり,次期学習指導要領につながる課題の議論をした.新設されたデジタル学習基盤特別委員会では委員長,その直下のデジタル教科書推進WGでも主査となり,デジタル教科書の今と近未来を繋ぐ議論をした.次期ICT環境整備方針の在り方WGでは主査代理となり,こちらは2ndGIGA時代の端末やネットワークの現状と課題の議論をした.教育データの利活用に関する有識者会議の座長は継続.今年度は1年間で課題整理としていたが,後半にビジネスモデルの議論が入り,事務局が調整にご苦労されていた.その他,校務DXや生成AI等について意見交換をした.情報活用能力の体系的な育成については幅広に議論した.研究開発学校の委員も担当し,特に学習の基盤となる資質・能力としての情報活用能力の育成について,愛知県春日井市と宮城教育大学附属小学校に助言をした.学力調査アドバイザーも拝命した.視学官・調査官会議でワークショップを担当した.デジタル庁のピッチイベントや国立教育政策研究所のシンポジウムにも登壇した.
文部科学省による「リーディングDXスクール」は1年目の大成功を受けて2年目はさらに大きく飛躍した.企画委員長として基調講演や,指定地域の学校を委員長訪問として視察し助言等をした.夏休みの対面研修も全体をみるだけでなく登壇もした.荒川係長が獅子奮迅の活躍だった.学校情報基盤・教材課の課長は武藤課長から寺島課長にバトンタッチ.にとってもお世話になった.

13)学会
日本教育工学会(JSET)の会長任期は2期2年目(通算4年目)の最終年度だった.法人化の方も安定し,重点研究領域の拡大など研究の質の向上,経営基盤のさらなる安定,業務のデジタル化推進のほか,J-stageに未掲載の論文の掲載などを進めた.日本教育工学協会(JAET)の高橋会長,JAPET&CECの山西会長との連携も順調.日本教育情報学会では理事,日本教育メディア学会では評議員を拝命し,全国大会で基調講演を担当した.日本教育工学会では全国大会のシンポジウムやチュートリアルに登壇.教育システム情報学会の全国大会の50周年記念シンポジウム,日本教育心理学会のシンポジウム,日本家庭科教育学会のセミナー等に登壇した.

14)講演等
東京学芸大学では,ICTの教育フォーラムに登壇した.また,日本教育大学協会の大会基調講演を担当した.岐阜大学教育学部の創立150周年記念講演を依頼され岐阜で講演した.千葉大学教職大学院の公開講座も担当した.京都教育大学の講演会で基調講演を担当した.
内田洋行によるNew Education Expoでは今年も東京と大阪で基調講演を担当した.EDIXでは東京で,関西教育ICT展では大阪で講演した.JEES教育シンポジウムはハイブリッドで10周年記念講演を担当した.Googleによるセミナー,チエルマガジンセミナー,教育家庭新聞セミナー,MetaMoJi Daysなどに登壇した.
学校現場向けの講演は,母校の天草市がリーディングDXスクールに選定されたこともあり,5回の助言と講演をした.同じく熊本県の高森町に継続的に関わった.横浜市,名古屋市,京都府指導主事研修,徳島県と広島県の情報教育研究会など,お世話になった方々に招かれたものだけお引き受けして講演した.
テレビ出演等も基本的にはお断りした.日本経済新聞や朝日新聞,毎日新聞をはじめ新聞にはいくつかコメントが掲載された.そうそう,週刊文春にはヒドい目に遭った.丁寧に取材対応したのにも関わらず,断片的な事実を適当に組み合わせて自分たちのストーリーに入れ込み,関係者に無駄な心配をおかけした.幸い,関係の近い多くの人たちはぼくの普段の姿勢を理解してくれていること,手続きはすべて正当に行われてのことであることなどを承知してくれているので,笑いながら応援してくれたことが心強かった.

