海外出張

2024年の自己評価その3(本務編)

8)ゼミ
メディア教育論ゼミからは,2024年3月にナベが博士号を取得し,ゼミ出身の博士号取得が16人となった.16人目のナベはちょうど南九州大学に異動し,地元で教員養成に深く関われることになった.16人全員が大学教員になってくれたのはぼくにとって大きな誇りだ.
メディア教育論ゼミは,大学院生がいないゼミとなった.それでも2ヶ月に1度のオンラインゼミは継続した.OB・OGが毎回参加してくれている.これからも定期的に続けて行くつもりだ.
山形県河北町で行う恒例の夏合宿は,温泉宿貸切で大いに盛り上がった.槇さんご夫妻にたいへんお世話になった.
来年になると,東京学芸大学教職大学院の院生として現職から2人が進学してくる.メディア教育論ゼミの新しい形がスタートすることになる.

9)講義
東京学芸大学では,前期は博士後期課程の「教育DX研究」を担当した.また,全修士院生に対してオムニバスの「先端型教育研究開発」を登本さんのリードで担当した.後期は修士課程(教育AIプログラム)の「教育未来構想論」を担当した.選択科目なのに履修生はなかなか多かった.
その他,夏季オンライン集中講義「授業実践研究」も担当.正規履修生14人に,科目等履修生45人というオンライン講義だった.履修者はとても優秀だったので講義が盛り上がった.八木澤さんや泰山君,ほった君や稲木君,手塚さん,曽根原さん,田中さんに講義を手伝ってもらった.

10)学内業務
学長特別補佐として月1回の部局長会議に出席した.教職大学院の教授会はもちろん,DX推進本部会議や入試判定等の会議にも出席した.先端教育人材育成推進機構の本部会議は隔週で実施,戦略会議としてとても勉強になった.
TES(Tokyo Education Show)のアドバイスと登壇をした.TESは今年も大成功だった.田﨑君や鈴ちゃんほか学生スタッフに感心した.
研究室運営では,秘書(事務補佐)として来ていただいた原さんの献身的な大活躍のおかげで,たいへん順調だった.原さんには心より感謝申し上げたい.

11)海外出張
海外出張はたった2回だった.9月にクアラルンプールに行き,マレーシアの教育大臣と懇談した.緊張もしたけど良い勉強になった.11月にソウルの企業との先端技術の打合せと学校視察のために韓国に出張した.出張じゃないけど,結婚式でバリ島に初めて行った.

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ソウル出張(10/29-31)

10/29:早朝に自宅を出て羽田空港へ.今回は国際線だけど第3ターミナルではなく第2ターミナルから出発.手続きをして金浦国際空港へ.昨年同様,チエル社の川居会長・前田取締役に繋いでもらい,現地のNoaSystemsのKeum社長を加えて道中はさまざまな議論.まずは大好きなプデチゲを食べてから,ネットセキュリティのトレンド技術を持っている企業のSecureLink社へ.ゼロトラスト時代の暗号化やセキュリティの技術について説明を受け,たいへん勉強になった.夕飯のホルモンがいつものように美味しかった.早めにホテルに戻って爆睡.
10/30:朝は少し寝坊.ホテルでメール対応.京畿道まで車で2時間弱.お昼のチゲうどんを食べてから,Yang Dong High Schoolを訪問。郊外の私立高校.校長先生,教頭先生,併設の私立中学校の先生方に御説明.御案内いただく.調理技術と美容技術を学ぶ専門高校.実習室にもICTは完備していた.デジタル教科書は英語のみ,来年度(3月スタート)からは国語・数学・情報もデジタル教科書になるとのこと.日本でも専門高校を訪問すると,とてもすばらしい設備と,そこで早くから意志を持って進学した生徒の真剣な学びの姿を見ることが多いが,この学校もまさにそうだった.韓国料理,中華料理,西洋料理やパン,バリスタなど,さまざまな学ぶコーナーがあったし,美容についてもネイルをはじめ専門的で体験的な学びが展開されていた.この日も同行しているみなさんと今後のネットワークアセスメントについて議論し,良い勉強になった.夜は焼肉を食べて一献.
10/31:朝食を食べてチェックアウト.Keum社長と構内(校内)ネットワークの最適化の技術トレンドについてディスカッションしながら金浦国際空港へ.そういえば昨年はANAの機材故障で日本から機材が来るまで8時間ぐらい待たされたことを思い出す.おかげでラウンジでNewJeansと会えたけど.今回は手荷物で引っかかって預け直したりするなどはあったが順調.