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2024年の自己評価その3(本務編)

8)ゼミ
メディア教育論ゼミからは,2024年3月にナベが博士号を取得し,ゼミ出身の博士号取得が16人となった.16人目のナベはちょうど南九州大学に異動し,地元で教員養成に深く関われることになった.16人全員が大学教員になってくれたのはぼくにとって大きな誇りだ.
メディア教育論ゼミは,大学院生がいないゼミとなった.それでも2ヶ月に1度のオンラインゼミは継続した.OB・OGが毎回参加してくれている.これからも定期的に続けて行くつもりだ.
山形県河北町で行う恒例の夏合宿は,温泉宿貸切で大いに盛り上がった.槇さんご夫妻にたいへんお世話になった.
来年になると,東京学芸大学教職大学院の院生として現職から2人が進学してくる.メディア教育論ゼミの新しい形がスタートすることになる.

9)講義
東京学芸大学では,前期は博士後期課程の「教育DX研究」を担当した.また,全修士院生に対してオムニバスの「先端型教育研究開発」を登本さんのリードで担当した.後期は修士課程(教育AIプログラム)の「教育未来構想論」を担当した.選択科目なのに履修生はなかなか多かった.
その他,夏季オンライン集中講義「授業実践研究」も担当.正規履修生14人に,科目等履修生45人というオンライン講義だった.履修者はとても優秀だったので講義が盛り上がった.八木澤さんや泰山君,ほった君や稲木君,手塚さん,曽根原さん,田中さんに講義を手伝ってもらった.

10)学内業務
学長特別補佐として月1回の部局長会議に出席した.教職大学院の教授会はもちろん,DX推進本部会議や入試判定等の会議にも出席した.先端教育人材育成推進機構の本部会議は隔週で実施,戦略会議としてとても勉強になった.
TES(Tokyo Education Show)のアドバイスと登壇をした.TESは今年も大成功だった.田﨑君や鈴ちゃんほか学生スタッフに感心した.
研究室運営では,秘書(事務補佐)として来ていただいた原さんの献身的な大活躍のおかげで,たいへん順調だった.原さんには心より感謝申し上げたい.

11)海外出張
海外出張はたった2回だった.9月にクアラルンプールに行き,マレーシアの教育大臣と懇談した.緊張もしたけど良い勉強になった.11月にソウルの企業との先端技術の打合せと学校視察のために韓国に出張した.出張じゃないけど,結婚式でバリ島に初めて行った.

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2024年の自己評価その2(研究編)

1)査読論文
査読付き論文(採録決定含む)は,英文ジャーナルに3編(昨年も3編)が掲載された.和文誌は,日本教育工学会論文誌のショートレターに12編(昨年は10編),教育メディア研究に1編,教育情報研究に1編,読書科学に1編の合計15編が採録となった.
その他,大学や学会の紀要には8編が採録となった.査読無し論文としては,全国家庭科教育協議会の巻頭言や,広島大学附属小学校の機関誌,中等教育資料,視聴覚教育,日本語学などに掲載された.

2)査読付き国際学会発表
ぼくはシンガポールに同行できなかったが,柴田先生と田島先生がファーストオーサーになり,ED-MEDIAに2編発表.宮西さんが難関国際会議のLAKに1編発表.齊藤君とALEX君がICoMEに2編発表.槇さんが数学教育の国際会議ICMEで1編発表.八木澤さんがLTLEに1編,ナベがIDDCに1編の合計8編(昨年は7編)が掲載された.

3)研究報告
日本教育工学会研究会に10本,日本教育メディア研究会論集に2本,情報処理学会CE研に1本の計13本(昨年は計17本)の研究発表となった.研究会もほぼオンラインから対面に戻り,一部はぼくも時々参加した.

4)国内学会発表
日本教育工学会の春季大会に9本,同秋季大会に8本,日本教育メディア学会に5本,日本教育情報学会に1本,日本産業技術教育学会に1本,全日本教育工学研究協議会に3本,全国算数・数学教育研究大会に1本の計28本(昨年は42本)の全国大会での発表となった.

5)著書
企画から監修や編著を担当したものが2冊,分担執筆が1冊の合計3冊(昨年度は9冊)だった.その他,日経BP「教育とICT」,チエル「チエルマガジン」,ジアース教育新社「文部科学教育通信」,スズキ教育ソフト「キューブランド」,JEES「wutan」などに掲載された.

6)文部科学省科学研究費補助金
文部科学省科学研究費補助金は,基盤研究(B)が1件,挑戦的研究(萌芽)が1本の研究代表者として継続年度となった.研究分担者として基盤研究(B)が1件,基盤研究(C)が7件だった.

7)共同研究等
広島教販とはNetモラル教材関連,チエルとはデジタル教材やマガジン等,スズキ教育ソフトとはキーボー島アドベンチャーやタブレット教材,教育同人社とは今後の教材の在り方,MetaMoJiとはデジタルノートの研究,教育出版や三省堂とはデジタル教科書等の共同研究が進行した.いずれも東京学芸大学と共同研究の手続きをした.
東京書籍やLentranceとはつくば市教育委員会と連携してデジタル教科書の学習ログ分析についての大きな研究は順調に進んでいるが,こちらは主に東北大学大学院情報科学研究科長濱研究室が中心となった.同じく東京書籍やLentranceとは港区教育委員会と連携してデジタル教科書とNHK for Schoolを自動リンクする研究も進んでおり,学会発表も終わり,査読論文の執筆に入っている.

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2024年の自己評価その1(総論編)

毎年の恒例に従い,2024年の1年間を何回かに分けて振り返ってみる.
2024年は還暦を迎えた年だった.そして東北大学大学院情報科学研究科から,母校でもある東京学芸大学教職大学院に移籍した年だった.そういう意味では大きな転機の1年となった.
東北大学には,これまでに自分が在籍したあらゆる勤務先の中で最長記録の10年も勤務した.九州生まれのぼくが仙台に10年も住むなんて,想像もできないことだった.教授を務めた情報リテラシー論分野には,優秀な長濱准教授や秘書の立花さんがいてくれたおかげで,働きやすい環境だった.東北大学自体は,いよいよ国際卓越研究大学に選定され大いに飛躍するタイミングだったから,多くの人に「なんで異動するの?」といぶかしがられた.
理由は単純.50歳になる区切りに「後進を育てる(=実践研究者に博士号をとってもらう)」というミッションを自分に課して東北大学に着任したのが10年前.10年経過し,16名の学位取得に深く関わることができ,このミッションはひとまずクリアと判断した.60歳になる区切りに次のミッションを考えた時,1つは教員養成大学,とりわけ母校の逆境に何とか貢献したいという思いになったこと.もう1つは次期学習指導要領の策定にあたるこれから数年は都内に住んでいた方が貢献しやすいだろうということ.この2つが理由のすべてだ.
結果として,東北大学の業務はすべて完了させて完全移籍となった.専攻長の業務も終わり,ラーニングアナリティクス研究センターやGoogle学習先端技術講座も任期満了でクローズした.クロスアポイントメントの制度により,母校である東京学芸大学大学院教育学研究科(教育AIプログラム)の教授は先に3年間務めていたし,すでに学長特別補佐の役割もいただいていた.完全移籍により,大きな役割である先端教育人材育成推進機構の本部委員や教員養成フラッグシップ大学の対応などにも集中できることとなった.正式な所属・職位は,東京学芸大学教職大学院(教育学研究科教育実践専門職高度化専攻)・教授と,東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科教育方法論講座・教授であり,学長特別補佐にも指名された.文部科学省初等中等教育の視学委員,国立教育政策研究所の上席フェロー,信州大学特任教授(教育学部附属次世代型学び研究開発センター)の業務は継続となった.学内では大切にしていただいている.
都内に越したこともあり,中央教育審議会をはじめ文部科学省関連の業務は増加したが,往復の新幹線の苦労が無くなり,ほぼ毎日自宅に帰れるのがありがたい.講演等は250ほど断ったにも関わらず,やはり今年も出張等が多過ぎた.還暦を迎えて体力の衰えは著しく,特に忙しかった秋以降は,10月から3ヶ月連続で発熱で数日倒れるという情けない状態.来年度はこれまで以上に講演等は厳選せざるを得ない.不義理を先にお詫びしておきたい.