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クアラルンプール出張(9/11-14)

9/11:前夜のうちに羽田空港へ.ラウンジでシャワー,食事,仕事.飛行機は定刻を40分ほど遅れて出発.夜行便.3時間ほど寝る.早朝にクアラルンプール国際空港に到着.お迎えの車に乗ってホテルへ.朝のうちにチェックインできて安堵.部屋で少し休む.お昼は同行のメンバーと合流し,日程等の確認.部屋で仕事.プレゼン準備.遅くなって就寝.
9/12:早朝にホテルを出発.50分ほどかけて空港近くのホテルへ.レストランの奥の会議室に通される.Fadhlina Binti Sidek教育大臣をお待ちする.大臣はたいへんクレバーな方だった.日本のGIGAについて,コンセプトや経緯,整備状況,予算,実状等についてお話しする.同席された教育省幹部の官僚のみなさんからもたくさんの質問をいただき,良い議論ができた.DELIMaは注目に値すると思った.クアラルンプールに戻り,SMT Kuala Lumpurを訪問.ここは日本でいえば工業高校あるいは高専という感じ.1人1台を一部で実現し,STEM教育を実施していた.熱心な学びの姿に感動した.その後,SMA MAIWP KLを訪問.ここはイスラム教の宗教学校.イスラム法の勉強にPadletが使われていた.長い1日が終わって夕飯にマレーシア料理.
m_202409161403019/13:Spectrum International Schoolへ.ここはインターナショナルスクール.ここでも新しいタイプの授業に挑戦していた.高1の生徒たちにSTEM教育について講演.通訳のイスラミさんに感謝.スクールランチを食べて退散.午後はGoogleマレーシアのオフィスへ.夕飯はイタリアン.
9/14:午前中に空港に移動.ラウンジでお昼を食べて時間調整.羽田便は定刻に出発.機内で少し昼寝.30分ほど早く到着したものの,羽田空港が混雑していてゲートインは定刻に.Wi-Fiを返却してから帰宅.学会からの海外出張で身体がキツかった.

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2023年の自己評価その3(本務編)

8)ゼミ
メディア教育論ゼミからは,2023年3月に中川さんが博士号を取得した。これでメディア教育論ゼミ出身の博士号取得は15人となった。2024年3月には,ナベが博士号取得予定。ゼミをスタートさせて9年,OB・OGが参加してくれるオンラインでのゼミもすっかり定着している。
山形県河北町で予定していた夏合宿は,昨年はコロナ禍で間際にオンライン開催に舵を切ったものの,今年はとうとう対面で実施でき,温泉宿貸切で大いに盛り上がった。槇さんご夫妻にたいへんお世話になった。共同研究にもつながった。
2023年もOB・OGが大学に転身した。村井さんが昭和女子大学人間社会学部に准教授として,小田さんが麗澤大学外国語学部に准教授として着任した。槇さんは東京理科大学に,荒木さんは社会構想大学院大学に,大久保君は京都教育大学に移籍した。

9)講義
東北大学大学院情報科学研究科では,前期に「情報リテラシー論」を長濱君と担当した。専門外の院生も多かったが,とても熱心でいい講義になった。「人文情報科学概論」の一部をオンラインで担当した。後期は新設の「学習データ分析論」を長濱君が担当,一部をお手伝いした。全学教育「情報と人間・社会(高度メディア社会論)」をメディア情報学講座の先生方総動員でオムニバスで出講した。
後期には昨年に引き続き東京学芸大学大学院教育学研究科「教育未来構想論」を担当した。今年は対面を原則とした。履修者はとても優秀な院生達だったし,もぐりも受講生と同数いて盛り上がった。