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インフルエンザな御用納め(12/26-12/30)

12/26は研究室の御用納めとしていた日だった.インフルエンザのため在宅に.本来はぼくが研究室にいる日だということで,信州大佐藤研の学生・院生やOBOG,その他堀田研関係者が来研し,書籍を眺める日(定員10名)という予定だった.原さんが早くから対応してくれ,ぼくは不在だけど予定は決行.みんなの楽しそうな様子がチャットスペースから伝わってきた.タミフルが効いて体調のいい時間に何度かチャットでかまうなど.諮問等に関するメールやりとり.弔電.年末の家族集合のキャンセル手続き等.このタイミングでインフルエンザはキツいなぁ.
翌日はタミフルが効いている間は体調はマシに.本来であれば,広島教販と共同研究しているチームが年末に集まる恒例の尾道会議に参加する予定だった.メール片付け.講演依頼の日程が合わずお断りするなど.尾道会議に参加するメンバーや準備してくれた広教のみんなにメッセージスライドを作成.チャットで様子を見るも限界があり申し訳ない気持ちに.文部科学省から中期的な日程調整が来て日程確保.メディア・リテラシー教育についての熱い議論など.文部科学省教科書課の資料確認.ボーッとしてしまい寝る.
その後,日に日に快復へ.いろいろキャンセルになった分,休み休みたまった仕事を片付けるチャンスと考えて,ぼちぼちいろんな雑用を.スケジュールの見通しの確認や調整.論文添削.学会発表予稿アドバイス.リフレクションにコメントなど.丸5日かかってようやく全快かな.ここから48時間は慎重な行動をということだけど.

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中教審総会(12/25)

文部科学省へ.早めに到着.総会なので会場には次官,文部科学審議官,局長,官房審議官,関係課長等がずらり.荒瀬会長,日比谷元ICU学長,貞廣先生や戸ヶ﨑先生ほかにご挨拶.諮問があるということでマスコミも多数.阿部大臣は訪中ということで副大臣と政務官がいらっしゃって総会スタート.「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について」「多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成を加速するための方策について」という2つの諮問が荒瀬会長と武部副大臣の間で手交.その後,それぞれの担当局長から諮問内容の説明,ディスカッション.ぼくは教育課程の充実を支える職場環境についてDXの観点から意見を述べた.その後,高等教育の答申案が検討されて終了.
終了後,教育課程課の武藤課長ほか関係者と算数・数学教育についての意見交換.ディスカッションを終えて電車に乗っているうちに強い悪寒.いったん帰宅後,熱を測ると39.0度.内科に予約を取りに行き,1時間後に診察してもらう.検査の結果,コロナは陰性,インフルエンザA型が陽性という判定.点滴.病院も薬局も同様の患者で激混みだった.フラフラで帰宅して休む.

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学芸大な1日(12/24)

クリスマスイブ.少し遅めに出勤.晴天で気持ちがいい.オンラインで中央教育審議会総会の事前レク.2つの諮問の概要について.高等教育改革の答申案について.原さんとお昼.オンラインで経済広報センター打合せ.1月の日韓教員交流でのブレックファストミーティングでの講演について.教育家庭新聞にJSET会長としての挨拶文を書いて送る.時間が来て本部棟へ.先端機構本部会議.教員養成大学の今後の在り方についてのディスカッション.修士課程「教育未来構想論」はクリスマスイブなのでオンデマンドで.帰宅後,なんか喉がイガイガするし,風邪かもなと思って寝る.

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文部科学省へ(12/23)

午前中はオンラインで「全国的な学力調査に関する専門家会議」の傍聴.CBTについての期待と不安を考える.午後は某審査およびメール片付け.原稿書きまでは手が回らず.文部科学省へ.情報活用能力調査に関するディスカッション.終了後は懇親会.

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東京学芸大学教育フォーラム2024(12/22)

朝はゆっくりめに出勤.中央線が少し遅延したけど,東京学芸大学のS棟へ.木村先生,加藤先生にご挨拶.遠藤先生とはオンラインばかりだったので対面では初対面.プレセミナーでは木村先生と小池君@附属小金井小のプレゼンを聞く.教育フォーラム開始後は,実践2つごとに1回価値付けのコメントをする役.都合2回の出番.基調講演は遠藤先生で,生成AIの現実のデモや数年後の未来予測がたいへん勉強になった.終了後は関係者にご挨拶して吉祥寺へ.ドイツビールとソーセージを堪能.

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AI時代の先生を考えるセミナー(12/21)

新川の内田洋行へ.「「AI時代の先生を考える」~ロボット教師はナンセンス~」セミナーへ.このセミナーは,東京財団政策研究所「AI時代の先生」と内田洋行教育総合研究所が合同で取り組む第2回イベントとのこと.控室で久しぶりに井出先生(元杉並区教育長)とお会いする.井出先生はぼくが教員採用試験に落ちて浪人中からかまってくれた恩人.
大久保社長のご挨拶の後,安西祐一郎先生の御講演に続いてぼくが講演.恐縮.その後,元読売新聞社の松本さんの進行で安西先生と対談.休憩後はワークショップで何度かコメントする役.会場参加者は100名ほど,オンライン配信は無しということで,大学時代のゼミの同級生や後輩を含め,現地に懐かしい面々がたくさん来てくれた.終了後,志儀さんと打合せ後に解散.

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中教審デジタル教科書推進WGほか(12/20)

午前中は初等中等教育段階における生成AIの利活用に関する検討会議をオンラインで傍聴.ガイドラインが座長預かりに.1週間ほどで発出かな.いい議論だった.お昼を食べて文部科学省へ.高校参事官室に行き,DXハイスクールについての情報共有.教科書課で打合せ.中央教育審議会 初等中等教育分科会 デジタル学習基盤特別委員会 デジタル教科書推進WG.オンラインも含め4名の方の専門的なプレゼンをうかがってからディスカッション.紙かデジタルかという話が目的ではなく,大目標である子供一人一人が選びやすくなり学びやすくなる学習環境としての教科書の在り方の議論だということに回帰し,良い議論になった.主査として最後に一言,制度は容易には変えられないが,少し遠くを見て検討していくことが急がれることを抑えた.
終了後は学校情報基盤・教材課との打合せ.1/7(火)夕刻の田村学主任視学官との対談について.方向感が揃った.お楽しみに.

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教育データの利活用に関する有識者会議(12/19)

朝の満員電車で文部科学省へ.教育DX推進室でした打合せ.教育データの利活用に関する有識者会議.茂里局長にご挨拶.今期7回目の会議では中間まとめ(案)を審議.文部科学省の所掌として検討することが難しい意見もあり,しかし重要でもあり,悩ましいところ.午後はオンラインでムーンショット打合せ2回.

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学芸大な1日(12/18)

いつもの時間に出勤.書類片付け.オンラインでGoogleと打合せ.部局長会議.早めに終わってメール片付け.久しぶりに原さんとお昼.教育同人社のプロジェクトメンバーが来研,今後の教材のあり方についてのディスカッション.松井さん@高橋研内地留学生ほか2名が来研,近況の共有.教職大学院の教授会.金子先生@インキュベーションセンター来研,打合せ.

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在宅勤務な1日(12/17)

出先から戻って宅配便対応.講義準備.文部科学省メール対応.諸日程調整.6限はオンラインで修士課程「教育未来構想論」の講義.これまでの学びを振り返る作業.原稿書きは終わらず.

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富山大学で山西先生主催のセミナー(12/14)

深井先生にお迎えに来ていただいて富山大学へ.山西研究室でChang先生@台湾にご挨拶.久しぶりに菊池さんや小坂さん,黒田先生と会う.お弁当をいただき,スライドを作成.山西先生主催の今日のセミナーは,ぼくの還暦祝いセミナーというタイトルもついており,ありがたい限り.40分の講演,その後の意見交換を担当.終了後は駅前の居酒屋でお祝い会.高橋と2次会.