10)学内業務
情報科学研究科「ラーニングアナリティクス研究センター(LARC:Learning Analytics Research Center)」が役割を終えて廃止となった。また「Google学習先端技術寄附講座(GALT:Google Donated Department for Advanced Learning Technology Research)」も契約期間が終わり閉鎖となった。これらの研究成果を公表する役割として,情報科学研究科シンポジウムに登壇した。
「情報リテラシー連続セミナー@東北大学」はオンラインで8回実施,順調に参加者数を伸ばした。

11)海外出張
2月にバンコク日本人学校の視察のためタイに,4月にロンドンで開催されるBETT参加のために英国に,5月に台北日本人学校の視察のために台湾に,7月にウィーンで開催されたED-MEDIA参加のためオーストリアに,12月にソウルの企業との先端技術の打合せと学校視察のために韓国に出張した。

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ソウルな出張(12/5-7)

12/5:羽田空港国際線(第3)ターミナルへ。手続きをして金浦国際空港へ。今回はチエル社の川居会長・前田取締役に繋いでもらい,現地のNoaSystemsのKeum社長を加えて道中はさまざまな議論。まずは大好きなプデチゲを食べてから,ネットワークアセスメントにつながる企業Opticis社へ。東工大の伊賀学長の関わりのある会社とのこと。効率良い伝送の仕組みについて説明を受ける。久しぶりにネットワーク層のレイヤーの議論に参加した。夕飯のホルモンがいつものように美味しかった。早めにホテルに戻って寝る。
12/6:朝はホテルで講義準備など。ALEXとやりとり。ソウル郊外のSeoul Haneul Elementary Schoolを訪問。校長先生に御案内いただく。児童数500名ほどの学校に,タブレットはまだ1人1台ではないものの,コンピュータ教室は2つ,AI教室が1つ,VR教室が1つと,かなりの投資だと感じる。ソウル日本人学校の近くだったことは到着してからわかったため接触はできず。この日も同行しているみなさんとネットワークアセスメントについて議論。良い勉強になった。夜は焼肉を食べて一献。
12/7:朝食を食べてチェックアウト。金浦国際空港へ。予定の飛行機が機材故障となり,3時間ほど待たされた上で飛ばないことに。羽田から1機飛ばしてその便に乗って帰国の途につくとのアナウンス。待ち時間にラウンジで明日の1限の講義対応やら原稿の校正やら。仙台には帰れないということがわかったので宿の確保。7時間半遅れで搭乗口に。結果的には8時間超の遅れで搭乗。羽田空港に到着すると真夜中。

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帰国の途へ(7/13)

早朝に起きて荷物の準備。チェックアウト後,板垣君と予約してあったUberに乗ってウィーン国際空港へ。長濱君・宮西さんと合流。手荷物を預け,諸手続を終え,ラウンジで朝食。搭乗直前に宮西さんがBest Poster Awardを受賞という朗報が入る。表彰式には出席できなかったけどもおめでたいことだ。フランクフルト空港では乗換に走る。ラウンジで少しだけ休んでANA便に搭乗。機内のWi-Fiやオンデマンドシステムが何度もリブートしていたが,無事に復旧してから「君の名は。」を観る。羽田空港で手荷物を受け取りつつ,ブレザーを空港に忘れる(涙)。新幹線で帰仙。

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ウィーン3日目(7/12)