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高岡市立野村小訪問(12/13)

宮崎校長に送ってもらい高岡市立野村小学校へ.中山校長とご挨拶.5校時に1年生と5年生の研究授業を先生方と参観.その後に慌ててスライドを作成し,先生方のディスカッション中に仕上げる.先生たちは授業参観中からチャットで情報共有をし,リフレクションの共有のあとにディスカッションをしていて,研修DXが進んでいることに感心した.2つの授業はいずれも努力と工夫を感じさせるものだったし,そのことをコメントした.
夜は山西先生の行きつけのお店でカニをいただく.

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小矢部市立津沢小訪問(12/13)

朝一で長野駅を出て富山駅へ.宮崎校長にお迎えに来てもらい,車中で情報共有をしてもらいながら,小矢部市立津沢小学校へ.3校時と4校時の授業を全学級参観.それぞれの先生方がていねいに御指導されていることがよくわかった.給食をいただきながら宮崎校長・遠藤教頭とディスカッション.忙しい時期に訪問させてもらいありがとうございます.学校のブログへの掲載はこちら

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須坂市立東中(12/12)

朝早くに佐藤君に迎えに来てもらって須坂市立東中学校へ.リーディングDXスクールの委員長訪問.公開研を何度も重ねているこの学校は,インフルエンザで学級閉鎖がありながらも2学級公開,1学級オンライン公開,1学級は閉鎖.自由進度学習を指向した取り組みは,どれもすばらしかった.国語×美術の合科による鑑賞の授業,社会科公民分野におけるワークシートの粗密さで足場掛けする自由進度学習を指向した実践,理科における個別実験を指向したていねいな進捗確認が伴った実践,いずれもたいへん優れた実践だった.その後,佐藤君の講演を拝聴.授業の場面を適切に広い上げて価値付けする講演で安心して聞くことができた.

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泰山科研で中京大へ(12/11)

早起きして東京駅へ.新幹線で名古屋,鶴舞乗換で八事駅.泰山君と小島さんに出迎えてもらいお昼はトンカツ.美味しかった.中京大学は都心型キャンパスだった.泰山研で打合せ.久野教授とご挨拶.黒上さんも合流して泰山科研の打合せ.思考スキルの守備範囲,その習得,習熟および発揮の支援教材やカリキュラム開発,探究的な学びや個別最適な学びの原理的な議論.いい議論になった.終了後は名古屋駅に出て4人で食事会.ぼくは特急しなので長野入り.夜遅くにチェックイン.

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学芸大な1日(12/10)

文部科学省が長引いたため,ギリギリに大学に到着.先端機構本部会議.前後に連合大学院の議論など.研究室へ.八木澤さん来研.メール等片付ける暇も無く研究打合せ.曽根原さん,田中さん来研.6限「教育未来構想論」の講義会場へ.今日は田中先生(萌ちゃん)による小学校プログラミング教育のワークショップ.小学生にプログラミング教育をするのはなぜだろうかというディスカッション.終了後はいつもの寿司屋で堀田研忘年会.

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文部科学省へ(12/10)

朝から文部科学省へ.ちょうど出勤時刻でエレベータが混雑.学力調査室と分析見通しの打合せ.教育DX推進室と教育データの有識者会議のまとめ方のディスカッション.学校デジタル化PTとデジタル学習基盤特別委員会の今後についてのディスカッション.最後は教科書課と次回のデジタル教科書推進WGの打合せ.そそくさと文部科学省から退散.

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学芸大な1日(12/9)

朝は両国で定期健診.薬局に寄ってお昼ご飯.電車で乗り過ごし国分寺へ.研究室に到着後,郵便物の片付け.ストリートスマート社とオンライン会議.自転車で本部に行き國分学長と打合せ.研究室に戻って信州のリンゴをいただく.おいしかった.5限は「教科横断型情報教育とICT活用における教材作りB」の講義.情報教育サブプログラムの3人の院生たちがしっかり学んでくれた.ぼくの担当は今日でおしまい,登本先生が来研.文部科学省へのメールを送って,一緒に国分寺へ.夜はプロジェクト忘年会.遅くに帰宅.

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日本教育技術学会シンポジウムに登壇(12/8)

朝から旗の台の昭和大学へ.日本教育技術学会.対面とオンラインのハイブリッド開催で500名もの参加があった.向山洋一先生にご挨拶.懐かしい面々とも久しぶりに話す.林先生の模擬授業はなかなかのもので,これまでの一斉授業における教育技術と1人1台情報端末でクラウドによる他者参照の融合が見事だった.高橋君の講演のあと,高橋君,谷先生,長谷川先生と4人でシンポジウム.教師のもつ教育技術から学習者が身に付けるべき学習技術への移転をどうするかという大きな問いの中での議論だった.ぼくは44年前の資料をもとに,個々の児童の状態把握を鮮明にし,教師が「学ばせたいこと」を明瞭に理解していることの重要性を指摘した.立食の懇親会に参加し,若松君@京都教育大附属桃山小,蓑手先生@HILLOCK,松尾先生@千葉,尾形君@宝仙学園小などとも話ができた.

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在宅勤務な週末(12/7)

ゆっくり寝ようと思っていたけど,そんな日に限って早起き.たまったメールを片付け,スケジュールの調整をし,その後は1日原稿書き.
体調もあってJSET研究会@岩手県立大学には参加できなかったが,遠藤が連名で以下の発表した.
遠藤みなみ, 大久保紀一朗, 佐藤和紀, 堀田龍也(2024.12)
中学校国語科において個別学習・グループ学習で生徒が動画コンテンツを使用する際の学習方略の調査
日本教育工学会研究報告集 JSET24-4 pp.56-59

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玖珠町へ(12/4-6)

12/4:朝早くに朝食を食べてチェックアウト.7時台の新幹線で博多へ.ゆふ号に乗り換えて豊後森へ.車内はほぼ韓国人だった.衛藤室長にお迎えに来ていただき,想夫恋で焼きそば.玖珠町立森中央小学校へ.穴井校長にさまざまにご案内をいただく.新保先生も一緒に主に5年・6年の授業を参観し,意見交換.ぼくは中座して玖珠町立くす若草小中学校へ.ここはいわゆる学びの多様化学校(不登校特例校).子供たちののびのびした学びの姿を拝見.出席率は8割.なぜこの子供たちが学校に行けなくなったのだろうかと考えると,無意識な同調圧力の存在を無視できないと思った.スクールバスを見送り,先生方に挨拶して退校.ホテルにチェックインし,温泉に入って,夜は町教委関係者,視察に来ていた石川県能美市や熊本県天草市の面々も交えて懇親会.
12/5:水谷先生,新保先生とともに玖珠町立塚脇小学校へ.平原校長にご案内いただき,3校時・4校時を参観.給食をいただきながら午後の打合せ.5校時は4つの公開授業.冷え込む中,体育館で全体会.ぼくは35分間の講演を担当.受講者は120名+オンラインで120名ほどとのこと.文部科学省から担当の荒川係長も見てくれていた.終了後,ホテルで温泉に入ってから,夜は塚脇小とくす星翔中の先生方を中心とした懇親会.先生たちと授業のことについてたくさん議論した.佐藤校長ほかと二次会へ.盛り上がった.
12/6:朝から河村指導主事に日田バスセンターまで送ってもらい,高速バスで福岡空港へ.ラーメン滑走路とラウンジ.飛行機は定時運航.羽田空港から帰宅.

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赤磐市立軽部小訪問(12/3)

早朝に自宅を出て東京駅から新幹線.赤磐市立軽部小学校へ.関係者がみんな揃ったところで給食をいただきながら片山校長の学校経営の方針をうかがう.5校時・6校時は授業参観.先生たちがていねいに子供たちの学びを支援している様子がよくわかった.プロジェクトメンバーと,教材のこれからのあり方や指導法のあり方についてディスカッション.夜は岡山駅近くで関係者のみなさんと一献.ここでも教材の議論が深まった.