朝一で板垣君と朝食を食べて,文部科学省の会議のオンライン傍聴。今日も暑い。ウィーン大学(University of Vienna)の情報科学部(Faculty of Computer Science)は,大学のメインキャンパスとは離れたところにあり,なかなかの距離。山田君@九州大や,尾崎君@大阪教育大,井上仁先生@中村学園大たちと出会う。板垣君と宮西さんのセッションでは興味深く質問してくれる人たちもいてよかった。宿に戻ってラウンジに寄って,夕飯はまた韓国料理店へ。研究発表のおつかれさま会と同時に今後の研究の方向についても確認した。
今回の発表は以下の2つ。
Yukako Miyanishi, Toru Nagahama, Taku Kawada and Tatsuya Horita(2023)
Investigating Junior High School English Digital Textbook Device Use: A Home Study Analysis of Operation Logs
Proceedings of EdMedia + Innovate Learning 2023

Shota Itagaki, Ryosuke Sato, Takashi Shibata and Tatsuya Horita
Development and Trial of a System to Measure Viewing Distance while Elementary School Students are Learning using Laptop Computer
Proceedings of EdMedia + Innovate Learning 2023

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ウィーン2日目(7/11)

早朝に起きて朝食。入試関係メールへの対応など。文部科学省対応。1日遅れで到着した板垣君が合流。ラウンジでショートレター対応。長濱君・宮西さんとも合流してホテルザッハでザッハトルテ。ホットドッグでランチ。バスでドナウ川。気温が36℃でとにかく暑い。街に戻って少し休み,夕飯はシュニッツェル。と,食べ物の話ばかりのようだけども,食べながらみっちり研究打合せができた。

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ウィーン1日目(7/10)

函館から帰仙。お昼を食べて荷物の入れ替えをして出発。新幹線で上京。羽田空港で長濱君・宮西さんと合流。チェックイン。ラウンジで研究打合せ。ミュンヘン行きに搭乗。機内では「Blue Giant」を観たりして快適に過ごしたけど,例のようにロシア上空を通れないため15時間近くかかったのはマジ疲れる。飛行機の遅延でミュンヘン空港の乗り換えの時間がなく,EUへの入国審査は長蛇の列でもうダメだと思ったところで,長濱君が見事に交渉してくれて無事に乗り継ぎ便の搭乗口に辿り着く。40分ほどのフライトでウィーン国際空港へ。空港がとても綺麗だった。預けた荷物をピックアップし,定額タクシーを交渉して市内へ。さすがに朝のホテルへのチェックインはできなかったのでメールをもらう約束をし,3人分の荷物を預けてからカフェでランチ。今回の発表の打合せと,博士後期中間発表と,投稿予定論文と,博士論文の全体を睨みつつ。チェックインしてしばらく休み,夜は韓国料理店へ。美味かったしたくさん話ができてよかった。

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台北日本人学校訪問(5/3-5)

5/3:羽田空港でWi-Fiルータを借りて,稲木君と久川君と合流。ラウンジでいろいろ話ながら朝食を食べ機内に。機内では「イチケイのカラス」を視聴。台北松山空港にお迎えに来ていただいていた高橋事務長@台北日本人学校と久しぶりの再会の握手。途中,お茶してから,マッサージ屋に。気持ち良かった。宿にチェックイン。夜は同校のコアメンバーがお迎えに来てくれて,士林夜市へ。宿に帰って稲木君・久川君とバーで反省会。
5/4:雙連朝市で朝食。台北日本人学校へ。齋藤校長にご挨拶。念願の新校舎を案内してもらう。説明する高橋事務長はとても嬉しそう。苦労したんだな。懐かしい面々にも再会。授業を参観。5校時は6年生に久川君の飛び込み授業が実現。学習過程を学ぶという授業。放課後は,この授業を中核に自主研。TJSの研究の意義,この校舎の設計意図,個別最適な学びの話。終了後も議論が盛り上がる。夜は30名ほどの打ち上げ。学び方を学ぶということとこれまでの指導法のコンフリクトについてディスカッションが尽きなかった。二次会まで行って遅くに戻る。
5/5:朝から宮川先生と朝食ディスカッション。買い物。事務長と合流してランチと少し観光。空港で稲木君・久川君の飛行機を見送り,ぼくは1本後ろの便で帰国の途へ。

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