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学芸大な1日(12/2)

いつもの時刻に出勤.とはいえ,先週は発熱でダウンして在宅勤務にしたので,研究室には久しぶり.原さんのおかげでいつも快適.たまった書類とか対応.加藤研の大学院生がデジタル教科書研究のことで相談に来て対応.東京大学大学院教育学研究科の大学院生が政策立案のプロセスについての研究のことで相談に来て対応.お昼を食べる時間も短く,そのまま文部科学省とオンラインで情報活用能力の打合せ.連続してオンラインで学力調査室と打合せ.細田先生@東北大と打合せ.少し時間ができて原稿を書こうと思ったけど雑務で手が回らず.産経新聞の記事確認.教職大学院「教科横断型情報教育とICT活用における教材作りB」を対面で実施.院生たちみんな優秀だなー.残務が終わらず残業.

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キーボー島利用状況(11/末)

Kbキーボー島アドベンチャーの20年目,2024年11月末付の状況についてスズキ教育ソフトから連絡があった。

一昨年度,昨年度と,登録者が87万人を超えたキーボー島アドベンチャー。GIGA端末の活用のための基本的なスキルの修得としてキーボード入力が根付いた証拠なのだと思う。

継続して運用していただいているスズキ教育ソフトに心より感謝申し上げます。

登録学校数 4,387校
登録児童数 804,314人

1年 71,722人
2年 94,167人
3年 178,085人
4年 164,407人
5年 147,870人
6年 139,645人

令和6年度学校基本調査(速報値)によれば,全国の小学校は18,824校。今年度の現段階の登録学校数は,その23.3%を占めることになる。
2020年度から全面実施となった小学校の新学習指導要領の総則には,「児童がコンピュータで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となる情報手段の基本的な操作を習得」とある。小学校でのキーボード入力学習が必須となり,そのスキルは「学習の基盤」として各教科等における深い学びを支えていく。
キーボー島がオープンしてから本日までに登録した教師数は通算56,033人,学校数は14,201校。すでに多くの学校でキーボー島アドベンチャーをご活用いただいている。ご活用いただいているみなさんに感謝すると同時に,ぜひ今後も1校でも多くの学校で活用していただきたいと願う。

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第94回メディア教育論ゼミ(12/1)

2ヶ月に1度の恒例のメディア教育論ゼミ.6名がオンラインで参加.各メンバーの最近の研究の様子,業務の進捗についての報告.それぞれの個性が明確になってきていい感じ.ゼミ記録はこちら
終了後は産経新聞の電話取材の対応.夜は玉川大学教職大学院の当時の院生たちとの懇親会@新宿三丁目.楽しい時間となった.

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名古屋市シンポジウム(11/30)

朝から東京駅.新幹線で名古屋へ.名古屋市立中央高校で行われる名古屋市シンポジウムに参加.坪田教育長はじめ,畑生課長や武藤担当課長ほかみなさまにお迎えいただく.1週間前の選挙で当選された広沢名古屋市長ほか副市長,教育委員等と懇談.そのまま講演を聴いていただいた.講演はホールで45分,市民が3割,教員が6割といったところか.講演の後はパネルディスカッションに登壇,回答役?を担当.終了後は市教委のみなさんと一献.みなさんの前向きな取り組みや一体感を感じる.名古屋駅まで歩き,見送っていただき,新幹線で帰京.

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宝仙学園小公開研(11/29)

午前中は自宅で学芸大のプロジェクト会議にオンラインで参加.中座して宝仙学園小学校へ.定刻に到着するも,どこに行けばいいかわからず,澁谷さん@ロイロに救出されてしまう.控室で講師陣と名刺交換,お弁当を食べながら打合せ.5校時に講師陣による授業4本,6校時に同校の先生方による授業5本を,たくさんの参観者がいて混雑の中で割り込みながら観て回る.控室に戻ってスライドに組み込み,そのまま講演.それからシンポジウムに登壇.さらに「宝仙×探究」の分科会でコメント役.いい公開研だった.終了後は懇親会に参加.

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